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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第106話:決戦に臨む決闘者・1

第106話:決戦に臨む決闘者・1 作:光芒




第106話(番外編第25話):決戦に臨む決闘者・1



「ええっ、凛と心がカップルになった!?」

 明日で2泊3日のイベントが終わりを迎える。「どうせなら夕食はみんなで楽しく食べれるものがいい」という皆の希望を受けて、2日目の夕食はバーベキューになった。肉と野菜が香ばしい匂いを立てて焼き上がる中、凛と心が恋人同士になったということを聞いて千夏はなんとも素っ頓狂な声を上げる。

「ええ、まあ」
「いやいやいや、早すぎるでしょ。今時の若い子はどうなってるの」

 あんたも十分若いでしょ、と美夏が心の中でツッコミを入れた。そんな彼女の気持ちを察するわけもなく、千夏は事件現場に駆け付けた野次馬主婦のごとく詳細を聞きたがる。

「まあ話を聞くなら私や美夏さんではなくご本人に聞きましょう。凛さん、心さん、ちょっとこっちに~」

 ベアトリスに手招きされる形で野菜を突いていた凛と心がやってくる。凛と心は片方の手で紙皿と串を持ち、もう片方の手でぎっしりと手を繋いでいた。

「ベアトリスはなんでそんなノリノリなのよ……で、なにがどうしてこうなったわけ?」
「ちょっと落ち着きなさいよ千夏。みんな困ってるでしょうが」

 まるで尋問のような問い詰め方をする千夏を綾香とエヴァが制した。話を振られた凛は頬を仄かに赤く染めてモジモジしていたが、その代わりに心が質問に答える。

「だってだって!」
「あの、最初出会ったときから、いいな、とは思っていて……」
「ボクは……昨日の夜、守ってくれたのが嬉しくて……」
「いわゆる一つの両想いってこと? なにそれすごいじゃない! ねえ、詩織は知っていたのかしら?」

 中学生らしく初々しい恋心を見せる凛と心の姿を見守る皆の目は暖かかった。しかし、そんな中で1人暗い顔をしているのが他ならぬ詩織であった。

「……ううう……」
「詩織?」
「まさか、2人がそこまで進展していたなんて……お2人を監督する立場なのに……」
「もしかして、気づいていなかったんデスカ?」
「はい、私にはやはり指導者の資格などないのでしょうか……」

 凛と心の関係に感付いていたのはここにいる者でも美夏とベアトリスの2人だけあり、青春をデュエルに費やしている綾香たちに気付く要素は無かった。それでも元々背負い込んでしまいがちの詩織である、知らなかったこと、何より気づけなかったことがショックだったのかその場にしゃがみこんでは食べ終えたバーベキューの串で地面をいじくり回す始末であった。

「そ、そんなことないよ! 詩織さんがいてくれたからボクたちは人としてもデュエリストとも成長できたんです!」
「そうです! わた、いや僕たちは詩織さんに本当に感謝しています!」
「凛さん、心さん……お2人は本当に私には勿体ないです」

 そう言って3人で抱き合って喜びを分かち合う詩織たち。普段は大人しい詩織であるが意外と熱いところがあるのか、凛と心が加わるとどうにも一昔前の学園ドラマのワンシーンを思わせる光景になっていた。

「ったく詩織ったら……ねえ、遊……遊希? あれ?」

 綾香が苦笑いしながら振り返ると、ついさっきまでそこにいたはずの遊希の姿が無かった。確かほんの数分前まではそこで一緒に焼いた肉に舌鼓を打っていたはずなのだが。

「綾香サン、どうかしたんデスカ?」
「ねえエヴァちゃん、遊希見なかった?」
「遊希サンですか? そう言えばいないデスネ……あれ? 結衣サンと歩美サンもいないデス」











 綾香が遊希と結衣の姿が見えないことに気付いた頃、当の遊希と結衣は湖の湖畔で2人立っていた。遊希と結衣は昨日も夜にこの場所を散歩しており、静かなこの湖畔が気に入ったようだった。

「やはりここはいい場所ね。静かだし湖からの風も気持ちいいわ」
「そうですね……都会と違って月も夜空も綺麗です。こんな下でできるなんて、やっぱり私は果報者ですね」

 湖からは涼しい風が吹き付ける。風に2人の黒髪が揺れる中、2人の少女もとい2人のデュエリストはデュエルディスクを構えた。誰の邪魔も入らない静かな場所で集中して臨みたい、と遊希は結衣に最後のデュエルを申し出たのである。

「先攻後攻の決定権はあなたにあるわ。どうする?」
「私は……先攻で行きます。遊希さん、私は昨日までの私ではありません。例えあなたであっても……私は越えてみせます!」
「……悪いけど、そう簡単に越えられるわけにはいかないわ。全力で、かかってきなさい!」

