HOME > 遊戯王SS一覧 > 遊戯王 Hedgehog Flowers > 第16話 ワン・ナイト・カーニバル

遊戯王 Hedgehog Flowers/第16話 ワン・ナイト・カーニバル 作:白金 将

 夜の8時、遊乃と葵が団長室に入ると、そこには伽藍たちの他に、見慣れない人物が一人立っていた。おでこに上げているサングラスが印象的な、まさに今風の服装をしている一人の女性であった。

「遊乃ちゃんたちも来たわね~」
「あ、あの、伽藍さん、この方は……?」
「彼女は桔梗さん、と言うの。翌檜の昔からの友人なのよ~」

 改めてその「桔梗さん」を見てみる遊乃。向こうは遊乃の方を向くと、そのままがしがしと頭を乱暴に撫でてきた。葵の所に急いで退避した遊乃を見て、桔梗、伽藍は微笑む。

「あたしは桔梗。昔から翌檜の家に世話になってたの。と言う訳でシクヨロでーす」
「で、でーす」
「何だかとっつきにくいな……」
「大丈夫よ~。時期に慣れて来るわ~」

 片手でチョリースと挨拶をする桔梗に遊乃と葵は固まってしまい、何も答えられなくなってしまう。翌檜は何だか居づらそうだ。伽藍は固まっている二人の姿を見て、そう言えば言い忘れていた、と慌てて桔梗の紹介をする。

「彼女はフラワリングタウン政治部の重鎮なの。欲しい情報があるときは彼女に聞いたら全部揃うわよ~」
「この人が……政治部?」
「しかも重鎮レベルか……世の中何があるか分かった物じゃない」
「そーでしょー?。ウチが来たのには理由があってね……ま、アンタたちは分かってるかも知れないけどさ」

 桔梗は団長室の机に置いてあった書類の束を手に取ると、その中の2枚を遊乃と葵に一枚ずつ渡す。簡単な地図と指令の内容が書いてあった。

「今回はウチら政治部からの依頼。あの動物密売協会を捻りつぶしておしまい」
「あ、あの、政治部の方がこんなこと依頼してもいいんですか?」
「そんな物バレなきゃいいのさ。何かあった時はあたしがもみ消してやるよ。ね、翌檜?」
「……そう」

 翌檜はこくりとうなずく。どうやら、彼女の実力は本物らしい。伽藍の陰に隠れているシロもこっそりとうなずいていた。

「昔からあの組織は面倒くさくてね……でも、今回は動物密売の尻尾を掴んだから、そこをアンタたちに叩き潰してほしいってわけ。アンタたちもうっとうしいと思ってたでしょ?」
「そうね、ここで一つ、今までの事をまとめておいた方が良いかしら~」

 伽藍はそう言うと、団長室のとある壁のボタンを押す。すると、そこの部分がパカっと開き、中からホワイトボードが出てきた。会議用の物だろう。



「フラワリングタウン動物保護協会。表向きの顔は、募金や啓発活動で動物を大切に扱う世の中を作り上げるための組織。この間行った駅にも実は、こっそりとあの団体のポスターがあったりしたのよ~。何も知らない人は、この団体が動物保護の為に活動しているいい団体としか思わないんだけど……

 その裏の顔は動物密売団体。動物保護の一環で行っている『野生動物保護活動』で、街をさまよっているワンちゃんや猫ちゃんを捕まえるの。そして、それをどこか別の組織に売り渡す……これがあの組織の本性。本部に行った時に証拠書類は見つけたから、後は現行犯で捕まえて牢獄に入れるだけになったの~

 今回の一連の事件――ペット捜索のお話だけど、家から出て行ったワンちゃん猫ちゃんを、あの組織が全部捕まえて本部に持って帰っちゃったわけ。それで、夜になっても帰ってこない、ていう依頼がたくさんあったのよ~

 動物保護団体に圧力をかけると市民から反発も起きるから、こうやって政治部の方が私たちにお願いしているわけ。この間の強盗も、動物保護団体に関連する団体が依頼した物って翌檜が吐かせたから、私たちの憂いを失くす、って意味でも、今回でちゃんと捕まえることにしたの~」



 伽藍の言うプランはこうだ。

 まず、遊乃と葵が、売り渡しの予定地である所に張り込みをする。1時間、2時間程待ち、彼らが到着して売り渡す所を暗視用ビデオカメラでしっかりと撮影する。その後に、2人が彼らを捕まえに行く。

 当然、彼らはそこから逃げようとする。追跡係は現場近くにいる翌檜が担当する。万が一、彼らを見失ったとしても、政治部の桔梗が派遣した諜報員が夜の街のあちこちにいるため、これで彼らを追いかける訳になる。遊乃と葵は状況に応じて追跡係の援護に動く。

