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第7話 聞き耳使用人 作:イベリコ豚丼
「お嬢様、多田野様をお連れ致しました」
東雲さんがドアを叩き、中に呼び掛ける。
「ありがとう東雲さん。もう行っていいわよ」
「左様で御座いますか。それでは多田野様、私はこれで」
直角に近い角度で頭を下げられる。何もしてないのにこんなに下手に出られると逆に申し訳ない気持ちになってくるなぁ。 そのまま東雲さんは廊下の先に消えて行った。
「えーと………」
「………。」
「………。」
「………。」
「………。」
「さっさと入りなさいよ!!」
「うわっ!!」
大きな声と共に、急にドアが開いた。
「何でドアの前でじっとしてるのよ…」
「いや、てっきり指示があるのかと思って…」
「私はお嬢様ではあっても女王様じゃないの。クラスメートにまで命令なんてしないわ」
「その割には第一声は命令調だったけど…」
「何か言った?」
「いえ、何でもないですごめんなさい」
鋭い眼光につい怯んでしまった。この辺は本当に女王様だ。
「じゃ、入っていいわよ」
「はぁ…、おじゃまします」
まさか人生初の「女子の部屋に入る」という大イベントがこんな形になるとは…。
しかし、招待されたその部屋にふと違和感を感じる。女の子らしくないというより、家っぽくないというか…。どこか知っている場所の様な雰囲気がある。
「それじゃ、見せてちょうだい」
綾崎さんは机の傍の椅子に腰かけ、手の平をこちらに突き出してきた。
「見せてって…何を?」
「プリントよプリント。今日はその為に来たんでしょ」
そういえばそうだった。鞄から十枚程の学校からのプリントを取り出し、綾崎さんに手渡す。
「ふぅん…。で?何があったの?」
「え?」
「だってこういうことは何度かあったけど、今まで男の子が来たことなんて一度も無かったもの。これは何か、あんたが来なければならない事情があったと見るのが普通でしょ?」
受け取ったプリントを精査しながらそんなことを言う。 まさかそれだけの情報でそこまで推理するとは。
「……一番後ろのA4のプリント」
「なになに、先日の傷害事件についての謝罪と経過報告…。へぇ、傷害事件なんてあったんだ」
それについては余りむやみに話したくは無かったが、これは話さざるを得ないだろう。
「…先月末、武雄君がちょっとおかしくなっちゃって、先生含めクラスの皆のデュエルディスクを壊したり、暴力を振るったりしたんだよ」
オブラートに包むつもりが、何だかよくわからない感じになってしまった。
「アヤサキカンパニーの娘としてはデュエルディスクをそんな風に扱う輩は許せないけど…。武雄君って剛田のことよね?確かにあいつそれなりの腕前だったけど、先生に勝てる程だったっけ?」
「よく分からないけど、凄く強力なカードのお陰みたいだったよ」
「ふぅん。そんなに強かったのなら一度手合わせしてみたかったわね。でも、それでどうしてあんたが家に来ることになるのよ?」
「事件は解決したって言っても、被害は甚大だったからね。今元気に動けるのが僕だけなんだ」
「え?…ってことはあんたがその剛田に勝ったの!?」
座っていた椅子を蹴倒すんじゃないかというぐらいの勢いで僕に詰め寄って来た。
「ううん。ただ僕のデュエルディスクが壊される前に助けてくれた人がいたってだけ」
「なぁんだ、せっかく強い人とデュエルできると思ったのに…。ま、多田野じゃそんなもんよね」
むっ。
今のはちょっと気に入らないな。
「でも僕も普段の武雄君になら勝ったことあるよ」
「あんたが?本当かしら…?」
疑わしげな目でこちらを見てくる。
「そんなに疑うんだったらデュエルしてみる?」
そこまで言われて引き下がってしまっては、男が廃る。
「えぇいいわよ。コテンパンにしてあげる」
そう言って綾崎さんは、机の上に置いてあった特注のデュエルディスクを手に取る。
僕も鞄から自分のD-パッドとD-ゲイザーを取り出す。
「「デュエルディスク、セット!D-ゲイザー、セット!」」
『ARビジョン、リンク完了』
「「デュエル!!」」
SOUSUKE LP 4000
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「ハンデよ、先攻は譲ってあげるわ」
「…ありがとう」