 遊希がそう言い終えると、一拍置いて強い風が吹く。その風が2人のデュエルの火蓋を切って落とした。

「「デュエル!!」」


結衣 LP8000 手札5枚
デッキ:38 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0
遊希 LP8000 手札5枚
デッキ:38 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN01


「私のターン! 私はモンスターをセット。カードを2枚セットしてターンエンドです!」

 結衣の最初のターンはモンスターと魔法・罠カードを2枚セットするという手堅いものだった。もっともこれまで10回デュエルをして1回も勝てていない遊希相手である、少しでも誤ったプレイングをすればすぐにそこを突かれてしまうだろう。それだけに結衣は遊希から教えられた「最初の5枚の手札のうちから取れる戦法を取る」という姿勢に忠実に動いたのだ。


結衣 LP8000 手札2枚
デッキ:38 モンスター:1 魔法・罠:2 墓地:0 除外:0
遊希 LP8000 手札5枚
デッキ:38 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 除外:0


☆TURN02


「私のターン、ドローよ。そうね……じゃあ私はライオウを召喚」

 遊希のフィールドに現れたのはライオウ。初めてのデュエルで結衣を苦しめた因縁のカードだ。

「……じゃあバトル。ライオウでセットモンスターを攻撃」

ライオウ ATK1900 VS 水精鱗-アビスリンデ DEF1200

「まあ、海皇水精鱗でセットするモンスターなんてそれしかいないわよね」
「セットモンスターはアビスリンデです。ライオウの攻撃でアビスリンデは破壊されますが、破壊されたアビスリンデの効果が発動します! デッキから水精鱗-アビスパイクを召喚します! そしてアビスパイクの効果を発動! 手札の水属性モンスター、海皇の重装兵を捨ててデッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加えます!」
「無駄よ。ライオウがフィールドに存在する限り、互いにドロー以外の方法でデッキからカードを加えることはできない」
「……そうです、故にライオウはサーチを多用する海皇水精鱗の天敵です。ですからそのモンスターは見過ごせません! 水属性モンスターの効果を発動するために墓地に送られた海皇の重装兵の効果で、相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊します! 破壊するのは当然ライオウです!」

 重装兵の突撃によって遊希のライオウが破壊される。結衣は手札を補充できなかったが、自分のデッキにとって厄介なライオウを処理した。遊希はそのライオウを失ったが、結衣にアビスパイクの効果で手札を補充させなかった。両者の目論見は半分が当たり半分が外れるというものになっていた。

「結局フィールドにモンスターを残すことは敵わずね。私はカードを2枚セットしてターンエンド」


結衣 LP8000 手札1枚
デッキ:37 モンスター:1(水精鱗-アビスパイク)魔法・罠:2 墓地:2 除外:0
遊希 LP8000 手札3枚
デッキ:37 モンスター:0 魔法・罠:2 墓地:1 除外:0


☆TURN03


「私のターン、ドロー!……遊希さん、これは都市伝説かもしれないのですが」
「都市伝説?」
「ええ。なんでも優れたデュエリストは引きたい時に引きたいカードを引けるのだとか」

 欲しい時に狙ったカードを引ける、というものはデュエリストの中では「デスティニー・ドロー」だの「シャイニング・ドロー」だの名称こそ安定しないものの、まことしやかに噂にはなっていた。
 しかし、そんなものはイカサマでもしない限り実際不可能であり、単に運が良かっただけとほとんどの人間が割り切っている。それでも、自身の引きの強さにはそれの存在を疑わざるを得ない、ということもあった。

「まあ、私もたまに自分の引きの強さに驚くことはあるわ」
「やっぱり遊希さんならそうですよね、でも私も少しではありますが……自分の引きが強くなったと感じます。ドロー、スタンバイフェイズを終えてメインフェイズ1。私は深海のディーヴァを召喚します!」

 突然何を言い出すのか、と思った遊希だったが結衣がそう言いたくなる気持ちもわかった。海皇水精鱗のキーカードの1つであり、その強さから制限カードにまで指定された深海のディーヴァを結衣はこのタイミングで素引きしたのである。

「ここでディーヴァを引いたのね」
「召喚に成功したディーヴァの効果を発動します! デッキからレベル1の海竜族モンスター、海皇子 ネプトアビスを特殊召喚します!!」

 遊希のフィールドにはモンスターが存在しない。もしこのままネプトアビスの特殊召喚を許せば、結衣の手札次第ではこのままワンショットキルを食らう恐れもあった。

「深海のディーヴァからネプトアビスに繋げる、というのはあなたのデッキのキルパターン。そんなことは百も承知よ」
「……まさか」
「深海のディーヴァの効果にチェーンして私は手札のエフェクト・ヴェーラーの効果を発動! このカードを墓地に送り、モンスター1体の効果を無効にするわ」
「っ!!」