 動物保護協会本部にも不審な集団が確認されているため、アルストロメリアが襲撃された時に備え、ここには伽藍、シロ、桔梗の三人が常駐する。もし、襲撃を受けた場合は全員捕まえ、翌日、社会のさらし者に仕立て上げる、という訳だ。

「一応あたしもデュエル出来るけど、やっぱりそこはプロの皆さんにお任せがいいと思うので、デュエルに関してはシクヨロでーす」
「街のみんなが寝ている夜に全部片づけるの。翌日の新聞にでっかく載せるわよ~」

 遊乃と葵は顔を見合わせる。意外と本格的であった。少し心配そうな顔をした遊乃を葵が撫でる。翌檜は携帯電話の充電の残りを確認していた。

「全部終わったらみんなでパーティー! さあ、アルストロメリア、全員出動よ~!」



 売り渡し予定時刻は午後11時30分。遊乃と葵がそこに到着した頃はまだ10時30分だった。売り渡しの場所がしっかりと見えるよう、近くにあったアパートの外側廊下に身を潜め、二人で時が来るのを待つ。
 遊乃は緊張を感じているのか震えてしまっていた。葵が遊乃をそっと抱く。

「大丈夫だ……私がいるから、何も心配しなくていい」
「葵ちゃんは、こういうこと、慣れてるの?」
「まあ、そう言った所だな」

 葵は何やらビニール袋のような物を取り出した。遊乃が中を見ると、そこにはあんぱんと牛乳が入っている。しっかり二人分あった。

「本来は二人同時に食べることは避けたいが……腹が減ってたら何にもならない。今のうちに食っておけ」
「ありがとう……むー、おいしー!」

 遊乃と葵があんぱんを食べていると、近くのアパートの部屋からサングラスの男性が出てくる。桔梗が雇っている諜報員の1人だ。遊乃と葵に何かがあった際、退避場所としてアパートの一室をあらかじめ押さえておいた、という訳だ。

「桔梗さんの情報によると、売り渡しは予定通りだそうです。トイレなどがある際はこちらの部屋をお使いください」
「ありがとうございます」
「では、お気をつけて。私はここにいます」

 諜報員の男は部屋に戻っていく。遊乃はあんぱんを食べながら外をぼんやり見ていた。そして、あることに気が付く。

「……ここ、道路があるんだね」
「ああ。街は景観維持の為に車が通れないことになってるが、ここは特例で車が通ってもいいことになってる。近くの高速道路まで一本で行けるから、この街の物流は全てここを拠点にしているんだ」
「ふーん」

 話によると近くには翌檜が待機しているらしい。少し待ってると、葵が思い出したように言った。

「……私と遊乃が空けている間、強盗が来ていたらしい。その日の夜にもし襲撃をたくらんでいるとするなら、疲弊しきった所を一気に叩きに行く算段か」
「なんだか怖いよ……」
「大丈夫。向こうは伽藍たちに任せるんだ。私たちは私たちの仕事をしたらいい」

 再び縮こまる遊乃を葵がもう一度抱いて励ます。葵の身体の暖かさが遊乃を励ましてくれた。遊乃は葵の顔を見る。青白い月が二人の顔を照らしていた。



 それから約一時間。例の時間になった。息を潜めてこっそりと顔を出すと、下の道路に一台のトラックが止まるのが見えた。その中から一人の男性が出てくる。
 月明かりが照らし出したのは、あの動物保護協会の犬と猫のマークだ。そして、あらかじめ道路に止まっていた車からもう一人の男性が出てきた。トラックの荷台から現れた物は、何やら中の物が動いているカゴだ。よく聞くと犬のクーンという鳴き声が分かる。
 遊乃は葵に指示を出す。葵は足音を立てない様に道路に出ると、男たちの死角に入った。遊乃は男たちの様子を持ってきたビデオカメラで収める。しっかりと、取引の現場を押さえることに成功した。
 男らが札束のやり取りをしたその直後、葵がライトの光を男らの顔に当てる。

「そこのお兄さん、何してるんだい?」
「のわっ!?」
「だ、誰だお前!?」

 現場を押さえられた男らはひどく動揺した。犬が入っているらしきカゴを道路に置いたまま、一人が止めてあった車に乗って逃げ出してしまった。もう一人は葵が片手でつかんで離さない。

「は、離せ! こんなことしてもいいと思ってるのか!」
「ちょいと質問に答えてくれればいいんだよ」

 葵は男に足かけをすると、倒れた男の上に膝で乗って完全に押さえつける。手際よく縄で縛りつけ、さるぐつわを噛ませ、何事もなかったかのようにトラックの荷台に放り込んだ。ドアが閉まった後、荷台からは男が跳ねているような音が聞こえてくる。

