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75話 戦いの終わり 作:こんにゃく
あの戦いから一週間が過ぎていた、シンクリスでは活気が戻り人々が何事も無かったかのように過ごしている
シンクリスの人々はあの一件で魂になっていたことは覚えていないらしくアビスという闇により世界が滅びかけたことなど気に留めるものなどいなかった
しかしそれとは別にシンクリスでは今話題となっていることがあった、それは
シンクリス民「なんだこりゃぁ?」
シンクリス民「なに!?ジョーカー様が行方知れずに!?」
シンクリス民「なんてことだ!!」
とジョーカーが行方不明になったという情報で町全体が持ちきりになっていた。それもそのはずその情報を流したのは他でもないシンクリス四王女の一人クーデリカである
町がそのような話題で盛り上がっているなかその人だかりを歩く一人の少年がいた
一騎「ふぅ…流石にすごいことになってるな…」
一騎はこの光景に感嘆の声を出していた、それは一週間前の事である。
一騎「え?」
クーデリカの発言に一騎は疑問を持った
クーデリカ「うん、だからママの事をシンクリスの人達に言うよ」
一騎「…大丈夫なのかそれ」
一騎の不安の答えは簡単だ、ジョーカーことアンナはシンクリスのトップだった存在、それが何者かに操られておりシンクリスを裏切ったなどと例えシンクリス四王女である彼女が言ったところで信じてもらえるはずがない
は?なんだこいつ…と鼻で笑われるであろう
クーデリカ「…大丈夫とは言えないかもだけど、でも少しボカシてでもこの事は言わないといけないと思うんだ」
一騎「…」
べクト「…ハート、一体どういうことなんだ?ジョーカーについてっていうのはよ」
クーデリカ「そのことは…そうだな…明日みんなあたしの家に集まれる?」
通「…お前の家っていうと…あのバカでかいビルの事か」
クーデリカ「遊姫と通はよく知ってる場所のはずだから大丈夫だけど一騎は?」
一騎「ああ、俺も大丈夫だ」
クーデリカ「そっか…それじゃあ今日は解散しようか…みんな疲れたろうし…」
するとクーデリカがフラッとする、それを見てすぐさま一騎が肩を抱き支える
クーデリカ「あ…ありがと」
一騎「…そうだな…今日は色々あった…皆、今日は疲れを取ろう…話はそれからだ」
こうして一騎達は解散し現在に至る
一騎「さてと…」
一騎はクーデリカ達が待つビルとは別に白い建物…病院に辿り着いていた、その理由は
一騎「おお、元気かこのは」
軽く手を振りながら病室に入る一騎、そこにはピンクの髪で手裏剣のようなアホ毛が特徴的な小柄な少女と黒髪でスタイル抜群の少女の二人がその部屋にいた
このは「おおいっき!」
ユキ「一騎君!」
一騎「その感じだと大丈夫そうだな」
ピンクの髪の少女このははシンクリスでの大会での途中、エクサスからの刺客『暁』により大けがを負っていた、魂にこそならなかったもの先ほどまで目を覚まさなかった
しかしそんな状況とは裏腹に元気な姿を見て一騎は安堵した
一騎「まぁ無事で何よりだ」
このは「それよりいっき…私が眠っている間にとんでもないことがあったようでござるな」
一騎「まぁな…ま、お前がいなくても俺がなんとかしてやったがな」
このは「む…私がいればいっきが手を出す前に事が終わったでござるですぅ」
ユキ「まぁまぁ…でも一騎君、本当にお疲れさま」
ユキはこのはをなだめながら一騎に言う
一騎「おう、サンキュウ、それよりこのは、お前は大丈夫なのか?」
このは「うむ、大丈夫でござるですよ、もう動けるのです」
一騎「本当か?」
一騎は心配そうにこのはを見つめる
このは「んもぅいっきは心配症でござるなぁ、大丈夫ったら大丈夫でござるよぉ」
一騎「そっか…それじゃあ来てもらえるか?」
このは「?」
一騎「ユキも、今後の話なんだ」
ユキ「!…今後の話」
このは「…分かったでござる」
今度の話と聞き二人の顔つきは真剣そのものとなった。そして二人は一騎の後を静かについていった。
そして一騎達三人は病院を後にし、シンクリスで一番巨大な建物のビルへとやってきた。
一騎「ここだ」
このは「?ここで何を…」
その時、入り口から一人の少女が出てくる、その少女はいつものピエロ衣装とは一転、可愛らしいワンピース姿で現れた。
クーデリカ「おまたせ~…」
一騎「!」
どうやら一騎は異変に気づいたらしくすぐにその少女に近づきそっと支える
一騎「クー!どうしたんだ?」
クーデリカ「あはは…ちょっとね…いろいろ準備してたから寝てなくて…」
そう言い一騎にもたれ掛かる、一騎もまたそれに答えるように肩を抱く
一騎「お前な…自分が休めって言ったのに自分が守れてないなんて…元も子も無いだろ?」
クーデリカ「ご…ごめんごめん」
このは「むぅ」
一騎と少女の光景を見てこのははつまらなそうに頬を膨らませた
ユキ「一騎君、随分と仲良くなったんだねぇ」
ユキはその光景をほほえましく見ていると、このはがユキに問いかけた
このは「あれは誰でござるか?」
ユキ「え…?あれはハートちゃんじゃないかな」
このは「ハートぉ!?」
このはが驚くの無理はない、今のハートことクーデリカはかなり清楚でこのはが知っている姿とかけ離れていた。
このは「だとしても…むぅ…仲が良すぎる気がするでござる」
確かに今の一騎達は、はたから見れば体を寄せ合ってイチャイチャしているカップルに見えなくもない
このは「…あまりいい気分はしないでござるね…なんででござろうか」
ユキ「あ…あはは」
ユキはこのはに対して苦笑いをすると
一騎「おーいこのは!ユキ!いくぞ!」
このは・ユキ「はーい『なのです』」
こうして四人は巨大なビルの中へと入っていく、そして正面にあるこれまた巨大なエレベーターに乗り込みぐんぐん上昇していく
そのエレベーターからは外の景色が見え上昇していくことを目で確認できる
一騎「うひょぉ…結構高いんだな」
クーデリカ「一騎って高いところだめだっけ?」
一騎「いや…そんなことはねぇけどここまでくると流石に怖えぇな」
クーデリカ「…」
ギュムッとクーデリカが一騎の腕にしがみつく
このは「!?」
その光景を見て、このは思わず目を丸くする
一騎「お…おい」
クーデリカ「これで怖くなくなったかな?一騎君?」
一騎「お前なぁ…」
一騎は少し照れくさそうにポリポリと頭をかいた、そしてそれを見て面白くないのはこのはである、またしても頬をプクーと膨らませておりまたユキは苦笑いをしていた
そうこうしているうちに最上階へとたどり着く、エレベーターの扉が開きそこはかなりファンタジックな内装の部屋が広がっていた
クーデリカ「ここはスペード…アリーシャちゃんの部屋だよ」
そして正面のソファーには遊姫、通、べクトがそれぞれ腰を掛けて座っている
通「よっ一騎、遅かったじゃんか」
一騎「悪いな、ちょっと病院に寄ってたから」
通「ああそうか」
通は後ろの二人(クーデリカを除く)をみて事情を察した。
通「何はともわれみんな無事で何よりってやつだ」
一騎「ん?そういや…他は?ジェイドとか…シンクリスの人達の魂が帰ってきてんだったらあいつらの魂もかえってきてるだろ?」
べクト「まぁな…あいつらの意識は確かに帰ってきてるよ」
クーデリカ「だけどねあの子たちは…他の人達とは違う吸収のされ方だったからまだ目が覚めてないんだ」
クーデリカは少し寂しいそうにそう答えた、妹たちが目を覚まさないっていうだけではない自分の手で魂を奪ってしまったメーアもいるからだ
一騎「そっか…」
一騎もそれを察したのかそれ以上はクーデリカに対して何も言わなかった
べクト「それで…お前たち二人とも…昨日は何があった…それを話すためにここに集まったんだろ?」
べクトがその空気の中話を切り出す
一騎「ああ…そうだったな…昨日俺とクーに起きた事を話させてもらう…多分これは俺達の今後を左右するかもしれねぇ」
このは「…そのような重要なことを…いっき…昨日(さくじつ)なにが?」
一騎「ああ…俺とクーは昨日、決勝でデュエルをしていた」
