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HOME > 遊戯王SS一覧 > seid02カンナ家への訪問

seid02カンナ家への訪問 作:風鼠



杏奈「カンナちゃんの家族ってどんな感じなの?」

椿ちゃんと一緒にカンナちゃんの家に向かう道中、気になった僕はカンナちゃんに質問する

カンナ「そうですね~お父さんは少し気が弱いですけど優しいですしお母さんはしっかり者って感じです♪」

カンナちゃんは僕の質問に対し僕に穏やかな笑顔を向け、少し思い出しながら明るい口調で話す。

椿「うぅ~お腹すいたでぇす…」

椿ちゃんはお腹を鳴らし、疲れたように僕たちの少し後ろをおぼつかない足取りでふらふらと歩く。

カンナ「そうですね~…きっと私のお母さんが昼ごはんを作っていると思うので…」

杏奈「もう少しの我慢だよ、椿ちゃん。」

椿「うう…我慢するでぇす…」

僕の言葉を聞いた椿ちゃんは、少し顔を俯かせ腕をだらんとたらす。

カンナ「やっと着きました~」

カンナちゃんの案内の元、広々とした庭が付いている家の前に足を止める。

杏奈「結構大きい家だね、カンナちゃんの家って」

椿「うう…それよりごはんでぇす…」

椿ちゃんは歩く体力も尽きたのか途中から、僕の手を握り、僕に少し引きずるような体勢となる

カンナ「私、お友達を家に呼ぶの初めてで…」

カンナちゃんは少しはみかみながら、落ち着かないのか少しもじもじと体を始める

杏奈「大丈夫だよ、カンナちゃん。」

カンナ「はう!あわわ…」(///)

僕がカンナちゃんの頭にポンッと手を置くと、驚いたカンナちゃんは声を上げ顔を少しずつ赤めらせる。

椿「はう…お腹すいたでぇぇ~す…」

カンナ「そ、そうですね!で、では、入りましょう!」

椿ちゃんの言葉を訊いたカンナちゃんは、顔を赤めらせたまま少し駆け足で家の玄関へと近づく

杏奈「はは、カンナちゃん。時間はあるから、そんなに慌てなくても…。」

カンナ「あわわ…」

僕がカンナちゃんに近寄るとカンナちゃんは玄関のノブを少し震えている手で握っている

杏奈「カンナちゃん深呼吸。」

カンナ「はう、す~…はぁ~…。ありがと杏奈ちゃん♪」

杏奈「どういたしまして」

カンナちゃんがその場で深く深呼吸をすると、僕に照れくさそうな笑顔を向ける。

笑顔を向けられた僕も思わず頬が緩み、僕も笑顔を向ける

カンナ「で、では入りましょうか」

深呼吸をして落ち着いたカンナちゃんは、静かに玄関の扉を開ける

カンナ「た、ただいまぁ~…」

???「お帰り!愛娘カンナ~!」

カンナ「ふみゃあ?!」

杏奈「?!」

カンナちゃんが扉を開けると、エプロン姿の女性が勢いよくカンナちゃんに抱き着く

その光景に僕は唖然し、その場で固まってしまう。

カンナ「はうう~お母さん止めてよぉ~」

杏奈「え、カンナちゃんのお母さん…?」

???→カンナ母「あら、ごめんカンナ。私嬉しくて、つい。」

カンナちゃんのお母さんは、カンナちゃんから離れると人懐っこい笑顔を浮かべる

カンナ母「…あら、カンナ。この子は?」

カンナ「この子達は私の友達で…」

杏奈「あ、カンナちゃんのお母さん、初めまして。僕は神ばr」

カンナ母「お父さん、カンナに彼氏が!」

僕が名前を言い切る前にお母さんは嬉しそうな声を上げながら小走りで家の中に入っていく

カンナ「はわわ、お母さん違うよぉ~!」(///)