油断している内に一気に決めてしまいたい。
「手札からフィールド魔法、賢妖精文書館発動!」
賢妖精文書館 フィールド魔法
「手札を1枚デッキの一番上に戻すことで、綾崎さんのエンドフェイズにデッキから1枚ドローできる!」
ここからは、この前鶴岐さんに教わったばかりのコンボだ。
「賢妖精シルクナレッジを攻撃表示で召喚!」
賢妖精シルクナレッジ ☆4 ATK 0
「そして、シルクナレッジの効果を発動!1ターンに1度、デッキの一番上のカードを墓地に送り、それが賢妖精モンスターだった場合カードを1枚ドローする!!」
「さっきの賢妖精文書館はその為の…!」
「その通り!僕はデッキの賢妖精ウィルナレッジを墓地に送り、カードをドロー!!」
これが特定のモンスターなら特殊召喚まで出来たのだが、さすがにそこは運任せだ。
「今墓地に送られたウィルナレッジは、フィールド上のシルクナレッジをデッキの上に戻すことで、このモンスターを墓地から特殊召喚できる!現れろ賢妖精ウィルナレッジ!!」
賢妖精ウィルナレッジ ☆8 ATK 2500
「1ターン目から攻撃力2500のモンスター…!」
「僕はこれでターンエンド!」
伏せカードは無いが、まずまずの出だしだろう。
「グレードカップの予選の時から少しは成長したみたいね。でも、まだまだ私には及ばないわ!私のターン、ドロー!!」
綾崎さんと直接戦ったことは無いけれど、その鮮やかなデュエルには何度も圧倒させられた。
気を引きしめないと一瞬でゲームエンドになりかねない。
「私は星海聖女サジタリアを召喚!」
星海聖女サジタリア ☆4 ATK 1800
「サジタリアは、1ターンに1度手札の星海モンスターを墓地に送ることで、その攻撃力分のダメージを相手に与える!私が墓地に送るのは星海使獣タウラス!よって900のダメージを受けてもらうわよ!!」
「ぐっ…!!」
SOUSUKE LP 3100
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「そして、墓地のタウラスを除外して効果発動!相手フィールド上のモンスターを1体選択し、破壊する!!」
「なっ…!!」
ただダメージを与えるだけではなく、裏にそんなコンボまで隠していたなんて!!
「さぁこれであんたのフィールドはがら空き!ダイレクトアタックを喰らいなさい!!」
SOUSUKE LP 1300
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「痛ぅっ…!」
サジタリアの放った弓矢が体を貫く。 ソリッドビジョンだから怪我をしないといっても、矢に射されて気分が良い訳が無い。
「まだよ!手札から星海使獣カプリコンを捨てることで、デッキから「星海」と名の付く魔法・罠カードを手札に加え、そのままそのカードをセット!これで私はターンエンド!!」
「…その時、賢妖精文書館の効果でカードをドロー!」
特殊召喚できるが、それはしないでおく。
「あなたの築いた布陣もたった1ターンで陥落。これで力の差が分かったでしょ?サレンダーするなら今の内よ?」
「…うんよく分かったよ。やっぱり綾崎さんは強いや。………けど、諦めなきゃいけない程じゃあないね」
「………!言ってくれるじゃない!」
「僕のターン!僕はナレッジフロスを召喚!」
賢妖精ナレッジフロス ☆4 ATK 1900
「続けて、魔法カード賢妖精贈札を発動!手札を2枚デッキの上に戻して、デッキから3枚ドローする!」
賢妖精贈札 通常魔法
「カードの効果でドローされたことによって、手札から賢妖精ナレッジボルトと賢妖精ナレッジダインを特殊召喚できる!!」
賢妖精ナレッジボルト ☆6 ATK 1500
賢妖精ナレッジダイン ☆1 ATK 100
「ナレッジダインは特殊召喚に成功した時、フィールド上の賢妖精モンスター1体を選択し、自身のレベルを選択したモンスターと同じにできる!僕が選ぶのは同時に特殊召喚したナレッジボルト!よってナレッジダインのレベルは1から6に変更される!!」
賢妖精ナレッジダイン ☆6
「同じレベルのモンスターが2体……まさか!!」
「僕はレベル6のボルトナレッジとナレッジダインでオーバーレイネットワークを構築!」
僕がエクシーズ召喚を覚えたのは綾崎さんが学校を休み始めた後のことだ。 この力ならさしもの綾崎さんでもよく知らないはず!