遊姫「うん、それは知ってる私達は見てたから」
ここでの私達とはおそらく遊姫と一緒にいるトラクリボーの事だろう
一騎「俺達は戦ってる最中衝撃の真実を知っちまった」
べクト「衝撃の真実?」
一騎「ああ…ジョーカー…シンクリスの女王アンナはエクサスと繋がっていたんだ」
『!?』
その場にいた一騎とクーデリカ以外は驚きを隠せないでいた
べクト「どういう事だ?一騎」
一騎「ジョーカーは初めからエクサスと手を組んでいたのさ」
このは「初めから?一体いつから…」
クーデリカ「2年前…シンクリスとエクサスの戦争が始まったあの日からだよ」
ユキ「どうして…!?」
一騎「それは…戦争を起こしてソロモンズを集めるため」
その場にいた全員がソロモンズという単語を聞いて顔をしかめる、全員がその言葉に因縁があり消して聞き流せる言葉ではない
通「つまり…この戦争は人為的に…しかも両者が結託して起こしたってことかよ」
一騎「ああそうだ」
その言葉を聞いてチッと舌打ちをする通、そう、通は前にエクサスにいたことがあったのだそしてキルヴィスからエクサスの惨状を聞いていたからこの真実に対していらだちを隠せなかった
通「ってことはよ…エクサスの先代王を暗殺したっていうのは」
一騎「あれは双方にとって邪魔になった存在であるエクサス先代王を殺害しそれを理由に戦争を始めるための道具に過ぎなかった…と考えるのが妥当だろう」
通「っち…ゲスが…」
べクト「…」
すると近くに座っていたべクトが考え込むように顎に手を当てていた
一騎「べクト…?」
べクト「いや…だとしたら奴らの目的はなんだ…?一体何が目的でソロモンズを?それに…キルヴィスを連れ戻した理由は一体…?」
その言葉に通が飛びつくように立ち上がった
通「キルヴィスが連れ戻された!?どういうことだ!?」
べクト「え…いや…よく分からないがちょうど一騎とハートがデュエルをしている頃、俺は会場の外にいた、そこで見たんだキルヴィスとヴァイスがデュエルをしてるのを」
通「ヴァイス…」
通には聞き覚えのある名前だった、以前ダイヤことコレットがデュエルをしていたエクサスのデュエリスト、通と互角の実力を持ち引き分けにまで持って行った猛者である
通「なんで…キルヴィスが…」
いや…おかしい話ではない、元々キルヴィスと通にはエクサスから捕縛命令が出されていたであろうから今回の事は別におかしい部分はない
しかしなぜか通には不自然でならなかった、何かが引っ掛かる
一騎「…キルヴィスの事も踏まえて…エクサスは今再び動き出そうとしている」
遊姫「え?」
一騎「エクサスの目的は多分…完全な異世界の扉を開くことなんだ」
トラクリボー『異世界の扉…』
一騎「そしてそこからある者を復活させようとしている」
べクト「なに…?」
クーデリカ「そいつの名はジ・アビス…自分を深淵の神と言っていた」
トラクリボー『アビス…!!』
忌々し気にトラクリボーはその名を口にする
遊姫「トラちゃん?何か知っているの?」
トラクリボー『ええ…ちょっとね、昔馴染みよ』
一騎「そいつはとんでもない闇を持った奴だった…俺とクーは異次元の狭間に吸い込まれそいつに出会った」
クーデリカ「あたし達が行った計画では扉は不完全だった…だけどそいつはその状態であたしたちの前に現れた」
二人は思い出す、ドス黒い闇に覆われた異世界の狭間の戦いを…思い出すだけでも過の恐怖が鮮明に映し出される
トラクリボー『遊姫…お願いがあるんだけど』
遊姫「えっ?なに?」
そんな中トラクリボーは遊姫にお願いをする
トラクリボーは取り憑いている遊姫以外には基本見えず、言葉は通じないため通訳してもらうしかないのだが
遊姫「えぇ!?」
驚きと同時に遊姫の体が輝き始める、そして
一騎「ん?なんだ?」
通「遊姫?」
遊姫「…」
その輝きが消えると同時に遊姫が目を見開く、その目はいつもの可愛い丸い目ではない、鋭くとがった凛とした目になっていた
遊姫「ごめんなさい、今はこの子の体を貸してもらっているわ」
そして漂う雰囲気が全く違う、いうならばいつもの遊姫は明るく可愛らしい、今の遊姫は凛とした学級委員長のような雰囲気といった所
通やこのは達はその纏った雰囲気に気づいてこそいるが何なんだかわかっていないようだった、ただ一人一騎だけはそのことに気づいていた
一騎「!!お前…トラクリボーか?」
遊姫「ふふ…一騎は気づいてくれたみたいね、流石だわ」
他の面々は何が何だかわからないように首を傾げた、その雰囲気を感じ取り一騎が簡単に説明をする
一騎「え~トラクリボーっていうのは遊姫に取り憑いてる精霊で…今はたぶん遊姫と合体してる…んだよな?」
遊姫「ええ、そうよ、少し聞きたい事もあったから遊姫の体を借りているの」
一騎「聞きたい事?」
遊姫「…アビスの事よ」
一騎はスッと指を顎に当て少し考えた
一騎「もしかしてお前はアビスの事を知っているのか?」
トラクリボーもまた少し目を瞑り、間を置いた後口を開く
遊姫「知っているわ、どういう存在なのかもね」
一騎「え!?本当か!?だったら教えてくれ!!あいつは一体!!」
食い入るように一騎は遊姫に飛びつく、遊姫の肩を手で掴み、顔と顔の距離は相当近い位置にあった
遊姫「ちょ…ちょっと近いかな…一騎」
一騎はそこでハッと気づくと、すまんと小声で言い座りなおす
クーデリカ・このは「…むぅ」
そして二人ほど今の状況に面白くなさそうに頬を膨らませる、遊姫は呼吸を整えるためかコホンと一度咳ばらいをした後話し始める
遊姫「そうね…彼…アビスは神…という認識で間違いないわ」
べクト「…自称ってわけではないって事か」
遊姫「ええ、闇…それも深淵と呼ばれる真っ暗な場所で彼は生まれた」
通「その…深淵っていうのも異世界かなんかなのか?」
遊姫「いいえ…深淵はいわば心の廃棄場よ」
一騎「どういう…?」
そのたとえに思わず一騎は遊姫に問いかけた
遊姫「簡単に言えば…生物が持つ心の闇によって生まれてしまった存在してはいけない世界、それが深淵」
ユキ「…え…と…もしかしてそこから生まれた存在っていうのが?」
遊姫「…アビスよ、でも普通の人間の闇がいくら集まっても彼のような存在は生まれないわ」
べクト「だったら…どうしてそんな奴が生まれたんだ?原因があんだろ?」
遊姫「…」
遊姫(トラクリボー)は少し顔を曇らせながら口を紡ぐ
遊姫「原因は精霊神の渇望…欲ね」
べクト「精霊神…?精霊神っつーと精霊界で精霊を束ねる文字通り神様の事じゃねぇか」
このは「欲とは一体どういう欲でござるか?」
遊姫「…数千年前…精霊世界の女神アクスマグナは他の世界…つまり異世界に興味を持ってしまった、それだけならばよかったのだけれどそれは少しばかりの闇を彼女に生んでしまった」
クーデリカ「異世界に…興味…ねぇ」
一騎「その闇が深淵に…?」
遊姫「その通りよ…神の力をその身に宿した深淵は他の闇を吸収しそしてあの姿を手に入れた…故に神」
クーデリカ「精霊神の力を宿した神様って事ね…すこぶる厄介じゃん…それ」
遊姫「彼が異世界を欲するのもその精霊神の当時の精神面が深く影響しているようね…そして何より彼の力よ」
ゴクリと喉を鳴らす、それは一騎にとって最も知りたいことの一つであった、一騎が対峙したアビスの力は本来の半分以下…全盛期の力とはいったいどれほどか知っておく必要があった
遊姫「彼は数千年前…デキレストに顕現したことがあるわ、彼はその力を使い当時のデキレストの人々を恐怖と狂気に陥れた、自らはほとんど手を下さずにね」
クーデリカ「…それって古書に書いてある『デキレスト崩壊』に関係がある?」
遊姫「…」
コクン遊姫は静かにうなづく
一騎「デキレスト崩壊…」
べクト「デキレスト崩壊は、数千年前数多くの大陸そして文明、国をたった数日で滅んだといわれる焼く際の事だよなぁ?」
クーデリカ「うん…一部では伝説の中のお話なんじゃないかなんて言われてるけどね」
遊姫「彼は自分の力で人々を混乱させた、だけどその後文明が滅んでしまったのは人間のせい…疑心暗鬼に落ちった人間が自ら国を世界を滅ぼした」
一騎「世界が…滅んだ…?」