 しかし、デュエルの経験豊富なデュエリストならそれらのカードに対するメタカードは当然用意してある。遊希は今でこそいちアカデミアの学生であるが、かつては今の結衣より幼い時からプロデュエリストとして活動していた歴戦のデュエリストである。自分で使ったことのない海皇水精鱗デッキが相手であってもどのカードに注意を払うべきか、ということは熟知していたのだ。

「フィールドにはチューナーじゃないアビスパイクがいるから完全ではないけど、これでディーヴァは無力化した」
「……エフェクト・ヴェーラー。やっぱり持ってましたか、良かったです」
「……良かった?」
「このカードを入れた甲斐がありました! リバースカードオープン! 深海のディーヴァを対象に罠カード“スキル・プリズナー”を発動します!」


※スキル・プリズナー
通常罠
自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


「スキル・プリズナー……なるほど」
「言ったでしょう? 昨日までの私とは違うんです、ディーヴァが狙われることなどわかっていました!」
「スキル・プリズナーがあるからエフェクト・ヴェーラーの効果はディーヴァには届かない。だったらスキル・プリズナーにチェーンして私は手札の増殖するGの効果を発動するわ。このカードを墓地に送って、相手が特殊召喚に成功するたびに私はデッキからカードを1枚ドローする」
「手札補充を許してしまいましたか……でも仕方ないですね。チェーン処理に移りましょう」

 チェーン4の増殖するGの効果が適用され、チェーン3のスキル・プリズナーが深海のディーヴァを守る。チェーン2のエフェクト・ヴェーラーの効果はスキル・プリズナーによって防がれ、チェーン1の深海のディーヴァの効果は問題なく発動される。
 結衣は凛のデュエルを間近で見たことでチェーンの処理においても以前より詳しくなっていた。ここに竜司が期待した集団生活の経験が存分に活かされていたのである。

「私はデッキからネプトアビスを特殊召喚します!」
「モンスターが特殊召喚されたことで私はデッキからカードを1枚ドローするわ」
「ネプトアビスの効果を発動します。デッキから海皇の竜騎隊を墓地に送り、海皇の狙撃兵を手札に加えます! そして墓地に送られた海皇の竜騎隊の効果でデッキから海竜族モンスターの氷霊神ムーラングレイスを手札に加えます!」

 ここで水精鱗-メガロアビスを手札に加えられれば良かったのだが、結衣の手札にはネプトアビスの効果でサーチした海皇の狙撃兵しか水属性モンスターが存在しなかったため、メガロアビスをサーチしても特殊召喚することができなかった。

(今の私の墓地に存在する水属性モンスターはアビスリンデ、海皇の重装兵、海皇の竜騎隊の3体……だったら!)
「私はレベル1の海皇子 ネプトアビスにレベル2の深海のディーヴァをチューニング! “青き海に漂う小さき竜よ、珊瑚の如く美しき命の源となれ!”シンクロ召喚! レベル3、シンクロチューナー! たつのこ!」
「デッキから1枚ドロー。今のシンクロ召喚で結衣、あなたの墓地の水属性モンスターの数は……」
「私の墓地の水属性モンスターの数はちょうど5体! よって氷霊神ムーラングレイスは手札から特殊召喚できます!!」


※氷霊神ムーラングレイス
効果モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の水属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手の手札をランダムに2枚選んで捨てる。
「氷霊神ムーラングレイス」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上から離れた場合、次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。


「相手が特殊召喚に成功したから1枚ドロー。でもあんまり意味無さそうね」
「氷霊神ムーラングレイスの特殊召喚に成功した時、相手の手札をランダム2枚選んで捨てさせます!」

 ムーラングレイスの放った凍える風によって遊希の手札がランダムに2枚選ばれて墓地に送られる。ムーラングレイスの効果は禁止カードである“いたずら好きな双子悪魔”とほぼ同等の効果であり、召喚が難しい分その効果は強力だ。
 しかし、普通ならハンデスは相手にとって嫌らしい効果なのだが、時にそれは相手を利することもある。そればかりは結衣からしても予想外だった。

「あら、墓地に送られたのはサイバー・ドラゴン・コアと“ギャラクシー・サイクロン”のようね。どっちも墓地で活用できるカードよ、ありがとう」
「っ……! ですがそのカードを使われる前にデュエルを終わらせてしまえばいいことです! たつのこは手札のモンスターもシンクロ素材にできます! 私はレベル3の海皇の狙撃兵にレベル3のシンクロチューナー・たつのこをチューニング! “珊瑚の海に漂う幼き竜は永い時を経て、鮮やかな龍となる!” シンクロ召喚! 美しき海を護れ! “瑚之龍(コーラル・ドラゴン)”!!」