「聡明なる精霊よ!聖なる光へと昇華し、輝く一陣の風となれ!エクシーズ召喚!吹き抜けろ!賢妖精アルベナレッジ!!」
賢妖精アルベナレッジ ★6 ATK 2600 ORU 2
「エ、エクシーズ召喚…!!」
「もう一度賢妖精文書館の効果を使って、手札をデッキに戻すよ。そして、アルベナレッジのオーバーレイユニットを1つ使うことで、デッキからカードを1枚ドローする!!」
賢妖精アルベナレッジ ORU 1
「当然今ドローしたカードは特殊召喚できるモンスター!行け、賢妖精ナレッジピクス!!」
賢妖精ナレッジピクス ☆1 ATK 600
「さらに!アルベナレッジの効果でドローしたカードがモンスターカードだったことで、星海聖女サジタリアを手札に戻す!!」
「なっ…!そんな追加効果まで…!」
「それだけじゃない!アルベナレッジは、1ターンに1度自分フィールド上の賢妖精モンスターをデッキの上に戻すことで、そのモンスターの攻撃力分自身の攻撃力をアップさせる!僕は今特殊召喚したナレッジピクスをデッキへと戻し、アルベナレッジの攻撃力を600ポイントアップ!!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 3200
「さぁ今度は君がダイレクトアタックを受ける番だ!ナレッジフロスで綾崎さんに攻撃!!」
この攻撃が全て通れば僕の勝ちだ!
「罠カード、星海再来を発動!」
「!!」
星海再来 通常罠
「墓地の星海モンスター1体を、ターン終了時まで効果を無効にして特殊召喚する!帰って来なさい、星海使獣カプリコン!!」
星海使獣カプリコン DEF 1200
「この瞬間、ナレッジフロスの効果が発動!このモンスターが攻撃するとき、デッキからカードを1枚ドローする!!」
「そのカードはさっきの!!」
「そう!僕はナレッジピクスを特殊召喚!!」
賢妖精ナレッジピクス ☆1 ATK 600
「バトル続行だ!ナレッジフロスでカプリコンに攻撃!!」
賢妖精ナレッジフロス ATK 1900 VS 星海使獣カプリコン DEF 1200
「くっ…!!」
「ここでナレッジピクスの効果発動!バトルフェイズにこのモンスターを手札に戻すことで、アルベナレッジの攻撃力をさらに600ポイントアップさせる!!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 3800
「攻撃力……3800!?」
「今度こそ本当にダイレクトアタックだ!アルベナレッジで直接攻撃!!」
「きゃあぁぁぁ!!」
SOUSUKE LP 1300
―――VS―――
LP 200 KAEDE
「さすが綾崎さんだね……。このターンで勝てると思ったのに、ライフを残してくるなんて…」
「…っはぁ、はぁ…!…舐めんじゃ…ないわよ!!多田野なんかに負けてたまるもんですか!!」
アルベナレッジの攻撃は相当の衝撃だったようで、綾崎さんは机で体を支えて何とか立っているという感じだ。
「私の…、ターン!!」
一瞬、彼女のドローしたカードが輝いた気がした。
「……来た!!手札から星海聖女ビリジンを召喚!!」
星海聖女ビリジン ☆3 ATK 1000
「ビリジンが召喚に成功した時、デッキから星海モンスターを手札に加えることができる!私が手札に加えるのは、星海使獣スコーピオ!!」
この場面で手札に加えたカード…。
いったいどんな効果を…!?
「さらに、星海使獣スコーピオを手札から捨てることで、デッキから「融合」を手札に加える!!」
「ゆ、融合!!!」
「私はフィールド上の星海聖女ビリジンと、手札の星海使獣レオールで、融合召喚!!」
2体のモンスターが渦の中に吸い込まれ、一つの光へと姿を変える。
「星守る乙女よ!星降る牙よ!今一つとなりて新たなる力と姿を見せよ!!融合召喚!現れなさい!宙に咲く鉄血の薔薇!星海守護者アンドロメイデン!!」
『ハァッ!!』
星海守護者アンドロメイデン ☆7 ATK 2000
「アンドロメイデンの攻撃力は、融合素材となった星海使獣レオールの攻撃力分、つまり800ポイントアップする!!」
星海守護者アンドロメイデン ATK 2800
「アンドロメイデンのさらなる効果を発動!!1ターンに1度、このモンスターより攻撃力の低い相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!私が破壊するのはアルベナレッジ!さぁ2600のダメージを受けなさい!!」