杏奈「…僕、女の子ですよぉ~!」

椿「うぁぅ…杏奈ちゃん…引っ張らないで欲しいでぇす…」

僕達もカンナちゃんのお母さんを追いかけるようにして家の中に入る

カンナ母「あら、杏奈ちゃん、女の子だった…のね」

杏奈「時間かかったぁ~」

リビングで僕達がカンナちゃんのお母さんに、僕が女の子であることを説明して十数分。

カンナちゃんのお母さんは僕の顔を不思議そうに見て、どこか納得したような笑顔を浮かべる

カンナ父「僕の妻が失礼したね、杏奈さん。」

カンナ「あ、お父さん」

話が終わったタイミングを見計らったように、リビングにお父さんがゆっくりと入ってくる。

杏奈「あ、お父さん初めまして!僕、神原杏奈で、カンナちゃんにお世話になってます」

カンナ父「カンナ、杏奈さん、お昼ご飯は食べた?」

杏奈「あ、まだ食べてないです。」

カンナ「はう、そうでした。」

お父さんからお昼ご飯の話が出ると、僕とカンナちゃんのお腹が鳴り、カンナちゃんは恥ずかしそうにお腹を押さえる

カンナ母「ふふ、じゃあ準備するわね」

椿「うぅ…やっとお昼…でぇすか」

杏奈「あ、椿ちゃん大丈夫?」

今まで床に伏せる様に倒れていた椿ちゃんがお昼ご飯という言葉を聞き僕の体を支えに

這い上がるように立ち上がる

カンナ母「カンナに子供が!」

カンナ父「ち、違うと思うよ…多分」

カンナ「はうう、違いますよぉ~」

椿「早く…ご飯が欲しいでぇす」

その後また、カンナちゃんのお母さんの誤解を解くのに十数分程掛かり、

椿「はむはむ…美味しいでぇす!」

カンナ母「ふふ、ありがと♪良い食べっぷりね♪」

椿ちゃんは余程お腹が空いていたのか出された料理を次々と食べ終え、徐々に元気を取り戻していく。

その姿を見たカンナちゃんのお母さんが嬉しそうに笑うと、お母さんの大きな胸が揺れる

杏奈「(カンナちゃんの胸ってやっぱり遺伝…だよね)」

カンナ「ふう…ん?杏奈ちゃんどうかしましたか?」

僕は思わずカンナちゃんの胸とお母さんの胸を交互に見てしまう。

食べ終わったカンナちゃんは不思議そうに首を傾げ、僕を見る。

杏奈「あ、な、何でもないよ。カンナちゃん」

カンナ「?」

カンナ母「お父さんちょっと」

カンナ父「ん?どうしたの?」

僕達が昼ごはんを食べている最中、台所からカンナちゃんのお母さんが手招きしながらお父さんを呼ぶ。

お父さんは、箸を皿の上に丁寧に置き立ち上がりお母さんの元へと歩く

カンナ母「カンナの部屋に…」(ひそひそ…)

カンナ父「…えぇえ?!」

カンナ母「お願いね♪」

カンナ父「え、でも、女の子同士…だよ?」

カンナ母「お願い…ね♪」

カンナ父「…うう…はい、分かりました」

お母さんは小声でお父さんに何かを頼み、お父さんは非常に動揺しつつ、その頼みを承諾する

そうするとお父さんは項垂れる様に家の2階の階段を歩いていく。

杏奈「何かあったのですかな?」

カンナ「さぁ…」

カンナ母「3人とも。もっとゆっくりしていってもいいのよ♪」

杏奈「は、はい。」

カンナちゃんのお母さんは、何かを企むような笑顔を浮かべ、僕達を見つめる

椿「お母さんもう一杯、ご飯おかわりでぇす!」

カンナ母「ふふ♪」

椿「一杯食べたでぇす!」

杏奈「ホント、5杯はご飯食べてたもんね椿ちゃん」

椿ちゃんは満足そうに笑顔を浮かべる。

カンナ父「ふぅ…少し疲れた」

カンナ母「…ふふ、カンナ。部屋には行かないの?」

カンナ「行きますけど…お母さん何かあるのですか?」

カンナ母「ふふ、何もないわよ♪何も…ね♪」

お父さんが2階から降りてくるとお母さんは笑顔で目を輝かせて僕たちを見る。

椿「カンナちゃんの部屋興味あるでぇす!」

杏奈「僕も興味あるなぁ~。」

カンナ「…はい。そうですね~。私の部屋2階ですので、行きましょうか」

僕達はお母さんの笑顔に少し疑念に思いつつ、カンナちゃんの部屋に向かう

カンナ「久しぶりだなぁ~」

椿「…おぉ…」

杏奈「…これってお母さんの企み…だよね」

カンナ「ん?…あわわ~きっとそうですよぉ~」(///)