※瑚之龍(コーラル・ドラゴン)
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星6/水属性/ドラゴン族/攻2400/守500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「瑚之龍」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):S召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


「レベル6のシンクロチューナー……あ、デッキからカードを1枚ドローするわ」
「メインフェイズ1を終えてバトルフェイズに入ります! まずは水精鱗-アビスパイクでダイレクトアタック!」

水精鱗-アビスパイク ATK1600

遊希 LP8000→6400

「瑚之龍で追撃します! “コーラル・ストリーム”!」

瑚之龍 ATK2400

遊希 LP6400→4000

「っ……もうライフが半分に……」
「半分じゃ済ませません! 氷霊神ムーラングレイスでダイレクトアタック! “ブリザード・テンペスト”!!」

氷霊神ムーラングレイス ATK2800

「さすがに自分だけダメージを受けるのは癪に障るわね。リバースカードオープン、ムーラングレイスを対象に罠カード“破壊輪”を発動するわ」


※破壊輪
通常罠(制限カード)
「破壊輪」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。


 攻撃態勢に移ったムーラングレイスの首には爆弾がついたリングが装着され、それが大爆発を起こし、爆風が辺り一面に広まった。

「破壊輪の効果で破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを両者がともに受けるわ」

遊希 LP4000→1200
結衣 LP8000→5200

「……ムーラングレイスがフィールドを離れた場合、私は次のターンのバトルフェイズをスキップします。バトルフェイズを終えてメインフェイズ2に移ります。私はレベル4の水精鱗-アビスパイクにレベル6のシンクロチューナー・瑚之龍をチューニング! “美しき自然と大地を守りし守護獣よ、王として自然を汚す者に牙を剥け!” シンクロ召喚! 神樹の守護獣-牙王!」

 牙王は自分のターンのメインフェイズ2以外は相手のカードの効果の対象にならないモンスターであり、遊希の表サイバーデッキのエースモンスターであるサイバー・ドラゴン・インフィニティの効果で処理できないモンスターの1体だ。昨日10回も敗れた結衣である、遊希のデッキのモンスターに対する対策も立てていた。

「相手がモンスターの特殊召喚に成功したからさらにドローするわね」
「シンクロ召喚された瑚之龍が墓地に送られた時、私もカードを1枚ドローできます」
(牙王の召喚を許し、私のライフは風前の灯火。さてどうしたものかしら……)
―――ふん、焦ってなどいないくせに。

 顎に手を当てて考え込む様子を見せる遊希。そんな彼女の心中を察した光子竜は呆れたようにツッコミを入れる。

(あら光子竜、あんたいたのね)
―――おい風呂の時以外はいたぞ。精霊の存在を知らない彼女たちの前では大人しくしていただけだ。意外と喋れないというのは辛いものだな。スカーライトとは趣味が合わないし……
(ごめんなさい、明日以降は愚痴でもなんでも聞いてあげるわ。それよりもデュエルに集中したいのだけど)
―――わかったわかった。言っておくがこのまま負ける、なんてことはないんだろう?
(もちろん)
「そうですね……私はこれでターンエンドです」


結衣 LP5200 手札1枚
デッキ:33 モンスター:1(神樹の守護獣-牙王)魔法・罠:1 墓地:11 除外:0
遊希 LP1200 手札3枚
デッキ:34 モンスター:0 魔法・罠:1 墓地:6 除外:0


☆TURN04


「私のターン、ドロー。ねえ結衣」
「……なんですか?」
「破壊輪の効果もあるけど私のライフを1ターンで6800も削ったことは褒めてあげるわ。でもね、私はこのまま終わるわけにはいかないの」

 そう言うと遊希は左を向く。その視線の先には青々とした低木が群生しているのだが、彼女の視線はその低木の後ろを見据えていた。

「……そこで見ている可愛いギャラリーのためにもね。隠れているのはわかってるのよ、出てきたら? 歩美ちゃん」
「ふぇっ!?」

 驚いた歩美が低木の後ろから顔を出した。遊希と結衣が食事中にも関わらず、こっそりと2人で出ていくのを見かけた彼女はなんと2人の後をこっそりと付けてきてしまったのである。