「アルベナレッジの効果発動!フィールド上のナレッジフロスをデッキに戻し、その攻撃力を1900ポイントアップさせる!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 4500
「これでアルベナレッジの攻撃力はアンドロメイデンを上回り、アンドロメイデンの効果は不発になった!!」
「この効果にそんな抜け穴があったなんて…!」
「さらに僕はアルベナレッジのオーバーレイユニットを1つ使い、デッキからカードを1枚ドロー!!」
「その効果も相手ターンに使えるの!?」
「ドローしたカードは賢妖精ナレッジフロス!よってアンドロメイデンを手札に戻す!!」
「残念だったわね!星海聖女ビリジンを素材として融合召喚されたアンドロメイデンは、相手の効果の対象にはならないわ!!」
「くっ…!ナレッジフロスを守備表示で特殊召喚する…」
賢妖精ナレッジフロス DEF 600
これでひとまずこのターンは凌げる。次の僕のターンにナレッジフロスをデッキに戻してアルベナレッジの攻撃力を上げれば…。
「バトルよアンドロメイデン!アルベナレッジを攻撃!!」
「!?」
星海守護者アンドロメイデン ATK 2800 VS 賢妖精アルベナレッジ ATK 4500
「ナレッジフロスじゃなく、アルベナレッジに攻撃だって!?それじゃただの犬死にじゃ…」
「速攻魔法、星海明器リブラント発動!!」
「!!」
星海明器リブラント 速攻魔法
「自分フィールド上の星海モンスターと相手フィールド上のモンスターをそれぞれ1体ずつ選択し、ターン終了時までその攻撃力を入れ換える!私が選ぶのは、もちろんアンドロメイデンとアルベナレッジ!!」
星海守護者アンドロメイデン ATK 4500
賢妖精アルベナレッジ ATK 2800
「これで形成逆転ね!トドメよ多田野!!」
「うわぁぁぁ!!!」
SOUSUKE LP 0
―――VS―――
LP 200 KAEDE
『WIN! KAEDE AYASAKI』
「う~ん、さすがに勝てなかったかー…」
ARビジョンが解除される。
「や……」
「や?」
「やるじゃない!1ターンで勝負を決めるつもりだったのに、まさかこの私がこんなに追い詰められるなんて思いもしなかったわ!しかもエクシーズ召喚まで……、予想以上よ多田野!」
「え、あ、うん、ありがとう」
「うんうん、中々得るものがあるデュエルだったわ。あそこはああした方が良かったわね…。いやそれよりもあの効果が……」
一人で今のデュエルを反芻しだした。そういうのは普通2人でやるものじゃないのか…?
ん、あれ?
「綾崎さん、体はもういいの?」
その言葉を聞いて、綾崎さんの顔が曇る。
「………至って健康よ。だってもともと体調を崩してなんてないんだから」
「え…?じゃあ何で……」
「この間、隣町で地区大会があったの知ってる?」
「来年のアマチュア全国大会の予選だっけ?確か優勝は地元の元プロか何かだったような…」
「その元プロに決勝で負けたのが私なのよ」
「…ってことは綾崎さん準優勝だったの!?あれ出場するのにある程度の公式成績が必要なんでしょ!?そもそも出られるだけでも凄いのに、その中で2位だなんて…」
「2位じゃだめなのよ!!」
「!!」
突然大きな声で叫んだ。さっきまでとは違い、悲痛に満ちた叫び声だ。
「2位じゃお父様は許してくれないの…!綾崎家の人間は常に頂点に立ってなきゃいけないって、1位以外は全部一緒だって…!だから……!!」
「………。」
僕みたいな凡人はいつも天才に憧れるけれど、天才には天才で悩みがあるのだろう。トップは後続に抜かれるしかない。それが嫌なら、常にトップを走り続けなければならない。
「……ごめんなさい、少し取り乱しちゃったわ。だから次こそ1位になる為に、こうして勉強部屋に篭って特訓してるってわけ。学校で学べる事なんてたいしたことじゃないしね」
最初に感じた違和感の正体が分かった。
ここは教室に似ているのだ。
最低限の家具だけがあって、壁は白塗り。
部屋から娯楽の要素が完全に削ぎ落とされている。
「でもそれじゃ…」
(そこの使用人!あなた何をこそこそしているんだ!)
(げっ…!い、いや、これはその…)
(いいからその部屋から離れろ!)