予想外だった、まさか世界が一度滅ぼされていたなんて…そんなこと簡単に一騎には理解できなかった
一騎「で…でもよ、アビスはその…ファラリス世界ってところに封じ込められていた…つまり…アビスは倒されたってことだよな?」
遊姫「ええ、その通り彼は一度ある人間達とそしてともに戦った精霊たちにより封印されたわ」
このは「ふむふむ…ではアビスは世界を滅ぼすことなどできないはずでは?」
そう、アビスが古き人間たちにより封印されたのならばその時点でデキレストは平和になっているはず、しかし結果としては文明は滅んだわけなのだ
遊姫「…アビスを封印した人間達は互いに協力し合っていたのだけれどそれには指導者がいたのよ、民を束ねる指導者がね」
べクト「なるほどな…つまりリーダーが存在したわけだ」
遊姫「そうよ、そのリーダーというのは全員で7人、過去のデキレストではそれぞれそれなりの地位を持った人間だったわ」
一騎「!」
それを聞いた時一騎の頭にはある光景がよみがえった、それは先日一騎が気を失い何かに乗っ取られた時に見た記憶
その中で一騎は『セン』という名前の人物に間違えられそして何かの会議に参加させられていた、そこにはちょうど7人の人物がいたことを思い出していた
一騎「…まさか」
遊姫「でもね…さっきも言ったと思うのだけれどアビスがしたことはこの世界に混沌と狂気をもたらしただけ…文明が滅んだのは人間のせいよ」
一騎「そんな…!!」
しかし一騎の頭に過る…センの記憶、それは民衆に追われ闇に吸い込まれていく記憶
一騎「それじゃあ…あの人たちは自分が信じた民たちによって殺されたっていうのかよ…」
遊姫「一騎…?」
突然意味ありげにつぶやく一騎をみて遊姫(トラクリボー)は少し違和感を覚えた
一騎「それで…その7人は…?」
遊姫「…え…ええ、ごめんなさい、分からないわ…どうなったのかまでは…でも一度滅んだ文明があるからこそ今のデキレストがある」
クーデリカ「全く数奇だねぇ」
しかしそこで遊姫は苦い顔をする
遊姫「だけど…当時のアビスは正直…弱かった」
一騎「何!?」
遊姫「正直に言うわ…今回の再臨で私は『アビスが完全に復活したと思っていた』でも…」
一騎「あいつは…今の力は半分以下って言っていた」
周りの雰囲気が一瞬にして寒気に代わる
べクト「は…ハッタリってことはねぇのかよ?」
一騎「いや…それはない…確かにアイツは…数秒だけど…こう…言葉にしずらいんだけど力が上がった気がしたんだ」
クーデリカ「うん…あたしも感じた…まだあいつには何かがある」
べクト「マジか…」
遊姫「恐らく、封印されている間に力を蓄えたと推測できるわ…だとすれば、彼が完全復活した時」
一騎「世界が終わる」
通「おいおい…いくらなんでもスケールがでかすぎるぜ…世界が滅ぶなんてよ」
クーデリカ「ううん、狭すぎるくらいだよ…パパは言ってた、アビスが復活すれば全異世界の存在が危ないって」
ユキ「全異世界って…一体どれくらい…」
遊姫「異世界なんて無限にあるようなものよ…それが全て危険にさらせれるとしたら…?」
通「く…頭が痛くなってくるぜ…全く」
そう言い通は頭を抱える
一騎「こうなってくると、アビスは絶対に復活させちゃいけない」
一騎の言葉に皆がうなずく
遊姫「ジョーカーは異世界の扉…つまりアビスを復活させようとしていた、そして彼女はエクサスと手を組んでいた」
べクト「…」
一騎「ああ…だからこそ俺たちはやらなくちゃならない…エクサスを止める」
それは一騎及び通たちが最初に掲げた目標を同じであった
このは「当初の目的と同じでござるな」
ユキ「でも…」
目的の糸…根本的な部分が大きく変わった、しかしそれは当初の目的を忘れたわけではない
一騎「俺は止めたいんだ…エクサスを、何があったかは知らないけど関係のない人間を巻き込んで…世界を滅ぼそうとしている邪神を復活させようとしたり…全部含めて止めたいんだ」
その言葉は決意の証、一騎が一騎たるゆえんの言葉
クーデリカ「ふふ…一騎らしいね、その言葉」
べクト「だな」
このは「そうと決れば、いざ!エクサスに乗り込むでござるよぉ!」
ユキ「こ…このはちゃんそれはまだ…早いんじゃ…」
通「だよな…やるしかないよな」
遊姫「あなた達…本当に…」
遊姫は皆の反応にほほ笑むと
遊姫「あなた達に任せるわ…それと…遊姫の事もよろしくね?」
一騎「ああ…って遊姫はお前がついてるから大丈夫だろ」
遊姫「ふふ…そうとは言えないわ…それじゃあ…みんなよろしく」
そう言い終わると遊姫の体が再び光り始めると
遊姫「ふわっ…やっと喋れる…」
先ほどまでの凛とした雰囲気ではなく、いつもの可愛らしい雰囲気へと戻る
遊姫「…それで目的は決まったの?」
遊姫がにっこりとほほ笑みながら一騎に問いかける
一騎「ああ」
そう言い一騎は立ち上がり
一騎「いくぜ…エクサス、必ず俺達が止めてやる」
そして一騎はこぶしを握り締めて決意を固めるのだった。
続く
一騎「シンクリスを後にした俺達、しかしついに動き始めたエクサス、エクサスの非道な作戦がついに始動する」
一騎「次回『悪逆のエクサス』一気に駆け上がれ!!」
シンクリスの人々はあの一件で魂になっていたことは覚えていないらしくアビスという闇により世界が滅びかけたことなど気に留めるものなどいなかった
しかしそれとは別にシンクリスでは今話題となっていることがあった、それは
シンクリス民「なんだこりゃぁ?」
シンクリス民「なに!?ジョーカー様が行方知れずに!?」
シンクリス民「なんてことだ!!」
とジョーカーが行方不明になったという情報で町全体が持ちきりになっていた。それもそのはずその情報を流したのは他でもないシンクリス四王女の一人クーデリカである
町がそのような話題で盛り上がっているなかその人だかりを歩く一人の少年がいた
一騎「ふぅ…流石にすごいことになってるな…」
一騎はこの光景に感嘆の声を出していた、それは一週間前の事である。
一騎「え?」
クーデリカの発言に一騎は疑問を持った
クーデリカ「うん、だからママの事をシンクリスの人達に言うよ」
一騎「…大丈夫なのかそれ」
一騎の不安の答えは簡単だ、ジョーカーことアンナはシンクリスのトップだった存在、それが何者かに操られておりシンクリスを裏切ったなどと例えシンクリス四王女である彼女が言ったところで信じてもらえるはずがない
は?なんだこいつ…と鼻で笑われるであろう
クーデリカ「…大丈夫とは言えないかもだけど、でも少しボカシてでもこの事は言わないといけないと思うんだ」
一騎「…」
べクト「…ハート、一体どういうことなんだ?ジョーカーについてっていうのはよ」
クーデリカ「そのことは…そうだな…明日みんなあたしの家に集まれる?」
通「…お前の家っていうと…あのバカでかいビルの事か」
クーデリカ「遊姫と通はよく知ってる場所のはずだから大丈夫だけど一騎は?」
一騎「ああ、俺も大丈夫だ」
クーデリカ「そっか…それじゃあ今日は解散しようか…みんな疲れたろうし…」
するとクーデリカがフラッとする、それを見てすぐさま一騎が肩を抱き支える
クーデリカ「あ…ありがと」
一騎「…そうだな…今日は色々あった…皆、今日は疲れを取ろう…話はそれからだ」
こうして一騎達は解散し現在に至る
一騎「さてと…」
一騎はクーデリカ達が待つビルとは別に白い建物…病院に辿り着いていた、その理由は
一騎「おお、元気かこのは」
軽く手を振りながら病室に入る一騎、そこにはピンクの髪で手裏剣のようなアホ毛が特徴的な小柄な少女と黒髪でスタイル抜群の少女の二人がその部屋にいた
このは「おおいっき!」
ユキ「一騎君!」
一騎「その感じだと大丈夫そうだな」
ピンクの髪の少女このははシンクリスでの大会での途中、エクサスからの刺客『暁』により大けがを負っていた、魂にこそならなかったもの先ほどまで目を覚まさなかった
しかしそんな状況とは裏腹に元気な姿を見て一騎は安堵した
一騎「まぁ無事で何よりだ」
このは「それよりいっき…私が眠っている間にとんでもないことがあったようでござるな」