僕達がカンナちゃんの部屋に入ると部屋の中央に、枕が3つ置かれた緑色の布団が敷かれたベットが移動されていた。

その光景を見たカンナちゃんは顔を紅潮させ、顔を両手で覆う

杏奈「あのお母さんらしいね」

カンナ「はう~普段はこういう事しない方なのですけどぉ~」(///)

カンナちゃんは両手で顔を覆ったままモジモジしはじめる

椿「このベットすごくふかふかで気持ちいいでぇす!」

杏奈「まったく椿ちゃんは…」

椿ちゃんはベットに飛び付くように潜り込む。

カンナ「はうう~まだ杏奈ちゃんの仲、勘違いしてるよぉ」(///)

杏奈「カンナちゃん、片付ける?」

カンナ「はうぅ~…そうしましょう」(///)

杏奈「じゃベット移動するから、椿ちゃん布団から出て」

椿「はう片付けるでぇすか…そうでぇすか…」

椿ちゃんが名残惜しそうにゆっくりと布団から出た後、僕とカンナちゃんは手際よくベットをカンナちゃんの指示で部屋の隅に移動する。

杏奈「これで良しっと…」

カンナ「はう~」(///)

僕達がベットを移動し終え、僕達3人はベットの上に座る。

杏奈「あ、ホントにベットふかふか~」

カンナ「はう杏奈ちゃんそんなにベット撫でないで下さいぃ」(///)

僕が片手でベットを少し押すように触るとカンナちゃんは僕のベットを触る手を両手で握って制止する

杏奈「あ、ごめんカンナちゃん。(カンナちゃんの手…柔らかい)」

カンナ「はう!ごめんなさい」(///)

カンナちゃんははっとした表情とした表情を浮かべ握っていた僕の手を離す

椿「…カンナちゃんの部屋広いでぇす…」

カンナ「ふぇ?!あ、え、そ、そうでしょうか?」

話題を逸らす為椿ちゃんの発言にカンナちゃんは驚きつつ答える

杏奈「うん広いよ。可愛い小物やヌイグルミもしっかり片付いてるし。」

椿「ベットも甘くて良い匂いするでぇす♪」

カンナ「はうう~椿ちゃん嗅がないで下さいぃ~」(///)

椿「はう!」

椿ちゃんが布団やベットの匂いを嗅ぎ始めるとカンナちゃんが、背中から椿ちゃんに抱き着いてその行為を制止する。

カンナちゃんが抱き付くと丁度椿ちゃんの後頭部がカンナちゃんの胸に埋まる

杏奈「もう、椿ちゃんは…まぁ…葵ちゃんも来てたら嗅いだと思うけど…」

椿「カンナちゃんの胸柔らかくて気持ちいでぇす…」

カンナ「はうう~」(///)

椿ちゃんは後頭部をカンナちゃんの胸を撫でる様に動かす

杏奈「…カンナちゃん今日持ってくのある?」

カンナ「はう、すっかり忘れてました!」

カンナちゃんは椿ちゃんに抱き着いたまま、はっと立ち上がる。

椿「離すでぇす!離してほしいでぇす!」

抱き付かれている椿ちゃんは、床に足が付かず、宙で手足をバタバタを動かす

カンナ「椿ちゃん、ご、ごめんなさい!許して下さい」

椿「…まぁ…私もベットの匂い嗅いだし…許して…あげるでぇす」

カンナちゃんは椿ちゃんを離すと、椿ちゃんの目線に合わせ少し中腰になる。

杏奈「ふふ、じゃあカンナちゃん、持っていくもの揃えちゃおうか。僕、手伝うよ」

カンナ「そうですね。お願いします」

椿「私も手伝うのでぇす!」

カンナ「椿ちゃんもありがとうございます。今日持っていくのはですね…」

僕達3人はカンナちゃんがメモに書いた物を手早くカンナちゃんが持ってきた袋に入れていく。

椿「か、カンナちゃんのブラジャー…凄く大きいでぇす」

杏奈「確かに。模様も可愛いし…あ、これ、クマさんの下着だ。」

カンナ「はうう~見ないで下さい~」(///)