「………?外が騒がしいわね…」
綾崎さんがドアに近付きノブを捻る。
「ちょっとあんた達、いったい何を…!……あら」
「え」
「おや」
「げ」
そこに居たのはスーツを着た背の高い男と………鶴岐さんだった。
東雲さんがドアを叩き、中に呼び掛ける。
「ありがとう東雲さん。もう行っていいわよ」
「左様で御座いますか。それでは多田野様、私はこれで」
直角に近い角度で頭を下げられる。何もしてないのにこんなに下手に出られると逆に申し訳ない気持ちになってくるなぁ。 そのまま東雲さんは廊下の先に消えて行った。
「えーと………」
「………。」
「………。」
「………。」
「………。」
「さっさと入りなさいよ!!」
「うわっ!!」
大きな声と共に、急にドアが開いた。
「何でドアの前でじっとしてるのよ…」
「いや、てっきり指示があるのかと思って…」
「私はお嬢様ではあっても女王様じゃないの。クラスメートにまで命令なんてしないわ」
「その割には第一声は命令調だったけど…」
「何か言った?」
「いえ、何でもないですごめんなさい」
鋭い眼光につい怯んでしまった。この辺は本当に女王様だ。
「じゃ、入っていいわよ」
「はぁ…、おじゃまします」
まさか人生初の「女子の部屋に入る」という大イベントがこんな形になるとは…。
しかし、招待されたその部屋にふと違和感を感じる。女の子らしくないというより、家っぽくないというか…。どこか知っている場所の様な雰囲気がある。
「それじゃ、見せてちょうだい」
綾崎さんは机の傍の椅子に腰かけ、手の平をこちらに突き出してきた。
「見せてって…何を?」
「プリントよプリント。今日はその為に来たんでしょ」
そういえばそうだった。鞄から十枚程の学校からのプリントを取り出し、綾崎さんに手渡す。
「ふぅん…。で?何があったの?」
「え?」
「だってこういうことは何度かあったけど、今まで男の子が来たことなんて一度も無かったもの。これは何か、あんたが来なければならない事情があったと見るのが普通でしょ?」
受け取ったプリントを精査しながらそんなことを言う。 まさかそれだけの情報でそこまで推理するとは。
「……一番後ろのA4のプリント」
「なになに、先日の傷害事件についての謝罪と経過報告…。へぇ、傷害事件なんてあったんだ」
それについては余りむやみに話したくは無かったが、これは話さざるを得ないだろう。
「…先月末、武雄君がちょっとおかしくなっちゃって、先生含めクラスの皆のデュエルディスクを壊したり、暴力を振るったりしたんだよ」
オブラートに包むつもりが、何だかよくわからない感じになってしまった。
「アヤサキカンパニーの娘としてはデュエルディスクをそんな風に扱う輩は許せないけど…。武雄君って剛田のことよね?確かにあいつそれなりの腕前だったけど、先生に勝てる程だったっけ?」
「よく分からないけど、凄く強力なカードのお陰みたいだったよ」
「ふぅん。そんなに強かったのなら一度手合わせしてみたかったわね。でも、それでどうしてあんたが家に来ることになるのよ?」
「事件は解決したって言っても、被害は甚大だったからね。今元気に動けるのが僕だけなんだ」
「え?…ってことはあんたがその剛田に勝ったの!?」
座っていた椅子を蹴倒すんじゃないかというぐらいの勢いで僕に詰め寄って来た。
「ううん。ただ僕のデュエルディスクが壊される前に助けてくれた人がいたってだけ」
「なぁんだ、せっかく強い人とデュエルできると思ったのに…。ま、多田野じゃそんなもんよね」
むっ。
今のはちょっと気に入らないな。
「でも僕も普段の武雄君になら勝ったことあるよ」
「あんたが?本当かしら…?」
疑わしげな目でこちらを見てくる。
「そんなに疑うんだったらデュエルしてみる?」
そこまで言われて引き下がってしまっては、男が廃る。
「えぇいいわよ。コテンパンにしてあげる」
そう言って綾崎さんは、机の上に置いてあった特注のデュエルディスクを手に取る。
僕も鞄から自分のD-パッドとD-ゲイザーを取り出す。
「「デュエルディスク、セット!D-ゲイザー、セット!」」
『ARビジョン、リンク完了』
「「デュエル!!」」
SOUSUKE LP 4000
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「ハンデよ、先攻は譲ってあげるわ」
「…ありがとう」
油断している内に一気に決めてしまいたい。
「手札からフィールド魔法、賢妖精文書館発動!」
賢妖精文書館 フィールド魔法
「手札を1枚デッキの一番上に戻すことで、綾崎さんのエンドフェイズにデッキから1枚ドローできる!」
ここからは、この前鶴岐さんに教わったばかりのコンボだ。
「賢妖精シルクナレッジを攻撃表示で召喚!」
賢妖精シルクナレッジ ☆4 ATK 0
「そして、シルクナレッジの効果を発動!1ターンに1度、デッキの一番上のカードを墓地に送り、それが賢妖精モンスターだった場合カードを1枚ドローする!!」
「さっきの賢妖精文書館はその為の…!」