一騎「まぁな…ま、お前がいなくても俺がなんとかしてやったがな」
このは「む…私がいればいっきが手を出す前に事が終わったでござるですぅ」
ユキ「まぁまぁ…でも一騎君、本当にお疲れさま」
ユキはこのはをなだめながら一騎に言う
一騎「おう、サンキュウ、それよりこのは、お前は大丈夫なのか?」
このは「うむ、大丈夫でござるですよ、もう動けるのです」
一騎「本当か?」
一騎は心配そうにこのはを見つめる
このは「んもぅいっきは心配症でござるなぁ、大丈夫ったら大丈夫でござるよぉ」
一騎「そっか…それじゃあ来てもらえるか?」
このは「?」
一騎「ユキも、今後の話なんだ」
ユキ「!…今後の話」
このは「…分かったでござる」
今度の話と聞き二人の顔つきは真剣そのものとなった。そして二人は一騎の後を静かについていった。
そして一騎達三人は病院を後にし、シンクリスで一番巨大な建物のビルへとやってきた。
一騎「ここだ」
このは「?ここで何を…」
その時、入り口から一人の少女が出てくる、その少女はいつものピエロ衣装とは一転、可愛らしいワンピース姿で現れた。
クーデリカ「おまたせ~…」
一騎「!」
どうやら一騎は異変に気づいたらしくすぐにその少女に近づきそっと支える
一騎「クー!どうしたんだ?」
クーデリカ「あはは…ちょっとね…いろいろ準備してたから寝てなくて…」
そう言い一騎にもたれ掛かる、一騎もまたそれに答えるように肩を抱く
一騎「お前な…自分が休めって言ったのに自分が守れてないなんて…元も子も無いだろ?」
クーデリカ「ご…ごめんごめん」
このは「むぅ」
一騎と少女の光景を見てこのははつまらなそうに頬を膨らませた
ユキ「一騎君、随分と仲良くなったんだねぇ」
ユキはその光景をほほえましく見ていると、このはがユキに問いかけた
このは「あれは誰でござるか?」
ユキ「え…?あれはハートちゃんじゃないかな」
このは「ハートぉ!?」
このはが驚くの無理はない、今のハートことクーデリカはかなり清楚でこのはが知っている姿とかけ離れていた。
このは「だとしても…むぅ…仲が良すぎる気がするでござる」
確かに今の一騎達は、はたから見れば体を寄せ合ってイチャイチャしているカップルに見えなくもない
このは「…あまりいい気分はしないでござるね…なんででござろうか」
ユキ「あ…あはは」
ユキはこのはに対して苦笑いをすると
一騎「おーいこのは!ユキ!いくぞ!」
このは・ユキ「はーい『なのです』」
こうして四人は巨大なビルの中へと入っていく、そして正面にあるこれまた巨大なエレベーターに乗り込みぐんぐん上昇していく
そのエレベーターからは外の景色が見え上昇していくことを目で確認できる
一騎「うひょぉ…結構高いんだな」
クーデリカ「一騎って高いところだめだっけ?」
一騎「いや…そんなことはねぇけどここまでくると流石に怖えぇな」
クーデリカ「…」
ギュムッとクーデリカが一騎の腕にしがみつく
このは「!?」
その光景を見て、このは思わず目を丸くする
一騎「お…おい」
クーデリカ「これで怖くなくなったかな?一騎君?」
一騎「お前なぁ…」
一騎は少し照れくさそうにポリポリと頭をかいた、そしてそれを見て面白くないのはこのはである、またしても頬をプクーと膨らませておりまたユキは苦笑いをしていた
そうこうしているうちに最上階へとたどり着く、エレベーターの扉が開きそこはかなりファンタジックな内装の部屋が広がっていた
クーデリカ「ここはスペード…アリーシャちゃんの部屋だよ」
そして正面のソファーには遊姫、通、べクトがそれぞれ腰を掛けて座っている
通「よっ一騎、遅かったじゃんか」
一騎「悪いな、ちょっと病院に寄ってたから」
通「ああそうか」
通は後ろの二人(クーデリカを除く)をみて事情を察した。
通「何はともわれみんな無事で何よりってやつだ」
一騎「ん?そういや…他は?ジェイドとか…シンクリスの人達の魂が帰ってきてんだったらあいつらの魂もかえってきてるだろ?」
べクト「まぁな…あいつらの意識は確かに帰ってきてるよ」
クーデリカ「だけどねあの子たちは…他の人達とは違う吸収のされ方だったからまだ目が覚めてないんだ」
クーデリカは少し寂しいそうにそう答えた、妹たちが目を覚まさないっていうだけではない自分の手で魂を奪ってしまったメーアもいるからだ
一騎「そっか…」
一騎もそれを察したのかそれ以上はクーデリカに対して何も言わなかった
べクト「それで…お前たち二人とも…昨日は何があった…それを話すためにここに集まったんだろ?」
べクトがその空気の中話を切り出す
一騎「ああ…そうだったな…昨日俺とクーに起きた事を話させてもらう…多分これは俺達の今後を左右するかもしれねぇ」
このは「…そのような重要なことを…いっき…昨日(さくじつ)なにが?」
一騎「ああ…俺とクーは昨日、決勝でデュエルをしていた」
遊姫「うん、それは知ってる私達は見てたから」
ここでの私達とはおそらく遊姫と一緒にいるトラクリボーの事だろう
一騎「俺達は戦ってる最中衝撃の真実を知っちまった」
べクト「衝撃の真実?」
一騎「ああ…ジョーカー…シンクリスの女王アンナはエクサスと繋がっていたんだ」
『!?』
その場にいた一騎とクーデリカ以外は驚きを隠せないでいた
べクト「どういう事だ?一騎」
一騎「ジョーカーは初めからエクサスと手を組んでいたのさ」
このは「初めから?一体いつから…」
クーデリカ「2年前…シンクリスとエクサスの戦争が始まったあの日からだよ」
ユキ「どうして…!?」
一騎「それは…戦争を起こしてソロモンズを集めるため」
その場にいた全員がソロモンズという単語を聞いて顔をしかめる、全員がその言葉に因縁があり消して聞き流せる言葉ではない
通「つまり…この戦争は人為的に…しかも両者が結託して起こしたってことかよ」
一騎「ああそうだ」
その言葉を聞いてチッと舌打ちをする通、そう、通は前にエクサスにいたことがあったのだそしてキルヴィスからエクサスの惨状を聞いていたからこの真実に対していらだちを隠せなかった
通「ってことはよ…エクサスの先代王を暗殺したっていうのは」
一騎「あれは双方にとって邪魔になった存在であるエクサス先代王を殺害しそれを理由に戦争を始めるための道具に過ぎなかった…と考えるのが妥当だろう」
通「っち…ゲスが…」
べクト「…」
すると近くに座っていたべクトが考え込むように顎に手を当てていた
一騎「べクト…?」
べクト「いや…だとしたら奴らの目的はなんだ…?一体何が目的でソロモンズを?それに…キルヴィスを連れ戻した理由は一体…?」
その言葉に通が飛びつくように立ち上がった
通「キルヴィスが連れ戻された!?どういうことだ!?」
べクト「え…いや…よく分からないがちょうど一騎とハートがデュエルをしている頃、俺は会場の外にいた、そこで見たんだキルヴィスとヴァイスがデュエルをしてるのを」
通「ヴァイス…」
通には聞き覚えのある名前だった、以前ダイヤことコレットがデュエルをしていたエクサスのデュエリスト、通と互角の実力を持ち引き分けにまで持って行った猛者である
通「なんで…キルヴィスが…」
いや…おかしい話ではない、元々キルヴィスと通にはエクサスから捕縛命令が出されていたであろうから今回の事は別におかしい部分はない
しかしなぜか通には不自然でならなかった、何かが引っ掛かる
一騎「…キルヴィスの事も踏まえて…エクサスは今再び動き出そうとしている」
遊姫「え?」
一騎「エクサスの目的は多分…完全な異世界の扉を開くことなんだ」
トラクリボー『異世界の扉…』
一騎「そしてそこからある者を復活させようとしている」
べクト「なに…?」
クーデリカ「そいつの名はジ・アビス…自分を深淵の神と言っていた」
トラクリボー『アビス…!!』
忌々し気にトラクリボーはその名を口にする
遊姫「トラちゃん?何か知っているの?」
トラクリボー『ええ…ちょっとね、昔馴染みよ』
一騎「そいつはとんでもない闇を持った奴だった…俺とクーは異次元の狭間に吸い込まれそいつに出会った」