椿「ふあぁ揺らさないで下さいぃ~」

カンナちゃんは下着の選別をしていた椿ちゃんの肩を揺らす

杏奈「カンナちゃん可愛い服一杯持ってるね~僕女の子みたいな可愛い服持って無くて…」

カンナ「そ、そうなんですか?」

カンナちゃんの服を選別していた僕は、ワンピースやスカート等女の子らしい服の選別を始めていた

椿「1つ試しに着るのはどうでぇす?」

カンナ「はう!」(///)

杏奈「え、ぼ、僕が?ぼ、僕、きっと可愛い服似合わないだろうし」(///)

椿ちゃんの言葉を聞いた僕とカンナちゃんは顔を赤めらせ、僕は少し動揺し

椿「杏奈ちゃんスタイル良いので、きっと似合うでぇす!ここなら私達しか見てないでぇす!」

椿ちゃんは元気にそう言うと下着と服一式を差し出す。

杏奈「あう…椿ちゃんが言う、なら。カンナちゃん少し…着ても良い?」

カンナ「はう!良いです!私も見たいです!」(キラキラ‥)

僕がカンナちゃんに着て良いかを尋ねるとカンナちゃんは目を輝かせ、少し興奮気味に僕に詰め寄る

杏奈「はう…カンナちゃんが良いのなら…じ、じゃあ…お言葉に…甘えて…」(///)

カンナ&椿(ワクワク…)

僕が服を脱ぎ始めると椿ちゃん達は楽しそうに僕を見続ける。

杏奈「(うう…なんか恥ずかしい…)」

カンナ「(はうう…杏奈ちゃんの体綺麗だよぉ~)」(///)

僕は普段お風呂場などで気にしない視線を気にし、少し恥ずかしさを覚える。

杏奈「や、やっぱりブラジャーがぶかぶか…」

僕がカンナちゃんのブラジャーを着用すると、胸のサイズ故ブラジャーが下がってしまう。

カンナ「はう!その‥私の小さい頃の…使います?」(///)

杏奈「う、うん…お願いカンナちゃん」

カンナ「ひ、ひゃい!わ、わかりました!今出しますねぇ~」(///)

椿「(今噛んだでぇす…)」

杏奈「(可愛い…)」

カンナ「あ、ありました!…はい、杏奈ちゃん」(///)

カンナちゃんは顔を赤くしつつ、持っていく物を入れた袋を置き小さなブラジャーを僕に手渡す。

僕は手渡されたブラジャーを受け取り、着用してみると丁度良く下がる事は無かった。

杏奈「ん…丁度良いみたい。」

カンナ「良かったぁ」

カンナちゃんは安堵したような笑顔を浮かべる

カンナ「じゃ次は…下…だね」

カンナ「(はわわわ…私の下着…穿かれちゃうよぉ~)」(///)

杏奈「ん…よいしょっと…ん?どうしたのカンナちゃん?」

僕がカンナちゃんの下着を穿き終わると、カンナちゃんは顔を真っ赤にし、目を輝かせながら僕を見ていた

カンナ「あの…杏奈ちゃん…スタイル、凄く魅力的だなぁ…って(あわわ…穿かれちゃったよぉ~)」(///)

杏奈「ありがと、カンナちゃん。カンナちゃんに言われると、凄く嬉しいよ。」

カンナ「はうぅ~(私が穿いたのを…杏奈ちゃんが…穿いてる…)」(///)

杏奈「?」

椿「(カンナちゃん…顔真っ赤でぇす…)」

カンナちゃんは顔を真っ赤にし僕の姿を直視できないらしく、視線が宙を泳いでいる

杏奈「に、似合う…かな?に似合わない…よね?」

カンナ「あわわ…いえ、杏奈ちゃん、凄く似合いますよぉ~(私の服が杏奈ちゃんに着られちゃったよぉ)」(///)

普段ズボンやスパッツ等を穿くため、スカートの太ももの風当たり等に違和感を感じつつも、数分掛けカンナちゃんの服を着終わる。

カンナちゃんの服のサイズは僕には少し短いらしく背筋を伸ばすとおへそが少し出る感じになるものの服は肌触りも良く動きやすい。

椿「葵ちゃんだったら絶対抱き付いてるでぇす」

杏奈「はは、そうだろうね。カンナちゃんの匂い凄くするし…」

僕はカンナちゃんの服についた匂いを少し嗅ぐと、カンナちゃんの匂いが香ってくる。

カンナ「はわわ、杏奈ちゃん嗅がないで下さい~」(///)