「その通り!僕はデッキの賢妖精ウィルナレッジを墓地に送り、カードをドロー!!」
これが特定のモンスターなら特殊召喚まで出来たのだが、さすがにそこは運任せだ。
「今墓地に送られたウィルナレッジは、フィールド上のシルクナレッジをデッキの上に戻すことで、このモンスターを墓地から特殊召喚できる!現れろ賢妖精ウィルナレッジ!!」
賢妖精ウィルナレッジ ☆8 ATK 2500
「1ターン目から攻撃力2500のモンスター…!」
「僕はこれでターンエンド!」
伏せカードは無いが、まずまずの出だしだろう。
「グレードカップの予選の時から少しは成長したみたいね。でも、まだまだ私には及ばないわ!私のターン、ドロー!!」
綾崎さんと直接戦ったことは無いけれど、その鮮やかなデュエルには何度も圧倒させられた。
気を引きしめないと一瞬でゲームエンドになりかねない。
「私は星海聖女サジタリアを召喚!」
星海聖女サジタリア ☆4 ATK 1800
「サジタリアは、1ターンに1度手札の星海モンスターを墓地に送ることで、その攻撃力分のダメージを相手に与える!私が墓地に送るのは星海使獣タウラス!よって900のダメージを受けてもらうわよ!!」
「ぐっ…!!」
SOUSUKE LP 3100
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「そして、墓地のタウラスを除外して効果発動!相手フィールド上のモンスターを1体選択し、破壊する!!」
「なっ…!!」
ただダメージを与えるだけではなく、裏にそんなコンボまで隠していたなんて!!
「さぁこれであんたのフィールドはがら空き!ダイレクトアタックを喰らいなさい!!」
SOUSUKE LP 1300
―――VS―――
LP 4000 KAEDE
「痛ぅっ…!」
サジタリアの放った弓矢が体を貫く。 ソリッドビジョンだから怪我をしないといっても、矢に射されて気分が良い訳が無い。
「まだよ!手札から星海使獣カプリコンを捨てることで、デッキから「星海」と名の付く魔法・罠カードを手札に加え、そのままそのカードをセット!これで私はターンエンド!!」
「…その時、賢妖精文書館の効果でカードをドロー!」
特殊召喚できるが、それはしないでおく。
「あなたの築いた布陣もたった1ターンで陥落。これで力の差が分かったでしょ?サレンダーするなら今の内よ?」
「…うんよく分かったよ。やっぱり綾崎さんは強いや。………けど、諦めなきゃいけない程じゃあないね」
「………!言ってくれるじゃない!」
「僕のターン!僕はナレッジフロスを召喚!」
賢妖精ナレッジフロス ☆4 ATK 1900
「続けて、魔法カード賢妖精贈札を発動!手札を2枚デッキの上に戻して、デッキから3枚ドローする!」
賢妖精贈札 通常魔法
「カードの効果でドローされたことによって、手札から賢妖精ナレッジボルトと賢妖精ナレッジダインを特殊召喚できる!!」
賢妖精ナレッジボルト ☆6 ATK 1500
賢妖精ナレッジダイン ☆1 ATK 100
「ナレッジダインは特殊召喚に成功した時、フィールド上の賢妖精モンスター1体を選択し、自身のレベルを選択したモンスターと同じにできる!僕が選ぶのは同時に特殊召喚したナレッジボルト!よってナレッジダインのレベルは1から6に変更される!!」
賢妖精ナレッジダイン ☆6
「同じレベルのモンスターが2体……まさか!!」
「僕はレベル6のボルトナレッジとナレッジダインでオーバーレイネットワークを構築!」
僕がエクシーズ召喚を覚えたのは綾崎さんが学校を休み始めた後のことだ。 この力ならさしもの綾崎さんでもよく知らないはず!
「聡明なる精霊よ!聖なる光へと昇華し、輝く一陣の風となれ!エクシーズ召喚!吹き抜けろ!賢妖精アルベナレッジ!!」
賢妖精アルベナレッジ ★6 ATK 2600 ORU 2
「エ、エクシーズ召喚…!!」
「もう一度賢妖精文書館の効果を使って、手札をデッキに戻すよ。そして、アルベナレッジのオーバーレイユニットを1つ使うことで、デッキからカードを1枚ドローする!!」
賢妖精アルベナレッジ ORU 1
「当然今ドローしたカードは特殊召喚できるモンスター!行け、賢妖精ナレッジピクス!!」
賢妖精ナレッジピクス ☆1 ATK 600
「さらに!アルベナレッジの効果でドローしたカードがモンスターカードだったことで、星海聖女サジタリアを手札に戻す!!」
「なっ…!そんな追加効果まで…!」
「それだけじゃない!アルベナレッジは、1ターンに1度自分フィールド上の賢妖精モンスターをデッキの上に戻すことで、そのモンスターの攻撃力分自身の攻撃力をアップさせる!僕は今特殊召喚したナレッジピクスをデッキへと戻し、アルベナレッジの攻撃力を600ポイントアップ!!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 3200
「さぁ今度は君がダイレクトアタックを受ける番だ!ナレッジフロスで綾崎さんに攻撃!!」
この攻撃が全て通れば僕の勝ちだ!