「あ、歩美ちゃん!? どうしてここにいるんですか?」
「あうう……」

 俯きながら出てきた歩美は怒られるのを覚悟した様子だった。彼女のそんな様子を見て遊希は全てを察する。

「感心しないわね、その様子だと綾香にも黙って出てきたんでしょう? 今頃あの子半狂乱よ。「歩美ちゃんが誘拐されたーっ!」って」
「ご、ごめんなさい……」
「それで、どうしてここに来ちゃったの」
「あ、あのね……遊希おねえちゃんと結衣おねえちゃんがデュエルディスクをもってでていくのがみえたから……わたしもおねえちゃんたちのデュエルをみてもっとべんきょうしたかったの……」
「……私たちのせいですね」
「そうね」

 苦笑いする遊希と結衣。後で一緒に綾香に怒られるとして、勝手についてきたことは褒められたことではない。幼く力の弱い歩美なら猶更だ。しかし、歩美は歩美で遊希と結衣のデュエルを見て自分のデュエルに役立てたいという決意に溢れていた。
 キャリアも少ないし、何より幼いこともあってこのイベントで歩美はデュエルで勝つことができなかった。初心者が勝たせてもらうほど甘いものではないのだが、負けたままで終わりたくない、という思いもあった歩美は一生懸命勉強しようと思ったのである。

(この歳でこの意欲……この子、将来とんでもないことになりそうね)
「まあ来ちゃったものはしょうがないわね。結衣、ちょっと離れるわ」

 遊希はジーンズのポケットからハンカチを取り出すと、手ごろな場所に広げて敷くと、歩美にそこで座ってこのデュエルをよく見ていくように、と言った。

「ありがとうございましゅ、遊希おねえちゃん。でも遊希おねえちゃんのライフ……」
「大丈夫よ、このまま終わらせないから」

 このデュエルを役立てたいと望む歩美のためにも、このデュエルに全力をもって臨む結衣のためにも、そしてこのまま負けたくないという意志の溢れる自分のためにも。遊希は反撃に出るのであった。





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光芒
第107話(番外編第25話):決戦に臨む決闘者・1

を投稿させていただきました。
ついに番外編前編最後のデュエルとなりました。皆さん様々な予想を立てていただきましたが、最後のデュエルは遊希VS結衣でした。歩美ちゃんの見守る中、2人のデュエルはどうなるのか、とみて頂ければ幸いです。
(2016-04-15 17:14)
クトゥルフ大好きな人
出リア充(2回目)いいゾ~^(物陰から⚫REC)意識的に一人称を私から僕に直す心ちゃん。いや、心くん。しっかり凛ちゃんを守るんだよ(父親目線)
しかし詩織さん全く気付いてなかったんですねw落ち込む詩織さん可愛い

いよいよ最終デュエル。まさかいきなり結衣ちゃんが6800も遊希さんのライフを削ってくるとは……、恐れ入った

そして遊希さんの反撃ターン。この状況下で一体どうやって巻き返すのか(´・ω・`)これはwktが止まらない (2016-04-15 17:54)
名無しのゴーレム
おお、ラストデュエルはこの2人でしたか!! 自分が提供したキャラクターがここまで活躍することに喜びを隠せません。本当にありがとうございます!!
連勝して調子に乗っている結衣は遊希にどこまで食らいつけるのか……最後だし勝ってもいいんだよ? しかし、大幅にライフを削ってもまだ遊希の余裕は崩せませんか……頑張れ結衣! (2016-04-15 22:47)
Ales(from SP)
でだしから (2016-04-16 08:56)
Ales(from SP)
とんだタイミングで誤送信失礼しました。

出だしからブラックコーヒーが甘くなったぞ……おかしいなぁ。千夏ちゃん、老けるにはまだ早いから。
ラストデュエルはこのふたりでしたか。これまでは一方的でしたが今回は拮抗してますね。結衣ちゃんが押してますが遊希ちゃんも余力は充分、どうなるか楽しみです。 (2016-04-16 09:06)
光芒
ここに書き込むことではないですが、九州で大きな地震が頻発しております。
九州在住の方はまだまだ予断を許さない状況なのでお気を付けください。

>クトゥルフ大好きな人さん
もはや恒例となった開幕リア充ですね。そうですね、一人称の変化に心の決意がひそかに見え隠れしていますね。まあ僕とボクのカップルという変な組み合わせですが……

8000のうち6800のライフを削り取る水精鱗の爆発力は書いていてやはり恐ろしい。遊戯王の環境テーマは殺意に満ち溢れています。このまま終わらせると味気ないのでもう少し引っ張りたいですが。

>名無しのゴーレムさん
結衣のキャラについては初期設定の時点から遊希と組ませてみたくなるキャラだなぁ、とは思っていたので……その分他のキャラの出番を喰いがちなのは自分の構成力のなさを悔やむばかりです。
ライフが残っている限り、デュエルは終わりませんからね……まだまだ2人のデュエルは続きます。