クーデリカ「あたし達が行った計画では扉は不完全だった…だけどそいつはその状態であたしたちの前に現れた」
二人は思い出す、ドス黒い闇に覆われた異世界の狭間の戦いを…思い出すだけでも過の恐怖が鮮明に映し出される
トラクリボー『遊姫…お願いがあるんだけど』
遊姫「えっ?なに?」
そんな中トラクリボーは遊姫にお願いをする
トラクリボーは取り憑いている遊姫以外には基本見えず、言葉は通じないため通訳してもらうしかないのだが
遊姫「えぇ!?」
驚きと同時に遊姫の体が輝き始める、そして
一騎「ん?なんだ?」
通「遊姫?」
遊姫「…」
その輝きが消えると同時に遊姫が目を見開く、その目はいつもの可愛い丸い目ではない、鋭くとがった凛とした目になっていた
遊姫「ごめんなさい、今はこの子の体を貸してもらっているわ」
そして漂う雰囲気が全く違う、いうならばいつもの遊姫は明るく可愛らしい、今の遊姫は凛とした学級委員長のような雰囲気といった所
通やこのは達はその纏った雰囲気に気づいてこそいるが何なんだかわかっていないようだった、ただ一人一騎だけはそのことに気づいていた
一騎「!!お前…トラクリボーか?」
遊姫「ふふ…一騎は気づいてくれたみたいね、流石だわ」
他の面々は何が何だかわからないように首を傾げた、その雰囲気を感じ取り一騎が簡単に説明をする
一騎「え~トラクリボーっていうのは遊姫に取り憑いてる精霊で…今はたぶん遊姫と合体してる…んだよな?」
遊姫「ええ、そうよ、少し聞きたい事もあったから遊姫の体を借りているの」
一騎「聞きたい事?」
遊姫「…アビスの事よ」
一騎はスッと指を顎に当て少し考えた
一騎「もしかしてお前はアビスの事を知っているのか?」
トラクリボーもまた少し目を瞑り、間を置いた後口を開く
遊姫「知っているわ、どういう存在なのかもね」
一騎「え!?本当か!?だったら教えてくれ!!あいつは一体!!」
食い入るように一騎は遊姫に飛びつく、遊姫の肩を手で掴み、顔と顔の距離は相当近い位置にあった
遊姫「ちょ…ちょっと近いかな…一騎」
一騎はそこでハッと気づくと、すまんと小声で言い座りなおす
クーデリカ・このは「…むぅ」
そして二人ほど今の状況に面白くなさそうに頬を膨らませる、遊姫は呼吸を整えるためかコホンと一度咳ばらいをした後話し始める
遊姫「そうね…彼…アビスは神…という認識で間違いないわ」
べクト「…自称ってわけではないって事か」
遊姫「ええ、闇…それも深淵と呼ばれる真っ暗な場所で彼は生まれた」
通「その…深淵っていうのも異世界かなんかなのか?」
遊姫「いいえ…深淵はいわば心の廃棄場よ」
一騎「どういう…?」
そのたとえに思わず一騎は遊姫に問いかけた
遊姫「簡単に言えば…生物が持つ心の闇によって生まれてしまった存在してはいけない世界、それが深淵」
ユキ「…え…と…もしかしてそこから生まれた存在っていうのが?」
遊姫「…アビスよ、でも普通の人間の闇がいくら集まっても彼のような存在は生まれないわ」
べクト「だったら…どうしてそんな奴が生まれたんだ?原因があんだろ?」
遊姫「…」
遊姫(トラクリボー)は少し顔を曇らせながら口を紡ぐ
遊姫「原因は精霊神の渇望…欲ね」
べクト「精霊神…?精霊神っつーと精霊界で精霊を束ねる文字通り神様の事じゃねぇか」
このは「欲とは一体どういう欲でござるか?」
遊姫「…数千年前…精霊世界の女神アクスマグナは他の世界…つまり異世界に興味を持ってしまった、それだけならばよかったのだけれどそれは少しばかりの闇を彼女に生んでしまった」
クーデリカ「異世界に…興味…ねぇ」
一騎「その闇が深淵に…?」
遊姫「その通りよ…神の力をその身に宿した深淵は他の闇を吸収しそしてあの姿を手に入れた…故に神」
クーデリカ「精霊神の力を宿した神様って事ね…すこぶる厄介じゃん…それ」
遊姫「彼が異世界を欲するのもその精霊神の当時の精神面が深く影響しているようね…そして何より彼の力よ」
ゴクリと喉を鳴らす、それは一騎にとって最も知りたいことの一つであった、一騎が対峙したアビスの力は本来の半分以下…全盛期の力とはいったいどれほどか知っておく必要があった
遊姫「彼は数千年前…デキレストに顕現したことがあるわ、彼はその力を使い当時のデキレストの人々を恐怖と狂気に陥れた、自らはほとんど手を下さずにね」
クーデリカ「…それって古書に書いてある『デキレスト崩壊』に関係がある?」
遊姫「…」
コクン遊姫は静かにうなづく
一騎「デキレスト崩壊…」
べクト「デキレスト崩壊は、数千年前数多くの大陸そして文明、国をたった数日で滅んだといわれる焼く際の事だよなぁ?」
クーデリカ「うん…一部では伝説の中のお話なんじゃないかなんて言われてるけどね」
遊姫「彼は自分の力で人々を混乱させた、だけどその後文明が滅んでしまったのは人間のせい…疑心暗鬼に落ちった人間が自ら国を世界を滅ぼした」
一騎「世界が…滅んだ…?」
予想外だった、まさか世界が一度滅ぼされていたなんて…そんなこと簡単に一騎には理解できなかった
一騎「で…でもよ、アビスはその…ファラリス世界ってところに封じ込められていた…つまり…アビスは倒されたってことだよな?」
遊姫「ええ、その通り彼は一度ある人間達とそしてともに戦った精霊たちにより封印されたわ」
このは「ふむふむ…ではアビスは世界を滅ぼすことなどできないはずでは?」
そう、アビスが古き人間たちにより封印されたのならばその時点でデキレストは平和になっているはず、しかし結果としては文明は滅んだわけなのだ
遊姫「…アビスを封印した人間達は互いに協力し合っていたのだけれどそれには指導者がいたのよ、民を束ねる指導者がね」
べクト「なるほどな…つまりリーダーが存在したわけだ」
遊姫「そうよ、そのリーダーというのは全員で7人、過去のデキレストではそれぞれそれなりの地位を持った人間だったわ」
一騎「!」
それを聞いた時一騎の頭にはある光景がよみがえった、それは先日一騎が気を失い何かに乗っ取られた時に見た記憶
その中で一騎は『セン』という名前の人物に間違えられそして何かの会議に参加させられていた、そこにはちょうど7人の人物がいたことを思い出していた
一騎「…まさか」
遊姫「でもね…さっきも言ったと思うのだけれどアビスがしたことはこの世界に混沌と狂気をもたらしただけ…文明が滅んだのは人間のせいよ」
一騎「そんな…!!」
しかし一騎の頭に過る…センの記憶、それは民衆に追われ闇に吸い込まれていく記憶
一騎「それじゃあ…あの人たちは自分が信じた民たちによって殺されたっていうのかよ…」
遊姫「一騎…?」
突然意味ありげにつぶやく一騎をみて遊姫(トラクリボー)は少し違和感を覚えた
一騎「それで…その7人は…?」
遊姫「…え…ええ、ごめんなさい、分からないわ…どうなったのかまでは…でも一度滅んだ文明があるからこそ今のデキレストがある」
クーデリカ「全く数奇だねぇ」
しかしそこで遊姫は苦い顔をする
遊姫「だけど…当時のアビスは正直…弱かった」
一騎「何!?」
遊姫「正直に言うわ…今回の再臨で私は『アビスが完全に復活したと思っていた』でも…」
一騎「あいつは…今の力は半分以下って言っていた」
周りの雰囲気が一瞬にして寒気に代わる
べクト「は…ハッタリってことはねぇのかよ?」
一騎「いや…それはない…確かにアイツは…数秒だけど…こう…言葉にしずらいんだけど力が上がった気がしたんだ」
クーデリカ「うん…あたしも感じた…まだあいつには何かがある」
べクト「マジか…」
遊姫「恐らく、封印されている間に力を蓄えたと推測できるわ…だとすれば、彼が完全復活した時」
一騎「世界が終わる」
通「おいおい…いくらなんでもスケールがでかすぎるぜ…世界が滅ぶなんてよ」
クーデリカ「ううん、狭すぎるくらいだよ…パパは言ってた、アビスが復活すれば全異世界の存在が危ないって」
ユキ「全異世界って…一体どれくらい…」
遊姫「異世界なんて無限にあるようなものよ…それが全て危険にさらせれるとしたら…?」
通「く…頭が痛くなってくるぜ…全く」
そう言い通は頭を抱える