「罠カード、星海再来を発動!」
「!!」
星海再来 通常罠
「墓地の星海モンスター1体を、ターン終了時まで効果を無効にして特殊召喚する!帰って来なさい、星海使獣カプリコン!!」
星海使獣カプリコン DEF 1200
「この瞬間、ナレッジフロスの効果が発動!このモンスターが攻撃するとき、デッキからカードを1枚ドローする!!」
「そのカードはさっきの!!」
「そう!僕はナレッジピクスを特殊召喚!!」
賢妖精ナレッジピクス ☆1 ATK 600
「バトル続行だ!ナレッジフロスでカプリコンに攻撃!!」
賢妖精ナレッジフロス ATK 1900 VS 星海使獣カプリコン DEF 1200
「くっ…!!」
「ここでナレッジピクスの効果発動!バトルフェイズにこのモンスターを手札に戻すことで、アルベナレッジの攻撃力をさらに600ポイントアップさせる!!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 3800
「攻撃力……3800!?」
「今度こそ本当にダイレクトアタックだ!アルベナレッジで直接攻撃!!」
「きゃあぁぁぁ!!」
SOUSUKE LP 1300
―――VS―――
LP 200 KAEDE
「さすが綾崎さんだね……。このターンで勝てると思ったのに、ライフを残してくるなんて…」
「…っはぁ、はぁ…!…舐めんじゃ…ないわよ!!多田野なんかに負けてたまるもんですか!!」
アルベナレッジの攻撃は相当の衝撃だったようで、綾崎さんは机で体を支えて何とか立っているという感じだ。
「私の…、ターン!!」
一瞬、彼女のドローしたカードが輝いた気がした。
「……来た!!手札から星海聖女ビリジンを召喚!!」
星海聖女ビリジン ☆3 ATK 1000
「ビリジンが召喚に成功した時、デッキから星海モンスターを手札に加えることができる!私が手札に加えるのは、星海使獣スコーピオ!!」
この場面で手札に加えたカード…。
いったいどんな効果を…!?
「さらに、星海使獣スコーピオを手札から捨てることで、デッキから「融合」を手札に加える!!」
「ゆ、融合!!!」
「私はフィールド上の星海聖女ビリジンと、手札の星海使獣レオールで、融合召喚!!」
2体のモンスターが渦の中に吸い込まれ、一つの光へと姿を変える。
「星守る乙女よ!星降る牙よ!今一つとなりて新たなる力と姿を見せよ!!融合召喚!現れなさい!宙に咲く鉄血の薔薇!星海守護者アンドロメイデン!!」
『ハァッ!!』
星海守護者アンドロメイデン ☆7 ATK 2000
「アンドロメイデンの攻撃力は、融合素材となった星海使獣レオールの攻撃力分、つまり800ポイントアップする!!」
星海守護者アンドロメイデン ATK 2800
「アンドロメイデンのさらなる効果を発動!!1ターンに1度、このモンスターより攻撃力の低い相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!私が破壊するのはアルベナレッジ!さぁ2600のダメージを受けなさい!!」
「アルベナレッジの効果発動!フィールド上のナレッジフロスをデッキに戻し、その攻撃力を1900ポイントアップさせる!」
賢妖精アルベナレッジ ATK 4500
「これでアルベナレッジの攻撃力はアンドロメイデンを上回り、アンドロメイデンの効果は不発になった!!」
「この効果にそんな抜け穴があったなんて…!」
「さらに僕はアルベナレッジのオーバーレイユニットを1つ使い、デッキからカードを1枚ドロー!!」
「その効果も相手ターンに使えるの!?」
「ドローしたカードは賢妖精ナレッジフロス!よってアンドロメイデンを手札に戻す!!」
「残念だったわね!星海聖女ビリジンを素材として融合召喚されたアンドロメイデンは、相手の効果の対象にはならないわ!!」
「くっ…!ナレッジフロスを守備表示で特殊召喚する…」
賢妖精ナレッジフロス DEF 600
これでひとまずこのターンは凌げる。次の僕のターンにナレッジフロスをデッキに戻してアルベナレッジの攻撃力を上げれば…。
「バトルよアンドロメイデン!アルベナレッジを攻撃!!」
「!?」
星海守護者アンドロメイデン ATK 2800 VS 賢妖精アルベナレッジ ATK 4500