>Alesさん
コメントにおいては修正できませんからね、致し方ないことです。

千夏じゃないですけど、リアルで歳が一回りも違わない学生たちの進展具合には辟易しております。そんな自分の価値観を千夏には代弁してもらった形で。
現時点では拮抗していますが、動と静を上手く描けて行ければいいかな、とは思います。
(2016-04-16 09:45)

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104 第45話:シンクロVSエクシーズ! 1561 3 2015-11-20 -
93 第46話:娘たちの意地 1447 3 2015-11-25 -
104 第47話:乗り越えるべき存在 1390 3 2015-11-28 -
116 第48話:不格好な絆 1567 3 2015-12-01 -
136 第49話:束の間の休息 1617 2 2015-12-05 -
111 第50話:誇りを賭けた戦い 1510 5 2015-12-08 -
37 第51話:昔からの相棒 1420 3 2015-12-11 -
115 第52話:超戦士降臨 1563 4 2015-12-15 -
63 第53話:綾瀬の正体 1511 2 2015-12-19 -
50 第54話:精霊と精霊 1340 4 2015-12-22 -
71 第55話:真剣勝負 1301 2 2015-12-25 -
41 第56話:反攻の遊希 1255 2 2015-12-27 -
104 第57話:満身創痍のふたり 1341 3 2015-12-30 -
123 第58話:幻惑、水の銀河眼 1581 3 2016-01-04 -
102 第59話:未知の敵 1568 4 2016-01-07 -
70 第60話:猛攻! スピードロイド 1463 2 2016-01-10 -
94 第61話:親友 1469 5 2016-01-12 -
65 第62話:死闘の果てに 1509 6 2016-01-15 -
87 第63話:二人の少女、そしてライバル 1426 2 2016-01-18 -
50 第64話:激突! 青眼VS真紅眼! 1404 3 2016-01-21 -
107 第65話:光の導き 1316 2 2016-01-24 -
104 第66話:立ち上がる時 1351 4 2016-01-27 -
86 第67話:不滅の戦士! 幻影騎士団 1412 2 2016-01-30 -
121 第68話:不可解なこと 1458 2 2016-02-02 -
77 第69話:千夏との誓い 1297 3 2016-02-05 -
70 第70話:あの日、あの時 1373 4 2016-02-08 -
123 第71話:黒幕との接触 1567 3 2016-02-10 -
137 第72話:決別の時 1647 3 2016-02-12 -
101 第73話:思いを一つに 1379 3 2016-02-15 -
98 第74話:邪なる同調 1456 2 2016-02-17 -
43 第75話:精霊の奇跡 1380 4 2016-02-19 -
108 第76話:星天の再会 1381 2 2016-02-22 -
111 第77話:ペンデュラムの脅威! 1430 4 2016-02-24 -
118 第78話:渾身のドロー 1627 2 2016-02-26 -
99 1万アクセス突破記念企画開催! 1842 0 2016-02-26 -
50 第79話:覇王黒竜の目覚め 1391 4 2016-02-28 -
43 第80話:進化する銀河龍 1476 2 2016-03-01 -
130 第81話:変わらぬ友情 1452 7 2016-03-03 -
106 第82話:集う決闘者 1688 6 2016-03-04 -
131 第83話:小さくたって決闘者 1701 7 2016-03-05 -
96 第84話:決意を秘めた決闘者 1426 9 2016-03-07 -
73 第85話:歩み始めた決闘者 1514 13 2016-03-08 -
114 第86話:真意を告げた決闘者 1570 7 2016-03-09 -
102 第87話:ポンコツ揃いな決闘者 1593 7 2016-03-10 -
61 第88話:とにかく可愛い決闘者・1 1491 10 2016-03-11 -
91 第89話:とにかく可愛い決闘者・2 1531 8 2016-03-13 -
89 第90話:五人五色な決闘者 1434 6 2016-03-14 -
125 遊希たちが4月改訂を語るようです 1468 8 2016-03-16 -
70 第91話:夕刻迎えし決闘者 1370 6 2016-03-16 -
87 第92話:解き放たれた決闘者 1610 6 2016-03-18 -
70 第93話:秘密を打ち明けた決闘者 1733 7 2016-03-20 -
63 第94話:一計案じる決闘者 1253 8 2016-03-22 -
75 第95話:絆深める決闘者 1434 10 2016-03-23 -
73 第96話:矛を交える決闘者・1 1384 9 2016-03-25 -
114 第97話:矛を交える決闘者・2 1310 6 2016-03-27 -
110 第98話:矛を交える決闘者・3 1405 7 2016-03-29 -
70 第99話:矛を交える決闘者・4 1390 7 2016-03-31 -
83 第100話:熱戦の決闘者・1 1366 6 2016-04-02 -
118 第101話:熱戦の決闘者・2 1407 10 2016-04-05 -
77 第102話:熱戦の決闘者・3 1419 11 2016-04-07 -
