第66話 解放　作：こんにゃく

一騎「…」
手札1
ライフ550

裏側守備１

遊姫「…」
手札1
ライフ3300

バハムート

遊姫「…」

…

遊姫『う…ん…ここは…？』

夕暮れの公園…そこは遊姫にとって懐かしい場所だった

遊姫『ここ…一騎と初めて会った公園じゃない…どうして…』

ギュルルル！

パシィ！！

遊姫『っ！！？何！？』

突如後ろから黒い触手が遊姫に襲いかかる

遊姫『ぐ…なんなの…これ…！』

触手の招待は分からない…ただそこには10歳にも満たない子供から発せられているように見えた

その顔は黒く塗りつぶされており見えない

子供『さぁ…倒せ！一騎を倒せ！！』

遊姫『…ぐ…一騎…？』

…

遊姫「っ！！はぁぁぁ！！」ﾌﾞﾜﾝ!!

遊姫「私のターン！！」
手札2

遊姫「私はバルヒルテのペンデュラム効果を使用しフィールドに再びバルヒルテトークンを特殊召喚」

遊姫「さらにブリュヒルデのペンデュラム効果も発動し墓地の融合カードを手札に加える」
手札3

遊姫「そして手札の『キュアリー・グレムリン』とフィールドのバハムート、バルヒルテトークンを素材に融合召喚する」

遊姫「いたずら好きの悪魔よ怒れる猛虎よ天地鳴動の竜と混じりて天を貫く光となれ！」

遊姫「融合召喚！レベル10！！『キュアリーセイクリッドフェンリル』！！」

セイクリッドフェンリル「ワァォォォン！！」
レベル10/風属性/獣族/融合
攻撃力2800

巨大な狼は一騎を見据える

遊姫「そしてセイクリッドフェンリルの効果を発動『１ターンに１度墓地のキュアリー融合モンスターを１体を特殊召喚する』」

遊姫「再び舞い戻れバハムート！」

バハムート
攻撃力2800

カンザキ『遊姫！！大型モンスターを２体も召喚したぁ！！』

トラクリボー『くっ！まずいわね…』

遊姫「セイクリッドフェンリルはこのカード以外のフィールドのキュアリー融合モンスター１体につき300ポイント攻撃力がアップする」

セイクリッドフェンリル
攻撃力2800➡3100

遊姫「バトルだ」

トラクリボー『一騎！来るわよ！』

遊姫「バハムートで裏側守備表示のモンスターを攻撃！！」

遊姫「覇竜水炎弾！！！」

ズガァァァン！！

一騎「くぅ…！！バトルを行ったのは『Ｃ・(チェンジ)豪傑の巨人』！」

一騎「このカードは『守備表示の時に１度だけ戦闘で破壊されない』！」

豪傑の巨人
レベル4/地属性/岩石族
守備力1500

遊姫「…ならばセイクリッドフェンリルで豪傑の巨人を攻撃！！」

遊姫「ホラー・インパクト！」

遊姫「そして…セイクリッドフェンリルは守備表示モンスターを攻撃した時その数値を上回っていればその数値分のダメージを与える！」

一騎「なに！？」

セイクリッドフェンリル
攻撃力3100
⬇
豪傑の巨人
守備力1500

カンザキ『このままでは一騎のライフは尽きてしまうぞぉ！！？』

一騎「トラップ発動！『不屈の精神』！」

一騎「このターンの戦闘ダメージは0になる！！」

ﾌﾞﾜｯ‼

一騎「ぐぁぁ！！」ﾄﾞｻｯ

トラクリボー『一騎！』

一騎「くっ…大丈夫だ」

遊姫「…私はカードを１枚セット…ターンエンド」
手札0

トラクリボー『なんとか…凌いだわね』

一騎「ああ…なんとかな…」

トラクリボー『この状況…どうする』

一騎「ふ…ひっくり返してやるさ…俺はデッキを信じる！」

一騎「俺のターン！ドロー！！」
手札2

一騎「！…よし」

一騎「俺はスケール1の『英雄の魔術師』とスケール8の『正義の魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング！！」