杏奈「わ、分かったよカンナちゃん(…カンナちゃん可愛い)」

椿「(念の為…杏奈ちゃんの写真撮っとくでぇす)」

カンナちゃんは顔を赤めらせ、僕に詰め寄り、若干涙目で僕の体を両手で少しポカポカと叩き始める。

杏奈「は、早くカンナちゃんが持ってく物揃えようよ~」

椿「そうでぇすね~」

カンナ「はう、そ、そうですね」(///)

僕がカンナちゃんに叩かれながら言うと、カンナちゃんは僕を叩く手を止め、持っていく袋に再び物を入れていく

杏奈「(た、助かったぁ~)」


カンナ「杏奈ちゃん、持っていく物揃いましたぁ~」

杏奈「結構物持ってくね。」

カンナ「はい♪これがあれば葵ちゃん達のお役に立てると思いまして…」

数分経ち、持っていく袋の中には色々な小物や薬、下着等様々なモノが満杯に入っていた。

杏奈「…あれ?椿ちゃんは?」

カンナ「あ、椿ちゃんがあそこで…」

杏奈「?」

カンナちゃんが指をさし、僕がカンナちゃんが指でさした方向に視線を移す。

椿「杏奈ちゃんの脱ぎたてスパッツの匂いは貴重でぇすね~」

カンナちゃんが指さした方向には椿ちゃんがベットの下に隠れるようにして先程まで穿いていた僕のスパッツを手に取り、鼻を近づけ、嗅いでいた。

杏奈「もう、椿ちゃん。そんな所に隠れて、僕の匂い嗅がないでくれるかな?」

椿「ふみゃ?!はう!」

僕に見つかった椿ちゃんは驚いて頭を上げると、ベットに後頭部をぶつける。

椿「あうう~痛いでぇ~す」

杏奈「あ、椿ちゃんごめん驚かせちゃったね。でも僕の匂いきっと汗臭いから…いい匂いじゃないし…」

僕は後頭部の痛みに絶える椿ちゃんからスパッツを取る

椿「健康的な良い匂いだったのでぇす!」

杏奈「もう椿ちゃんは…。椿ちゃんといい、葵ちゃんといい…なんで皆匂い嗅ぎたがるんだろうね」

カンナ「そ、そうですよね~。何ででしょうか?(私も嗅ぎたかったなぁ…はう!お、お友達同士でそ、そんな事…あわわ)」(///)