「伽藍さん、1人は捕まえました。もう1人には逃げられちゃったみたいです」
〈上出来よ~。逃げたもう1人は翌檜が担当するから、2人も気を付けてね~〉

 遊乃が無線で連絡しながら葵と合流する。そこに、新しく乗用車が一台止まった。中から2人の男が出てくると、男は遊乃たちに構えてデュエルディスクを展開した。遊乃と葵は状況を瞬時に理解し、同じようにディスクを展開する。

「「「「デュエル!」」」」




 逃げた男が乗った乗用車は高速道路に出た。ひとまず安心、と行きたかったが、後ろにバイクが一台張り付いているのがミラー越しに確認される。そのバイクに乗っているのが翌檜だった。男の方も、彼女が追いかけてきていることを悟ったらしい。
 急加速を始める男の車を追いかけながら、翌檜はバイクのスイッチを押した。すると、バイク用のデュエルディスクが展開され、ソリッドビジョンの画面が現れた。

〈Riding Duel Auto Pilot stand by...?〉

「「ライディングデュエル、アクセラレーション!」」



 一方、アルストロメリア本部では伽藍がGPSの画面を見ながら様子見をしていた。桔梗の元には様々な情報が入り、遊乃と葵が交戦状態に入った事、翌檜が追跡しながらのデュエルに入ったことが知らされる。シロは外の様子を監視カメラを切り替えながら見ていた。
 すると、シロの見ていたカメラに人影が写り込んだ。黒いフードを被った男たちだ。

「らん姉、桔梗さん、本部の周りに不審な影がいくつか見られます」
「やっぱり来たのね~」
「不本意だけど、やるしかないって感じ?」

 人数的には4人。相手できない数ではないが、相手はもちろん組織の精鋭を送り込んでくるに違いない。自然と三人は戦闘状態に入る。
 監視カメラの映像から、彼らが本部に入ったことが確認された。監視役を他のアルストロメリア従業員に任せ、三人は一階へ降りた。侵入してきた「彼ら」と、少し間を置いて向かい合う。どちらも会ってすぐに自分の腕にディスクを展開した。

「「「デュエル!」」」
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ハカラメ
桔梗さんは軽ーい感じなのに政治部の重鎮とは...これまた濃いキャラが出てきましたね。デュエルはプロに任せると言ってたけど、本人のデュエルの腕前も十分高いんだろうなぁ...。にしても動物愛護を掲げながら裏で密売とは・・・けしからん組織ですね、(アルストロメリアのみんなが)徹底的にぶっ潰してやる!!

そういえば、制限改訂出ましたね...クラブレライロの相棒チェインがお亡くなりに...(魔術師と緊テレ規制も辛い)。帝デッキもガッツリ規制されちゃったけど、葵さんはどうなるのでしょうか... (2016-03-17 08:54)
ター坊
軽い桔梗さん、結構好きです。超クールな翌檜さんとどんな過去があったのか気になるところです。
さて、お仕置きタイムだ。 (2016-03-17 09:18)
光芒
あんぱんと牛乳片手に張り込みってまた懐かしい感じが……昭和の刑事ドラマでよく取られていた手法ですが、実際にそれで張り込みできるんでしょうかね。自分は乳製品摂るとお腹がすぐ下るのできついと思います(え

各地でそれぞれが戦いに身を投じる中、翌檜が挑むのはなんとライディングデュエル。
SSでライディングデュエルが描かれているのはあまり見かけないため、後学のために参考にさせて頂きたいと思います。 (2016-03-17 11:47)
白金 将
<<ハカラメ さん
彼女は情報源として非常に重要な役割を背負っております。見た目で判断って難しいねぇ。
動物愛護を掲げながら裏では反社会的な行動……これが本性と言った所でしょうか。

制限改訂を見た時の一コマ
葵「」プシュー
遊乃「葵ちゃん! 口から煙が……!」←比較的無傷
伽藍「シロちゃんも落ち込まないの~」ナデナデ ←無傷
シロ「クラブレ……貴重なギミックだったのに……」グスン
翌檜「……」ドヨーン ←アリアドネ補完役のラスターPが規制を食らったため (2016-03-17 23:30)
白金 将
<<ター坊 さん
桔梗さんはクセのある人ですが、実はけっこう単純な人だったりしますぞ。
翌檜さんとの過去は物語の進行に従って判明してくる予定です。
今までさんざん悪事を働いてきた協会を潰しにかかる時ですな(`・ω・´) (2016-03-17 23:32)
白金 将
<<光芒 さん
実際の所、トイレに行きたくなる関係上、張り込みの際は物を食べることはあまりないそうです。
食べるにしても一人一人交代で食べるそうな。必ず押さえないといけないですからな。
牛乳は駄目な人は本当に駄目ですからねぇ。私も冷たい牛乳は本当に駄目で……

実は初出の翌檜さんバイクに乗れる設定。
ライディングデュエルの疾走感をいかに表現するかですが、まぁ、頑張ります(滝汗 (2016-03-17 23:43)

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