１体は巨大な剣をもつ者

１体は赤いマフラーを身に纏う正義の使者

一騎「これでレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能！ペンデュラム召喚！！」

一騎「エクストラデッキから蘇れ！追憶の魔術師！」

追憶「はぁ！！」
レベル7/闇属性/魔法使い族/スケール1
攻撃力2400

一騎「黒麗の魔術師！！」

黒麗「う…うーん…あっ！ご主人様！やっと私を召喚してくれましたね！！」
レベル6/闇属性/魔法使い/スケール8
攻撃力2000

一騎「マジシャンズアイズ・ペンデュラム・ドラゴン！！」

マジシャンズアイズ「ゴァァ！！」
攻撃力2500

一騎「そして…ハーデストアイズ・スカイ・ドラゴン！！」

ハーデストアイズ「ガァァ！！」
攻撃力2500

黒麗「ご主人様…彼女は一体どうなさったんですか？」

黒麗は遊姫に指を指す

一騎「あいつは俺の友達なんだ…助けるのに協力してくれるか？」

黒麗「当たり前じゃないですか！ね！新人君！」

追憶「…」

一騎「よし…俺は正義の魔術師のペンデュラム効果発動！『１ターンに１度フィールドのペンデュラム召喚したモンスターを素材として融合召喚できる』！」

一騎「俺はフィールドアイズモンスターとアイズモンスターと同じ属性のモンスターを素材として融合召喚する！！」

一騎「俺はハーデストアイズとマジシャンズアイズを融合！」

一騎「歴戦を切り抜けし勇者の血潮、光切り裂く英雄の瞳！！！融合召喚！！！」

一騎「レベル8！！『ヘルトアイズ・ネオス・ドラゴン』！！！」

ヘルトアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族/融合
攻撃力2500

カンザキ『ベクト戦でも見せた一騎の新たなエース！ヘルトアイズだぁ！！』

一騎「そして追憶の魔術師の効果発動！『１ターンに１度エクストラデッキに表側表示で存在するモンスター１体を手札に加える』！！」

一騎「俺はマジシャンズアイズを手札に加える！」

追憶「はぁ！！」

追憶の魔術師が杖を掲げるとカードが手札に戻っていく

一騎「そしてヘルトアイズの効果発動！『１ターンに１度手札、墓地、フィールドのアイズモンスター１枚をゲームから除外しそのモンスターと同じ効果を得る』！」

一騎「俺は手札のマジシャンズアイズを除外する！」

一騎「マジシャン・フュージョン！！」

ヘルトアイズにマジシャンズアイズの鎧が装着される

一騎「そしてヘルトアイズの効果発動！フィールドの魔術師カードの数だけ攻撃力を500ポイントアップする！」

一騎「マジシャンズ・チャージ！」

ヘルトアイズ
攻撃力2500➡4500

一騎「そして黒麗の魔術師の効果発動！『１ターンに１度！フィールドの魔法使い族の攻撃力をフィールドの魔法使い族の数だけ500ポイントアップする！』」

黒麗「任せてくださいませ♪」

黒麗が杖を振るとハートが追憶と黒麗を囲む

追憶
攻撃力2400➡3400

黒麗
攻撃力2000➡3000

一騎「バトルだ！！マジシャンズアイズでセイクリッドフェンリルを攻撃！！」

一騎「竜星のブラスターハンドレッド！！」

ヘルトアイズの腕が真っ赤に燃えてセイクリッドフェンリルを砕く

ズバァァン！！

ヘルトアイズ
攻撃力4500
⬇
セイクリッドフェンリル
攻撃力3100

遊姫「ぐぅっ！！」
ライフ3300➡1900

一騎「まだだ！追憶の魔術師でバハムートを攻撃！！」

一騎「ファントム・スーヴニール！！」

追憶の魔術師が杖を前に付きだしくるくると回転させるとそこからエネルギーが発射される

ズガァァァン！！

追憶の魔術師
攻撃力3400
⬇
バハムート
攻撃力2800

遊姫「っ！」
ライフ1900➡1300

トラクリボー『よし！一騎！やりなさい！！』

一騎「黒麗の魔術師！！遊姫にダイレクトアタックだ！！」

一騎「ブラックマジック・ハート！！」

黒麗「いきますよぉ～♪えい！！」

黒麗の魔術師が杖を振るとそこから沢山のハートが現れ遊姫を襲う

カンザキ『おぉっと！！これで決まったかぁ！！？』

遊姫「トラップ発動『キュアルプレデター』」

遊姫「『自分が受けるダメージを無効にし墓地に存在するレベル4以下のキュアリーモンスターを１体特殊召喚する』」

遊姫が発動したトラップから巨大な口が出現し攻撃を喰らう

そして口が再び開きそこから

遊姫「墓地からハルピュリアを特殊召喚」

ハルピュリア
攻撃力1700

黒麗「う…うえーんご主人様すみません～失敗してしまいました」ﾋﾞｪｰﾝ

一騎「いや…仕方ないさ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

黒麗「あ…ありがとうございます//」

一騎（とはいったものの…）

トラクリボー『一騎…』

一騎「いや…大丈夫さ…俺はこれでターンエンド」
手札0

一騎「この瞬間ヘルトアイズ、黒麗の魔術師の効果は終了し攻撃力が元の数値に戻る」

ヘルトアイズ
攻撃力2500

追憶
攻撃力2400

黒麗
攻撃力2000

遊姫「…」

…

遊姫『くっ…離しないさいよ…この…！』

黒い触手が遊姫の体を締め付ける

遊姫『ぐぅ…！！く…くる…しい』

子供『…倒せ…倒せ！』

そして黒く塗りつぶされていた筈の顔がうっすらと明かされていく

遊姫『っ！？うそ…でしょ』

遊姫『一騎…？』

その顔は幼い頃の一騎の顔そのものだった

一騎『さぁ…一騎を…倒せ！！』

遊姫『ぐぅ…！！』ｷﾞｭｩｩ

…

遊姫「っ！！！」

遊姫「はぁぁ！！！」ﾎﾞﾜﾝ!!