カンナちゃんは少し顔を赤めらせ、首をかしげる

杏奈「も、もう自分の服に着替えて…いいよね。」

カンナ「そ、そうですね。」

・-・-・-・-・-・-・-・-・-

杏奈「…うん。やっぱりズボンとスパッツはしっくりくるね」

僕は着慣れた服を手慣れた手つきで着替える

カンナ「やっぱり杏奈ちゃんはズボンが一番似合ってます」

椿「やっぱりズボンだと杏奈ちゃんらしいでぇす」

杏奈「ありがと、2人供。」

2人に褒められ僕は2人に笑顔を向ける

カンナ「…あ、もうこんな時間ですね」

杏奈「あ、そうだね。もうそろ一座に行こうか」

時計を見ると既に4時を回っていた。

椿「そうでぇすね。葵ちゃん達を部屋で待ち伏せするでぇす!」

杏奈「ふふ、そうだね。カンナちゃん忘れ物無い?」

カンナ「え~とですね…いえ、無いですね。」

カンナちゃんは部屋を一周見回した後、笑顔で答える

杏奈「じゃ、行こうか。2人供。」

椿「仲良く手つないでいくでぇす!」

杏奈「ん…もう椿ちゃん元気なんだから…」

カンナ「はう…椿ちゃんちょっと痛いですぅ~」

僕がカンナちゃんの横に並ぶと椿ちゃんは僕とカンナちゃんの間に立ち、少しジャンプして僕達の手を握る

椿「おぉ…浮いてるでぇす!」

椿ちゃんは床に足が付かず、宙に浮き

杏奈「あらら、手を繋いでいくの止める?」

椿「…このまま行くでぇす!」

僕が聞くと椿ちゃんは僕の顔を見て笑顔で答える

カンナ「椿ちゃんがいいなら、行きましょうか♪」

杏奈「そうだね。」

カンナ母「あら、カンナ。もうお帰り?」

カンナ「あ、お母さん。はい、持っていく物は準備できましたので…」

僕達が再びリビングに降りると、寛いでいたカンナちゃんのお母さんがこちらに笑顔を向ける。

カンナ母「そう、杏奈ちゃん、椿ちゃん、また来てもいいからね。と言っても明日は私もお父さんも家に居ないけど…」

杏奈「はい、機会があったら、また来ます」

椿「また来るでぇす!」

???2「ただいま~」

杏奈「?」

僕達が別れの挨拶を交わしていると、玄関からカンナちゃん同様胸がおお…発育が良い女の子が入ってくる。

カンナ母「あら、お帰り花梨。今日は早いのね。」

カンナ「あ、花梨だ~」

???2→花梨「ん。うん、今日、塾の授業、5時間だったから…あれ、お姉ちゃん帰ってたんだ。」

椿「羨ましいでぇす…」

杏奈「(やっぱり…遺伝だよね…)」

靴を脱ぎ、立ち上がると花梨と呼ばれる少女の胸がタユンと揺れ、椿ちゃんは小声で羨ましそうにつぶやく。

花梨「ん。この人…まさかお姉ちゃんの…」

カンナ「はい。私のお友達です♪」

花梨「お母さん!お姉ちゃんに彼氏が!」

カンナ「はわわ、だから違いますよ~!」

杏奈「あはは…そんなに僕、男の子に見えるかなぁ?」

花梨ちゃんは興奮気味にお母さんに詰め寄り、カンナちゃんは花梨ちゃんに必死に本日3回目の説明を始める。

花梨「杏奈先輩は女性でしたか。先ほどは失礼な発言を…」

花梨ちゃんは深々と頭を下げ、僕に謝罪する

杏奈「いいよ。僕気にしてないから(ホントは少し気にしてるけど…)」

花梨「自己紹介がまだでしたね。私、兎原花梨です。以後お見知りおきを。」

カンナ「私の1つ下の可愛い妹です~♪」

花梨「お、お姉ちゃん恥ずかしいからやめてよ、もう」(///)