69 第103話:熱戦の決闘者・4 1372 6 2016-04-09 -
102 第104話:熱戦の決闘者・5 1500 6 2016-04-11 -
94 第105話:熱戦の決闘者・6 1442 6 2016-04-13 -
58 第106話:決戦に臨む決闘者・1 1373 6 2016-04-15 -
115 第107話:決戦に臨む決闘者・2 1440 11 2016-04-18 -
74 第108話:別れの時を迎える決闘者 1441 10 2016-04-20 -
66 番外編前編について遊希たちが語るようです 1469 6 2016-04-21 -
96 第109話:2通の手紙 1552 11 2016-04-23 -
92 第110話:青き眼のアトラクション 1476 6 2016-04-25 -
121 第111話:新時代のデュエル 1425 6 2016-04-27 -
80 第112話:ドラグーン 1341 6 2016-05-01 -
104 第113話:アクセラレーション! 1419 7 2016-05-03 -
105 第114話:熱気溢れしサーキット 1232 6 2016-05-06 -
128 第115話:新たなるブラックフェザー 1289 5 2016-05-10 -
128 第116話:疾走の果てに 1494 7 2016-05-12 -
48 第117話:ノンストップ・ガールズ 1519 6 2016-05-14 -
67 第118話:夏の終わり 1442 9 2016-05-16 -
111 第119話:謎の美少女 1495 4 2016-05-19 -
80 第120話:真・究極 1362 8 2016-05-21 -
54 第121話:遊希の動揺、遊望の微笑 1323 4 2016-05-23 -
58 第122話:聖夜の悲劇 1289 6 2016-05-25 -
51 30000アクセス記念企画を少々。 1213 5 2016-05-27 -
73 第123話:姉として 1331 3 2016-05-29 -
64 第124話:対峙する竜と龍 1368 3 2016-06-01 -
54 第125話:顕現せし遊望の精霊 1405 5 2016-06-03 -
57 第126話:No.(ナンバーズ) 1427 4 2016-06-06 -
101 第127話:届かぬ言葉 1404 7 2016-06-08 -
69 30000アクセス記念企画 1612 4 2016-06-10 -
60 第128話:白紙のカード 1344 6 2016-06-14 -
116 第129話:青空の下で 1236 3 2016-06-17 -
123 第130話:白いドラゴンとの邂逅 1499 4 2016-06-20 -
66 第131話:試練のデュエル 1339 4 2016-06-23 -
60 第132話:第四の精霊 1263 5 2016-06-26 -
106 第133話:舞い降りる閃珖竜 1392 4 2016-06-29 -
61 第134話:親友に託された力 1253 3 2016-07-02 -
96 第135話:涙の誓い 1317 4 2016-07-06 -
96 第136話:次元転送装置 1273 3 2016-07-09 -
91 第137話:新たなる竜星 1429 5 2016-07-12 -
54 第138話:綾香の忘れたもの 1254 4 2016-07-15 -
131 第139話:決闘者たちの選択 1223 5 2016-07-19 -
99 第140話:2人の真意 1282 7 2016-07-24 -
63 第141話:精霊界への旅立ち 1315 4 2016-07-28 -
59 第142話:黒き魔術師と弟子 1259 3 2016-08-02 -
116 第143話:七星将軍の襲撃 1318 3 2016-08-05 -
87 精霊界 登場キャラクター(9/14更新) 1338 0 2016-08-07 -
65 第144話:英雄と炎拳・1 1233 5 2016-08-10 -
70 第145話:英雄と炎拳・2 1206 4 2016-08-14 -
62 第146話:騎士王の覚醒 1214 6 2016-08-17 -
73 第147話:竜姫神と岩の合成獣・1 1288 3 2016-08-21 -
70 第148話:竜姫神と岩の合成獣・2 1255 2 2016-08-23 -
46 第149話:過去への鎮魂歌 1302 7 2016-08-26 -
86 50000アクセス記念企画~短編集・1~ 1325 3 2016-08-28 -
82 第150話:機械の身体に宿る心 1134 0 2016-08-31 -
52 第151話:空を超えて 1105 0 2016-09-03 -
113 第152話:竜と機械の大会戦 1184 0 2016-09-08 -
55 第153話:竜領域のナンバーズ 1208 0 2016-09-13 -
78 50000アクセス記念企画~短編集・2~ 1456 7 2016-09-17 -
102 遊希たちが10月改訂を語るようです 1283 4 2016-09-19 -
78 第154話:望まぬ戦い 1166 2 2016-09-23 -
65 第155話:正しさと過ち 1150 4 2016-09-27 -
55 第156話:少女の決意 1260 2 2016-10-01 -
116 第157話:遊希に起きた異変 1342 4 2016-10-05 -
110 第158話:未知なるデッキ 玻星光 1288 3 2016-10-08 -