一騎「こうなってくると、アビスは絶対に復活させちゃいけない」
一騎の言葉に皆がうなずく
遊姫「ジョーカーは異世界の扉…つまりアビスを復活させようとしていた、そして彼女はエクサスと手を組んでいた」
べクト「…」
一騎「ああ…だからこそ俺たちはやらなくちゃならない…エクサスを止める」
それは一騎及び通たちが最初に掲げた目標を同じであった
このは「当初の目的と同じでござるな」
ユキ「でも…」
目的の糸…根本的な部分が大きく変わった、しかしそれは当初の目的を忘れたわけではない
一騎「俺は止めたいんだ…エクサスを、何があったかは知らないけど関係のない人間を巻き込んで…世界を滅ぼそうとしている邪神を復活させようとしたり…全部含めて止めたいんだ」
その言葉は決意の証、一騎が一騎たるゆえんの言葉
クーデリカ「ふふ…一騎らしいね、その言葉」
べクト「だな」
このは「そうと決れば、いざ!エクサスに乗り込むでござるよぉ!」
ユキ「こ…このはちゃんそれはまだ…早いんじゃ…」
通「だよな…やるしかないよな」
遊姫「あなた達…本当に…」
遊姫は皆の反応にほほ笑むと
遊姫「あなた達に任せるわ…それと…遊姫の事もよろしくね?」
一騎「ああ…って遊姫はお前がついてるから大丈夫だろ」
遊姫「ふふ…そうとは言えないわ…それじゃあ…みんなよろしく」
そう言い終わると遊姫の体が再び光り始めると
遊姫「ふわっ…やっと喋れる…」
先ほどまでの凛とした雰囲気ではなく、いつもの可愛らしい雰囲気へと戻る
遊姫「…それで目的は決まったの?」
遊姫がにっこりとほほ笑みながら一騎に問いかける
一騎「ああ」
そう言い一騎は立ち上がり
一騎「いくぜ…エクサス、必ず俺達が止めてやる」
そして一騎はこぶしを握り締めて決意を固めるのだった。
続く
一騎「シンクリスを後にした俺達、しかしついに動き始めたエクサス、エクサスの非道な作戦がついに始動する」
一騎「次回『悪逆のエクサス』一気に駆け上がれ!!」
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71 | キャラ紹介 | 1889 | 2 | 2015-11-09 | - | |
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85 | 第3話 妖怪忍空大旋風 前半 | 1297 | 4 | 2015-11-26 | - | |
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91 | 番外編 使用カード達! | 1218 | 0 | 2015-11-27 | - | |
53 | 第4話 エクシーズの国エクサス 前半 | 1053 | 2 | 2015-12-30 | - | |
102 | 第4話 エクシーズの国エクサス 後半 | 1116 | 2 | 2015-12-31 | - | |
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113 | 第6話 産声を上げる龍 ノブナガ 後半 | 1153 | 2 | 2016-01-05 | - | |
93 | 第7話 愛憎の化身 前半 | 1124 | 2 | 2016-01-06 | - | |
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106 | 第8話真実の愛 奪われたハーデスト | 1109 | 2 | 2016-01-10 | - | |
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96 | 第9話 精獣の森 前半 | 1142 | 4 | 2016-01-12 | - | |
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81 | 第10話 激震の獅子舞い ライオナイト | 1185 | 2 | 2016-01-15 | - | |
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118 | 第11話暗躍者暁!貧困の村の激闘!後半へ | 977 | 3 | 2016-01-18 | - | |
123 | 第12話 希望の瞳 前半 | 1061 | 0 | 2016-01-19 | - | |
94 | 第12話 希望の瞳 後半 | 1039 | 3 | 2016-01-19 | - | |
52 | 第13話 女帝が支配する国 シンクリス! | 1073 | 3 | 2016-01-20 | - | |
113 | 第 番外編 キャラまとめ 4月16日 | 1203 | 3 | 2016-01-20 | - | |
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141 | 第15話 強襲!ソロモンズを狩る男 | 1137 | 3 | 2016-01-23 | - | |
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117 | 第21孤高のデュエリスト ジェイド!! | 1020 | 3 | 2016-01-29 | - | |
113 | 第22話 シンクリス山の激闘! | 1086 | 3 | 2016-01-30 | - | |
53 | 第23話トロッコ決戦!疾走する鉱山!! | 961 | 3 | 2016-01-31 | - | |
93 | 第24話 未来都市シンクリス | 1055 | 2 | 2016-01-31 | - | |
128 | 第25話 決戦前夜 | 1153 | 3 | 2016-02-01 | - | |
72 | 第26話 戦う相手は自分自身!? | 1021 | 2 | 2016-02-04 | - | |
81 | 第27話遺跡の国フュージニアからきた男 | 1106 | 3 | 2016-02-05 | - | |
95 | 第28話 忍者対決!!妖怪と忍 | 1057 | 3 | 2016-02-06 | - | |
108 | 第29話 果物バトル!!動果物の脅威!! | 1074 | 3 | 2016-02-08 | - | |
224 | 第30話 探し物はペンダント? | 1316 | 3 | 2016-02-10 | - | |
68 | 第31話 想いの強さ | 1023 | 3 | 2016-02-11 | - | |
55 | 第32話 破壊の王 ヴァイス始動 | 1057 | 3 | 2016-02-13 | - | |
97 | 第33話 男と男の熱き戦い!! | 1206 | 4 | 2016-02-14 | - | |
108 | 第34話友情タッグ!クローバーと姫 | 1008 | 3 | 2016-02-15 | - | |
60 | 第35話 友情の形 | 933 | 3 | 2016-02-17 | - | |
49 | 第36話 戦慄の道化師 | 1058 | 3 | 2016-02-18 | - | |
116 | 第37話 邂逅 | 1081 | 3 | 2016-02-19 | - | |
99 | 第38話 異世界の扉 | 977 | 3 | 2016-02-20 | - | |
100 | 第39話 葛藤の中で | 1028 | 3 | 2016-02-22 | - | |
94 | 第40話 夢と道 | 1008 | 2 | 2016-02-22 | - | |
129 | 第41話 ジョーカーの暗躍 | 1077 | 3 | 2016-02-23 | - | |
72 | 第42話 時空間使い メーア | 1039 | 3 | 2016-02-24 | - | |
123 | 第43話 師弟との決別 | 1057 | 3 | 2016-02-25 | - | |