花梨ちゃんは大人びた雰囲気で、しっかりとした口調で自己紹介をする

カンナちゃんが花梨ちゃんの両肩に手を置き、笑顔を浮かべると花梨ちゃんは恥ずかしかったのか顔を紅潮させる。

杏奈「僕も自己紹介するね。僕は神原杏奈。よろしくね花梨ちゃん。」

椿「一条椿でぇす。よろしくでぇす」

花梨「…お姉ちゃんをよろしくお願いいたします」

僕達は簡単に自己紹介をすると、花梨ちゃんは再び僕達に頭を下げる。

杏奈「うん。分かったよ。僕達もカンナちゃんにお世話になってるからね。」

花梨「…そうですか。」

花梨ちゃんはゆっくりと顔を上げ、カンナちゃんを少し見た後僕達に再び視線を移す。

カンナ「…あ、そろそろ行きましょうか」

杏奈「そうだね。またね、花梨ちゃん」

花梨「ええ、また…です。」

カンナ母「いってらっしゃい3人供」

椿「…行ってくるでぇす!」

杏奈「はい。分かりました」

カンナ「また帰ってきますね~」

僕達はお母さん達に見送られながら、カンナちゃんの家を後にする。

椿「色々大変だったでぇす。」

杏奈「だね。彼氏に間違われた時の説明が大変だったね」

カンナ「はう~ごめんなさい私の家族が…」

一座の施設に向かう道中、家の出来事を振り返ってるとカンナちゃんが涙目になり、少し顔を俯かせる。

杏奈「ご、ごめん!そ、そんなつもりは…」

カンナ「でも、久しぶりに家族と一杯話せて私嬉しかったです♪」

カンナちゃんは涙を拭いた後笑顔を僕に向ける

杏奈「そうだね。」

椿「あれ、前から来るの、葵ちゃん達じゃないでぇすかね?」

杏奈「…そうみたいだね。」

椿ちゃんが気づいたらしく、僕も視線を前方に移すと、見慣れた二人組の少女が歩いている

葵「あ、杏奈ちゃんだ♪お~い♪」

杏奈「ふふ、葵ちゃん元気だなぁ~」

まだ少し前方から歩いてくる葵ちゃんが大きな声を上げながら、腕を大きく振る

僕もそれにこたえる様に腕を振り返す

杏奈「や、葵ちゃん瑞樹ちゃん。どうだった瑞樹ちゃんの家?」

葵「えへ~瑞樹のお母様綺麗だった~♪カンナちゃんの家はどうだったの?」

葵ちゃんは笑顔を浮かべ、僕達の顔を見つめる。

椿「良い夫婦だったのでぇす。」

両手を握られ、身長的に足が地面から少し浮いてしまっている椿ちゃんが笑顔で答える

カンナ「いつか瑞樹のお母様に会いたいです~♪」

葵「私のカンナちゃんの家に行ってみたいなぁ~♪」

カンナちゃんは控えめで人懐っこい笑顔を浮かべる。

瑞樹「じゃあ、連絡しておくわ。明日か来週のどっちにする?」

そう言って瑞樹ちゃんはポケットから素早く携帯電話を取り出す。

杏奈「善は急げで、瑞樹ちゃんの家は明日がいいな。」

カンナ「私の両親は、明日忙しいらしいので…来週がいいです。」

瑞樹「分かったわ。メールで連絡しておく」

瑞樹ちゃんは素早く文字を打ち始め、送信し終わったらしくポケットに再び携帯をしまう。

葵「立ち話もなんだし部屋でゆっくり話そうよ♪」

瑞樹「そうね。皆入りましょう」

その後夜までお互いの家や意外な一面等の話で尽きる事なく盛り上がった。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

とある日

葵「はう~桔梗さんのお部屋に呼ばれるなんて…私何かしたかなぁ~」

瑞樹「…他のSSの更新を3か月位してない事とか」

葵「はう!確かにそれは…重要…だよね~」

瑞樹「桔梗さん、入りますよ」

桔梗「…はい」

葵「桔梗さん、私達に何か御用ですか?」

桔梗「皆様にご報告が2つ程ございます。ます一つ目は…このSSの累計閲覧数が5000回を超えたことです。」

葵「そ、そうなんだ!」

桔梗「このことから…私達は、感謝の意を込め、累計閲覧数5000回記念を行いたいと考えております。」

葵「な、何をやるんですか?」

桔梗「それが、2つ目です」

瑞樹「え、もしかして…その企画を私達が?」

桔梗「えぇ、企画を立て、実行する…新人教育にもいいと考え彩愛さん、アカネさんと話し合った結果です。やりますか?」

葵「やりますやります!」

瑞樹「…やらせていただきます」

葵「私達企画!5000回記念お楽しみに♪」
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ター坊
よし、このご両親なら「お嬢さんを僕に下さい」で押し切れる!(甘い考え
女の子同士で下着のチェックをしあうのはディフォルトのようです。そして親父さん、羨ましいぞ。
それにしても5000回突破しましたか。

おめでとうございます!!
(2016-02-14 14:26)
風鼠
ター坊さんコメントありがとうございます。
本当に押し切れそうで怖い(
下着チェックしあうのは女の子同士の交流の1つだと考えております。
5000回記念をやる前に6000回を突破しそう。急がなきゃ(焦り (2016-02-14 15:18)
から揚げ
遅くなりましたが、5000回突破並びに、10000回突破おめでとうございます!
カンナちゃん家って、巨乳の方が多いですね!親子丼と、姉妹丼をいただきたくなってきます!(暗喩)それか、カンナちゃんのお母さんと花梨ちゃんが胸を触られる展開を見たいですね(欲望丸出し) (2016-03-20 22:34)
風鼠
から揚げさんコメントありがとうございます。
ありがとうございます。今後も閲覧数アップの為に頑張ります。
カンナちゃん家は親戚も含めて、サイズこそバラバラですが、世間的に見れば女性は全員巨乳です。男性?男性は…あれですよ。
く…やらせん!親子丼、姉妹丼を食べる等…私が先に頂く!(おい (2016-03-21 05:22)