111 第159話:玻璃の如く純粋に 1285 2 2016-10-12 -
106 第160話:限界を超えて 1252 3 2016-10-15 -
128 第161話:決戦 1261 3 2016-10-18 -
96 第162話:精神の成長 1231 2 2016-10-21 -
46 第163話:聖なる珖放つ神の竜 1266 4 2016-10-24 -
40 第164話:絆が紡いだ道 1360 6 2016-10-27 -
66 第165話:戦いの終わり 1323 4 2016-10-30 -
58 番外編 Trick or Treat 1197 5 2016-10-31 -
107 第166話:終わりの始まり 1391 9 2016-11-04 -
106 第167話:最期のワガママ 1439 4 2016-11-07 -
117 第168話:声なき再会の誓い 1309 4 2016-11-10 -
89 番外編:11月11日 1198 5 2016-11-11 -
69 第169話:七皇激突 1145 3 2016-11-15 -
48 第170話:怒りに生まれし竜 1121 3 2016-11-17 -
129 第171話:紅き新星竜 1418 5 2016-11-19 -
76 第172話:未来を賭けた戦い・1 1314 4 2016-11-22 -
116 第173話:未来を賭けた戦い・2 1224 3 2016-11-24 -
125 第174話:未来を賭けた戦い・3 1216 4 2016-11-28 -
133 第175話:神の目覚め(修正済) 1226 5 2016-11-30 -
147 第176話:ゴッド・ナンバーズ 1570 5 2016-12-02 -
99 第177話:次元を越える想い 1452 4 2016-12-05 -
138 第178話:天地創造の龍 1445 3 2016-12-07 -
104 第179話:希望への道 1357 3 2016-12-09 -
134 第180話:別れの時 1266 4 2016-12-11 -
104 第181話:少女たちの帰還 1208 5 2016-12-13 -
57 遊希たちが1月改訂を語るようです 1161 7 2016-12-15 -
121 第182話:バースデイ 1412 3 2016-12-17 -
95 第183話:星龍皇覚醒・1 1236 3 2016-12-19 -
102 第184話:星龍皇覚醒・2 1204 4 2016-12-21 -
80 第185話:星龍皇覚醒・3 1118 4 2016-12-22 -
96 番外編:一番のプレゼント 1208 5 2016-12-25 -
117 第186話:星龍皇覚醒・4(修正済) 1315 3 2016-12-26 -
98 星龍皇 設定・カード紹介 1313 0 2016-12-29 -
62 第187話:星龍皇覚醒・5 1214 4 2016-12-30 -
99 番外編:新年 1214 4 2017-01-01 -
75 第188話:星龍皇覚醒・6 1083 2 2017-01-04 -
114 第189話:星龍皇覚醒・7 1208 3 2017-01-07 -
56 第190話:神星龍皇と課せられた運命 1394 3 2017-01-09 -
126 エピローグ:未来 1664 10 2017-01-13 -
91 番外編:2月3日 1162 4 2017-02-03 -
89 番外編:愛と友情のチョコレート 1031 4 2017-02-14 -
78 番外編:桃(色)の節句 1083 4 2017-03-04 -
126 感謝とお知らせ 1257 2 2017-05-04 -
79 番外編:Gift 1108 2 2017-12-25 -
141 ゴブリンと青眼(ブルーアイズ) 1088 2 2018-01-14 -
113 アフターストーリー:星乃 綾香編・1 1744 2 2018-05-24 -
83 アフターストーリー:星乃 綾香編・2 987 2 2018-05-28 -
95 アフターストーリー:星乃 綾香編・3 909 2 2018-05-30 -
122 アフターストーリー:星乃 綾香編・4 1032 2 2018-06-03 -
114 アフターストーリー:星乃 綾香編・5 1076 4 2018-06-06 -
53 アフターストーリー:陽川 千夏編・1 835 2 2018-08-14 -
63 アフターストーリー:陽川 千夏編・2 830 3 2018-08-20 -
103 アフターストーリー:陽川 千夏編・3 863 3 2018-08-23 -
64 アフターストーリー:陽川 千夏編・4 842 2 2018-08-25 -
37 アフターストーリー:陽川 千夏編・5 765 3 2018-08-30 -
62 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・1 904 2 2018-09-01 -
204 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・2 1016 3 2018-09-07 -
94 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・3 739 0 2018-09-09 -
60 『雪と光竜と夢幻世界』コラボ・4 842 3 2018-09-12 -
119 番外編:願う幸福 1419 2 2018-12-25 -

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