118 | 第44話 時空間を操る大蛇 | 1074 | 3 | 2016-02-26 | - | |
58 | 第45話 覚醒!!絆を刻む瞳 | 972 | 3 | 2016-02-27 | - | |
95 | 第46話 突然の来訪者レイナ | 1041 | 3 | 2016-02-28 | - | |
110 | 第47話 凸凹タッグデュエル!! | 937 | 3 | 2016-02-29 | - | |
114 | 第48話 追憶の記憶 | 956 | 3 | 2016-03-01 | - | |
109 | 第49話兄妹の絆 宇宙瞳の超煌角竜 | 1133 | 3 | 2016-03-03 | - | |
103 | 第50話決勝前夜 それぞれの思い | 1024 | 3 | 2016-03-04 | - | |
111 | 第51話 決定戦開幕 | 1122 | 3 | 2016-03-05 | - | |
97 | 第52話 その思いは速度を越える | 976 | 3 | 2016-03-06 | - | |
50 | 第53話 迷宮への挑戦 | 979 | 3 | 2016-03-10 | - | |
55 | 第54話 過去の足枷 | 1035 | 3 | 2016-03-12 | - | |
67 | 第55話 超越するランクアップ | 1043 | 3 | 2016-03-15 | - | |
48 | 第56話 砕いた仮面 | 1033 | 3 | 2016-03-17 | - | |
79 | 第57話 剣の心 | 995 | 3 | 2016-03-18 | - | |
130 | 第58話限界のその先へ | 1123 | 3 | 2016-03-20 | - | |
56 | 第59話 大地を生む瞳の竜 | 992 | 3 | 2016-03-23 | - | |
62 | 第60話 友への思い | 1015 | 3 | 2016-03-24 | - | |
45 | 第61話 天を翔る | 1027 | 4 | 2016-03-26 | - | |
65 | 第62話 大切な人 | 1056 | 3 | 2016-03-28 | - | |
52 | 第63話 戦いの証明 | 1037 | 3 | 2016-04-04 | - | |
115 | 第64話 進化する力 | 1081 | 3 | 2016-04-06 | - | |
123 | 第65話 囚われし心 | 1159 | 2 | 2016-04-11 | - | |
78 | 第66話 解放 | 1161 | 2 | 2016-04-14 | - | |
66 | 第67話 烙印の決闘 | 1065 | 2 | 2016-04-15 | - | |
64 | 第68話 絶対王の力 | 1056 | 2 | 2016-04-16 | - | |
48 | 第69話 決勝の始まり | 1015 | 3 | 2016-04-17 | - | |
76 | 第70話 真実 | 1074 | 3 | 2016-04-18 | - | |
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117 | 第72話 闇の王 | 1132 | 3 | 2016-04-22 | - | |
57 | 第73話 深淵より出し者 | 963 | 3 | 2016-05-01 | - | |
71 | 第74話 貫く光 | 1122 | 3 | 2016-05-04 | - | |
129 | 75話 戦いの終わり | 1187 | 3 | 2016-05-06 | - | |
46 | 第76話 悪逆のエクサス | 999 | 3 | 2016-05-18 | - | |
92 | 第77話 戦慄の機械人形 | 1055 | 3 | 2016-05-26 | - | |
52 | 第78話 合体する機械人形 | 963 | 3 | 2016-05-29 | - | |
57 | 第79話 完全機械少女 | 1018 | 3 | 2016-06-06 | - | |
63 | 第80話 爆走する変形車両 | 1030 | 3 | 2016-06-12 | - | |
45 | 第81話 白銀の剣 | 987 | 2 | 2016-06-15 | - | |
51 | 第82話 絡み付く毒 | 999 | 2 | 2016-06-19 | - | |
63 | 第83話 停戦協定 | 941 | 3 | 2016-06-21 | - | |
115 | 第84話 果たすべき約束 | 1032 | 3 | 2016-06-24 | - | |
118 | 第85話 戦争 | 1040 | 3 | 2016-06-26 | - | |
56 | 第86話それぞれの戦場。最高の助っ人 | 961 | 3 | 2016-06-27 | - | |
58 | 第87話 電撃コロシアム | 978 | 2 | 2016-06-28 | - | |
92 | 第88話 誇り高き戦士 | 1001 | 2 | 2016-06-30 | - | |
101 | 第89話 仮面の下の亡霊 | 996 | 3 | 2016-07-02 | - | |
101 | 第90話 舞い散る雪 | 932 | 3 | 2016-07-06 | - | |
59 | 第91話 白銀の攻防 | 980 | 3 | 2016-07-11 | - | |
35 | 第92話 龍刃水晶 | 983 | 3 | 2016-07-16 | - | |
53 | 第93話 ジョーカーゲーム | 1040 | 3 | 2016-07-21 | - | |
60 | 第94話 覚醒する瞳 | 1028 | 3 | 2016-07-22 | - | |
43 | 第95話 宇宙に輝く王 | 1795 | 3 | 2016-07-26 | - | |
68 | 第96話 宇宙眼の暗黒竜 | 1007 | 2 | 2016-07-28 | - | |
179 | 第97話 ソロモンズの化身 | 1155 | 3 | 2016-08-01 | - | |
94 | 第98話 切望の記憶 | 1006 | 2 | 2016-08-02 | - | |
104 | 第99話 再びの扉 | 970 | 3 | 2016-08-05 | - | |
46 | 第100話 ファラリス七賢者 | 893 | 3 | 2016-08-07 | - | |
119 | 第101話 狙われた考古学 | 1061 | 3 | 2016-08-09 | - | |
77 | 番外編 夏休みだよ! | 1071 | 2 | 2016-08-25 | - | |
46 | 第102話 混沌の嵐 | 881 | 2 | 2016-08-28 | - | |
102 | 第103話 儚い希望 | 982 | 2 | 2016-09-01 | - | |
103 | 第104話 絵本の世界 | 893 | 2 | 2016-09-06 | - | |
77 | 第105話 始まりのソロモンズ | 932 | 2 | 2016-09-08 | - | |
112 | 第106話 処刑王の闇 | 1001 | 2 | 2016-09-10 | - | |
75 | 第107話 猛け朽ちる龍 | 976 | 2 | 2016-09-12 | - | |
100 | 第108話 軍神の戦い | 890 | 2 | 2016-09-27 | - | |
80 | 第109話 消え行く誇り | 879 | 2 | 2016-09-28 | - | |
122 | 第110話 忍者の祖 | 978 | 2 | 2016-10-02 | - | |
75 | 第111話 譲れぬ思い | 929 | 2 | 2016-10-04 | - | |