トラクリボー『遊姫…』

遊姫「私のターン！！」
手札1

遊姫「バルヒルテのペンデュラム効果を発動！！フィールドにバルヒルテトークンを特殊召喚！！」

バルヒルテトークン
攻撃力1600

遊姫「さらにブリュヒルデの効果で墓地から融合を手札に加える」

一騎「っくそ…また融合をするつもりか…！」

遊姫「私は融合を発動する…フィールドのバルヒルテトークンとハルピュリアを融合する」

遊姫「天空を統べる鳥獣よ怒れる猛虎と混じりて深淵の海底よりその姿現さん！」

遊姫「融合召喚！レベル7！『キュアリークラーケン』！！」

クラーケン
レベル7/水属性/水族/融合
攻撃力2300

観客A「えっ？」

ﾋｭｩｩ…ズガァァァン！！

クラーケンは山のような巨体でありその触手は観客席にまで及んだ

そしてその触手は無差別に観客を襲う

観客達「うわぁぁぁ！！？」

一騎「なっ！！？」

カンザキ『なんということだぁ！？遊姫のモンスターが観客を襲っている！！？』

一騎「くっ！！観客が！！」

観客B「ひっ！！」

そしてクラーケンの触手がまさに今一人の観客を押し潰そうとした

ズバァァン！！

観客B「う…あれ…？」

ｽﾞｼｨｨﾝ

ユキ「…よっと…なんていうモンスターなんだ」ｶﾁﾝｯ

そこには忍者刀を持つ一人の少女の姿が

ユキ「こっちは僕がなんとかするよ一騎君…だから頑張って…」



一騎「！あれは…ユキか！…良かった」

トラクリボー『貴方のお友達かしら？』

一騎「ああ…アイツがいればあっちは大丈夫そうだ…よし！俺は俺がやるべきことをやるぜ！」

遊姫「私はハルピュリアの効果によりライフを回復する」
ライフ1300➡3000

遊姫「クラーケンの効果を発動『このカードが融合召喚に成功した時素材とした数だけ相手フィールドのカードを破壊する』」

遊姫「私が素材とした枚数は2枚…よってフィールドのカードを2枚破壊する」

遊姫「破壊するのは英雄の魔術師そして正義の魔術師！」

クラーケンの触腕がペンデュラムスケールの二人を襲う

トラクリボー『またペンデュラム召喚を防ぐ気ね！！』

一騎「そうはさせねぇ！！英雄の魔術師のペンデュラム効果発動！！『１ターンに１度！ペンデュラムゾーンのカード１枚の破壊を無効にする』！！」

英雄の魔術師が正義の魔術師を守り破壊される

遊姫「…クラーケンの更なる効果を発動『相手フィールドのモンスター全ての攻撃力を自分の墓地のモンスター１体につき100ポイントダウンさせる』」

遊姫「墓地には7体…よって700ポイントダウン」

ヘルトアイズ
攻撃力2500➡1800

追憶
攻撃力2400➡1700

黒麗
攻撃力2000➡1300

遊姫「バトルだ…クラーケンで追憶の魔術師を攻撃」

遊姫「アルドミットクラーコフ！！」

クラーケンの口からどす黒い墨が発射される

一騎「英雄の魔術師の更なるペンデュラム効果発動！！『自分フィールドのペンデュラムモンスターが攻撃対象となった時！その対象を他のモンスターに変更できる』！！」