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80 第25話大型連休2日目 1023 2 2016-06-19 -
87 side03瑞樹と杏奈 1118 2 2016-06-26 -
146 第26話:大型連休3日目 1212 4 2016-07-03 -
120 第27話:大型連休4日目 1027 4 2016-07-17 -
81 seid04:カンナの休日 1234 2 2016-07-24 -
125 第28話:大型連休5日目 1124 7 2016-08-14 -
142 第29話:大型連休6日目 938 2 2016-09-18 -
88 EX03:お祭り企画!? 1047 5 2016-09-18 -
81 EX04:お祭り企画前座 995 4 2016-09-25 -
104 EX05:特盛親子丼! 1170 4 2016-09-25 -
115 EX06:瑞樹のお仕置き 1084 2 2016-09-30 -
118 EX07:ぞうさん付杏奈ちゃん 1022 2 2016-10-02 -
104 EX08:楓の行動力と代償 954 0 2016-10-02 -
125 EX09:カンナ家へ潜入?! 1040 2 2016-10-08 -
83 第30話:葵と瑞樹の昔話 848 0 2016-11-06 -
134 第31話大型連休最後の日 1078 6 2016-11-17 -
121 第32話芹と詩音と時々未知 929 2 2017-02-08 -
176 第33話:初めての中間テスト 867 0 2017-05-10 -
149 第34話:中間テスト② 900 0 2017-05-17 -
145 第35話中間テストと報告 1104 2 2017-06-04 -
138 第36話伝説の黒猫? 980 0 2017-08-17 -
133 第37話バナナ料理 689 0 2017-08-20 -
142 第38話 兼部 887 0 2017-08-26 -
121 第39話 夏休み 925 2 2017-08-31 -
124 EX12:第1回人気投票結果発表 870 2 2017-09-01 -
124 EX13:瑞樹と2人の交わり 937 2 2017-09-03 -
156 EX14:葵とスイレンと 896 2 2017-09-06 -
119 第41話慰安旅行2日目 1031 4 2017-10-15 -
132 第42話慰安旅行3日目 941 0 2017-11-05 -
98 side04:ホテルの部屋では・・・ 1020 0 2017-11-16 -
117 2018_新年のご挨拶 826 0 2018-01-01 -
120 第43話慰安旅行4日目 993 0 2018-05-06 -
49 第44話慰安旅行終盤まで。(おまけあり) 789 2 2018-09-27 -
102 第45話 杏奈の誕生日 872 2 2018-10-05 -
113 第46話歌舞姫部の合宿1話 823 2 2018-10-06 -
100 47話 合宿2日目+特別企画?! 824 10 2018-10-07 -
94 48話 歌舞伎部合宿3日目‐進展 770 2 2018-10-11 -
95 特別企画①_旅行 742 2 2018-10-14 -
63 49話 サクラとの別れ…? 707 2 2018-10-14 -
61 特別企画②たった1日のサバイバル 620 2 2018-10-21 -
93 第50話 お見舞い 784 2 2018-10-25 -
135 特別企画③ 昔の姉 823 2 2018-10-31 -
61 第51話 瑞樹とカンナの誕生日 937 2 2019-01-27 -
103 最終回 新たな春の風 815 4 2019-03-03 -
118 番外編 葵×明日人 お正月の一幕 803 0 2019-03-14 -
77 【番外編】葵×実 554 0 2019-04-14 -
54 【番外編】杏奈と優のデート 685 0 2019-05-07 -
77 【番外編】カンナ*芹*詩音 795 0 2019-05-12 -
63 【番外編】スイレン*椿 夜の巡回 624 0 2019-05-16 -
82 【番外】杏奈*アザミ 543 0 2019-05-18 -
76 【番外編】定期的カップリング募集 817 13 2019-05-18 -
147 【番外コラボ】 影薄の優等生 807 2 2019-05-26 -
52 【番外コラボ】 タイムイズミステリアス 515 2 2019-08-29 -
61 【番外コラボ】錬金術師 638 2 2019-09-10 -
44 【番外コラボ】5人のオカルト騒ぎ 545 2 2019-09-25 -
52 【番外コラボ】母性の女神? 575 2 2019-09-26 -
66 【番外コラボ】恋する追跡者 868 2 2019-09-27 -

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