115 | 第112話 星を統べる竜 | 965 | 2 | 2016-10-10 | - | |
187 | 第113話 竜の記憶 | 1128 | 3 | 2016-10-13 | - | |
114 | 第114話 運命の血筋 | 883 | 3 | 2016-10-16 | - | |
80 | 第115話 命を懸けたラストデュエ | 845 | 2 | 2016-10-23 | - | |
66 | 第116話 偽りの記憶 | 1007 | 2 | 2016-10-24 | - | |
116 | 第117話 染まる色を | 900 | 2 | 2016-10-31 | - | |
84 | 第118話 英雄の記憶 | 1028 | 2 | 2016-11-03 | - | |
64 | 第119話 英雄の帰還 | 899 | 2 | 2016-11-04 | - | |
136 | 第120話 黒騎士の意地 | 1100 | 2 | 2016-11-08 | - | |
89 | 第121話 誰かのために | 836 | 2 | 2016-11-16 | - | |
91 | 第122話 創造せし竜 | 823 | 2 | 2016-11-20 | - | |
93 | 第123話 白と黒の竜 | 883 | 2 | 2016-11-26 | - | |
56 | 第124話 運命を切り開く剣 | 871 | 2 | 2016-11-30 | - | |
97 | 番外編 カード紹介と色々! | 1036 | 3 | 2016-12-07 | - | |
96 | 第125話 深淵へのカウントダウン | 884 | 3 | 2016-12-19 | - | |
115 | 第126話 受け継がれる瞳 | 967 | 2 | 2016-12-22 | - | |
101 | 第127話 進撃する拷問王 | 1024 | 2 | 2016-12-24 | - | |
102 | 第128話 歪み笑う王 | 812 | 2 | 2016-12-27 | - | |
110 | 第129話 絶望の化身 | 874 | 2 | 2016-12-30 | - | |
89 | 第130話 闇を掴む者 | 840 | 2 | 2017-01-01 | - | |
102 | 第131話 対極の忍 | 974 | 3 | 2017-01-06 | - | |
108 | 第132話 姉弟の絆 | 871 | 2 | 2017-01-09 | - | |
175 | 第133話 激突する竜 | 1137 | 2 | 2017-01-10 | - | |
42 | 第134話 宇宙眼の星芒竜 | 800 | 2 | 2017-01-13 | - | |
98 | 第135話 龍刃と水晶 | 884 | 3 | 2017-01-15 | - | |
140 | 第136話 英雄の復活 | 1055 | 3 | 2017-01-18 | - | |
135 | 第137話 龍王と罪王 | 960 | 2 | 2017-01-20 | - | |
114 | 第138話 混沌呻く | 818 | 3 | 2017-01-22 | - | |
133 | 第139話 表裏一体 | 865 | 3 | 2017-01-25 | - | |
73 | 第140話 継承する絆 | 824 | 3 | 2017-01-26 | - | |
81 | 第141話 深淵にすがる者 | 814 | 3 | 2017-01-30 | - | |
59 | 第142話 伸ばした手 | 827 | 4 | 2017-02-01 | - | |
86 | 第143話 虚無と深淵 | 852 | 3 | 2017-02-04 | - | |
99 | 第144話 集いし思い | 846 | 3 | 2017-02-07 | - | |
113 | 第145話 終焉と再生 | 834 | 2 | 2017-02-08 | - | |
96 | 第146話 新たな世界 | 905 | 3 | 2017-02-10 | - | |
102 | 最終話 クロスピース | 939 | 3 | 2017-02-16 | - | |
133 | 超時空!!番外編!! | 1506 | 2 | 2017-02-24 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
- 04/24 21:02 デッキ 【エンジェル・パーミッション】
- 04/24 20:22 評価 1点 《竜殺者》「帝にすべてを奪われたモンスター。一応初期だったらブ…
- 04/24 19:30 評価 10点 《真帝王領域》「領域展開-フィールド魔法- 「真帝王領域」 …
- 04/24 18:33 評価 7点 《No.36 先史遺産-超機関フォーク=ヒューク》「「先史遺産」…
- 04/24 18:17 評価 3点 《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》「アニメではライバルキャ…
- 04/24 16:53 評価 7点 《ティンクル・ファイブスター》「自分の場のモンスターがレベル5…
- 04/24 16:42 評価 7点 《クリバビロン》「《クリバー》から派生して生まれたモンスターと…
- 04/24 16:20 評価 4点 《クリベー》「「クリボー5兄弟」の1体となるモンスターで、担当…
- 04/24 16:16 掲示板 不具合・バグ 報告
- 04/24 16:07 評価 6点 《クリブー》「「クリボー5兄弟」の1体となるモンスターで、担当…
- 04/24 15:55 評価 6点 《サモン・ストーム》「場で発動する場合は定数のライフコストを払…
- 04/24 15:41 評価 5点 《クリビー》「「クリボー5兄弟」の1体となるモンスターで、担当…
- 04/24 15:28 評価 4点 《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》「《No.10…
- 04/24 14:47 評価 9点 《アテナ》「 某パズルゲーにまんま登場してる一枚。炎アテナで友…
- 04/24 14:27 評価 6点 《コーリング・ノヴァ》「その姿から「クリスマスリース」とも呼ば…
- 04/24 14:23 評価 6点 《邪龍アナンタ》「昔の《爬虫類族》の大型モンスター。 場と墓地…
- 04/24 14:16 評価 4点 《クリバー》「アニメのドーマ編に登場した「クリボー5兄弟」とさ…
- 04/24 14:16 評価 7点 《異次元の精霊》「 【《異次元》】シリーズとのことで除外の効果…
- 04/24 14:06 評価 6点 《コーリング・ノヴァ》「リクルート先が「光属性・天使族」限定と…
- 04/24 13:32 評価 7点 《異次元の精霊》「場のモンスター1体を除外して手札から出せるLV1…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
ヤキモチ妬いたり再会を喜びあったりしながら決意を新たにする面々。激闘は続きますが頑張っていただきたい。それにしてもクー、ベクト、まさかお前らも来るのか? (2016-05-06 14:38)
モテモテ展開って大体は「主人公テメーぶっころ!」になるんだけど、一騎君の場合、女の子たちが可愛いから許せる…。
さてさて遂にエクサス編ですか…。怪しいアイツやコイツがどう動いてくれるのでしょうか… (2016-05-06 18:42)
やっと終わることができましたぁ、長かったシンクリス編でした。
一騎には女の子関係は一体どううなるのか、それもこれからしっちゃかめっちゃかになります。 (2016-05-18 18:28)