「ナレッジフロスじゃなく、アルベナレッジに攻撃だって!?それじゃただの犬死にじゃ…」
「速攻魔法、星海明器リブラント発動!!」
「!!」
星海明器リブラント 速攻魔法
「自分フィールド上の星海モンスターと相手フィールド上のモンスターをそれぞれ1体ずつ選択し、ターン終了時までその攻撃力を入れ換える!私が選ぶのは、もちろんアンドロメイデンとアルベナレッジ!!」
星海守護者アンドロメイデン ATK 4500
賢妖精アルベナレッジ ATK 2800
「これで形成逆転ね!トドメよ多田野!!」
「うわぁぁぁ!!!」
SOUSUKE LP 0
―――VS―――
LP 200 KAEDE
『WIN! KAEDE AYASAKI』
「う~ん、さすがに勝てなかったかー…」
ARビジョンが解除される。
「や……」
「や?」
「やるじゃない!1ターンで勝負を決めるつもりだったのに、まさかこの私がこんなに追い詰められるなんて思いもしなかったわ!しかもエクシーズ召喚まで……、予想以上よ多田野!」
「え、あ、うん、ありがとう」
「うんうん、中々得るものがあるデュエルだったわ。あそこはああした方が良かったわね…。いやそれよりもあの効果が……」
一人で今のデュエルを反芻しだした。そういうのは普通2人でやるものじゃないのか…?
ん、あれ?
「綾崎さん、体はもういいの?」
その言葉を聞いて、綾崎さんの顔が曇る。
「………至って健康よ。だってもともと体調を崩してなんてないんだから」
「え…?じゃあ何で……」
「この間、隣町で地区大会があったの知ってる?」
「来年のアマチュア全国大会の予選だっけ?確か優勝は地元の元プロか何かだったような…」
「その元プロに決勝で負けたのが私なのよ」
「…ってことは綾崎さん準優勝だったの!?あれ出場するのにある程度の公式成績が必要なんでしょ!?そもそも出られるだけでも凄いのに、その中で2位だなんて…」
「2位じゃだめなのよ!!」
「!!」
突然大きな声で叫んだ。さっきまでとは違い、悲痛に満ちた叫び声だ。
「2位じゃお父様は許してくれないの…!綾崎家の人間は常に頂点に立ってなきゃいけないって、1位以外は全部一緒だって…!だから……!!」
「………。」
僕みたいな凡人はいつも天才に憧れるけれど、天才には天才で悩みがあるのだろう。トップは後続に抜かれるしかない。それが嫌なら、常にトップを走り続けなければならない。
「……ごめんなさい、少し取り乱しちゃったわ。だから次こそ1位になる為に、こうして勉強部屋に篭って特訓してるってわけ。学校で学べる事なんてたいしたことじゃないしね」
最初に感じた違和感の正体が分かった。
ここは教室に似ているのだ。
最低限の家具だけがあって、壁は白塗り。
部屋から娯楽の要素が完全に削ぎ落とされている。
「でもそれじゃ…」
(そこの使用人!あなた何をこそこそしているんだ!)
(げっ…!い、いや、これはその…)
(いいからその部屋から離れろ!)
「………?外が騒がしいわね…」
綾崎さんがドアに近付きノブを捻る。
「ちょっとあんた達、いったい何を…!……あら」
「え」
「おや」
「げ」
そこに居たのはスーツを着た背の高い男と………鶴岐さんだった。
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そのルールも含めてあらすじを更新したので、ぜひ御一見ください! (2016-03-09 18:26)
天才ゆえのストイックさと申しましょうか、ただの高飛車女に終わらないのが良いですね。 (2016-03-09 20:29)
やっぱりアルベナレッジは強いですねぇ。流石エースだ。
星海モンスター達もシンプルながら強力なモンスター達でした。
鶴岐さん…覗きはあかんよ…。 (2016-03-09 22:04)
コメントありがとうございます!
楓はこのss初の女性キャラですので、大事にしていきたいと思っています!
高飛車系女子はまたの機会に。
》ギガプラントさん
コメントありがとうございます!
ぜひぜひ作って下さい!
私も必要に応じて作らせていただきますが、やっぱり本人が作る方が味が出ますから。 (2016-03-10 14:03)