一騎「俺は対象をヘルトアイズに変更！！」

クラーケン
攻撃力2300
⬇
ヘルトアイズ
攻撃力1800

ズガァァァン！！

一騎「っ！！ぐぁぁぁ！！」ﾌﾞﾜｯ‼

一騎「がっ！！」ﾄﾞｻｯ
ライフ550➡50

トラクリボー『一騎！！』

黒麗「ご主人様！！」

一騎「っ…ヘルトアイズの効果発動…『このカードがフィールドから離れた時…このカードの効果で除外されているモンスター１体をフィールドに特殊召喚する』」

マジシャンズアイズが再びフィールドに舞い戻る

マジシャンズアイズ
攻撃力2500

遊姫「…私はカードを１枚セット…ターンエンド」
手札0

トラクリボー『一騎！無事！？』

一騎「ああ…大丈夫だ…これしき…」

黒麗「無理しないで…ご主人様」

一騎「無理はするさ…絶対に助けるんだ…遊姫を…それまで諦めねぇ…！」

…

遊姫『っ…あき…らめ…ない』

一騎『なに？』

遊姫『諦めない…！！最後まで…！』

一騎『諦めろ！一騎を倒せ！！』

遊姫『一騎だったら絶対に諦めない！！…私を助けてくれるんだからぁぁ！！』

ﾋﾟｶｧｧ!!

一騎『なっ！？なんだこの光は！！？』

…

一騎「俺のターン！！」
手札1

一騎「これは…トラクリボー…お前」

トラクリボー『言ったでしょ？協力するって』

一騎「…ありがとうトラクリボー」

カンザキ『一騎！果たしてこの状況をどう乗り切るのか！！？』

ユキ「一騎君…」ｽﾞﾊﾞｯ

一騎「俺は追憶の魔術師の効果発動！１ターンに１度エクストラデッキの表側表示のカードを１枚手札に加える！！」

一騎「俺が手札に加えるのは英雄の魔術師！！」

追憶の魔術師「はぁぁ！！」

一騎「そしてスケール1の英雄の魔術師をセッティング！！」

一騎「再びレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能！！ペンデュラム召喚！！」

一騎「手札から『トラクリボー』！」

トラクリボー「クリクリ～」
レベル1/光属性/悪魔族
攻撃力100

一騎「そして…エクストラデッキからハーデストアイズ・スカイ・ドラゴン！！」

ハーデストアイズ「ゴァァァ！！」
攻撃力2500

カンザキ『一騎のフィールドにモンスターが5体揃ったぁ！！』

観客達「す…すげぇ」

観客達「こんなデュエル…初めて見た 」

遊姫「私は永続トラップ『トランド・インフィニティ』を発動」

遊姫「このカードにより『フィールドのキュアリーモンスター１体を選択しそのモンスターは攻撃力が相手フィールドのモンスター１体につき1000ポイントアップし戦闘効果で破壊されない』」

クラーケン
攻撃力2300➡7300

カンザキ『なんということだぁ！？クラーケンの攻撃力が7300！？』

トラクリボー『一騎…』

一騎「ああ」

トラクリボーが一騎の手を握る

すると

ｶｧｧｯ!!

一騎の瞳が煌々と光輝く

トラクリボー『見えたわ…私達の勝ち筋が！！！』

一騎「ああ！！一気に決めるぜ！！」

一騎「俺は正義の魔術師のペンデュラム効果によりフィールドのペンデュラム召喚したハーデストアイズとトラクリボーを素材として融合召喚する！！」

一騎「聖霊を繋ぎ世界を紡ぐ、黄昏の彼方から光切り裂き復活せよ！！」

一騎「融合召喚！！レベル7！！『ハーデストアイズ・スピリット・ドラゴン』！！」

スピリット・ドラゴン
レベル7/光属性/ドラゴン族/融合スケール2
攻撃力2800

ジョーカー「なんだと！？バカな！！！融合ペンデュラムだと！！！？」


ハート「なっ！？…融合のペンデュラムモンスター！！？」

ハート「……まったく…一騎はずるいなぁ…どんどん君の虜になっちゃうよ」


ジェイド「…ふっ」ﾆﾔｯ



ユキ「…綺麗なモンスター…」

その姿は６枚の羽を持つ神秘の竜

召喚と同時に曇った空は開き輝く

トラクリボー『行って！一騎！遊姫を助けて！！』

一騎「任せろ！俺は黒麗の魔術師の効果を発動する！フィールドの魔法使い族の数だけ攻撃力を500ポイントアップする！！」

追憶
攻撃力1700➡2700

黒麗
攻撃力1300➡2300

一騎「そして！マジシャンズアイズの攻撃力もフィールドの魔術師カードの数だけ500ポイントアップ！」

マジシャンズアイズ
攻撃力2500➡4500

カンザキ『一騎…魔術師の攻撃力を上げたところでクラーケンの攻撃力には届かないが』

一騎「バトルだ！！追憶の魔術師でクラーケンを攻撃！！」

カンザキ『な！？攻撃力が低い追憶の魔術師で攻撃！？』

一騎「ファントム・スーヴニール！！」

追憶の魔術師
攻撃力2700
⬇
クラーケン
攻撃力7300

トラクリボー『この瞬間スピリット・ドラゴンの効果発動よ！』

一騎「このカードがドラゴン族ペンデュラムモンスターを素材として融合召喚している場合！バトルの間フィールドのペンデュラムモンスターは破壊されず戦闘で発生するダメージは0になる」

バキィィン！！

カンザキ『いくらダメージが0とはいえなんの意味があるというのだぁ！？』

一騎「そして…バトル終了後相手フィールドのモンスター全ての攻撃力はスピリット・ドラゴンの攻撃力分ダウンする！！」

一騎「シャイニング・スピリット！！」

光の波動がクラーケンを包む

クラーケン「ブモォォ…」
攻撃力7300➡5500

一騎「まだまだ！！スピリット・ドラゴンで攻撃！！」

一騎「聖道の導き…リジェクト・フォース！！！」

放たれた光の渦がクラーケンに直撃する

クラーケン「ブモォォｫｫ」
攻撃力5500➡3700

一騎「黒麗の魔術師でクラーケンを攻撃！！」

一騎「ブラックマジックハート！！」

黒麗「今度こそ当てますよぉ！！」

ズガァァァン！！

マジシャンズアイズ
攻撃力2300
⬇
クラーケン
攻撃力3700➡900

一騎「これで最後だ！！マジシャンズアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでクラーケンを攻撃！」

一騎「魔導のケリュケリオン・バースト！！」

…

ズガァァァン！！

マジシャンズアイズ
攻撃力4500
⬇
クラーケン
攻撃力900

遊姫「っ！！きゃぁぁぁ！！」ﾌﾞﾜﾝ!!
ライフ3000➡0

遊姫「うっ！！」ﾄﾞｻｯ

カンザキ『…か…勝ったのは…一騎だぁ！！』

ﾜｧｧ!!

一騎「ふぅ…」

黒麗「お疲れさまでしたご主人様！」

一騎「あ…ああ」

トラクリボー『遊姫！！』

トラクリボー『遊姫！しっかり！！』

遊姫「う…うう…トラちゃ…ん？」

トラクリボー『遊姫！！』

遊姫「…一騎…トラちゃん…ありがとう」

一騎「なーにいってんだよ当たり前だろ？友達を助けんのはよ」


ジョーカー「っ！！バカな！！！…遊姫がやられただけでなく…ペンデュラム融合まで…」

ジョーカー「…一騎」


遊姫「一騎…これ」ｽｯ

一騎「これは…ソロモンズか」

トラクリボー『これは貴方が持っていた方がいいわ…このカードにはもう遊姫を操れるほどの強力な力は残っていないのだけど念のために』

一騎「…分かった」

遊姫「あれ？一騎トラちゃんの事見えるの？」

一騎「ああ…それh」

ジェイド「そこをどけ」ｽｯ

一騎「！ジェイド」

ジェイド「デュエルの邪魔だ終わったのならさっさとこの場から去るんだな」

一騎「ジェイド…」

ジェイド「…今のデュエル…少しはやるようだな…誉めてやる」

ジェイド「後は俺に任せろ」

ハート「…」ｽｯ

ｶｧｧﾝ!!!

続く

次回

ハート「これこそが僕のデュエル！！追い求めていた研究の成果だ！」

ジェイド「ただ力を振りかざすだけのデュエルが貴様のデュエルだと笑わせるな」

ジェイド「思い出させてやろう…貴様のデュエルがなんだったのかをな！！」

一騎「次回『烙印の決闘』一気に駆け上がれ！！」


黒麗ちゃん
ブラックマジシャンガールに良く似た女の子
銀髪で貧乳だが明るくガンガン喋る
他の魔術師とは上下関係がちゃんと有るようだ

ハーデストアイズ・スピリット・ドラゴン

ドラゴン族ペンデュラムモンスター+ペンデュラムモンスター

作中ではハーデストアイズとトラクリボーの融合でのみ召喚が可能な融合ペンデュラム
ニルヴァーナハイパラディンと類似した効果を持っている強力なモンスターだ