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第8話 ネコチャン!? 作:白金 将
シロは時折、アルストロメリアの窓口の辺りで座って業務の手伝いをしている。窓口には様々な依頼がやって来るのであるが、本日の依頼は何とも微笑ましく見える物だった。
「猫探し、ですか?」
「はい。私の猫は家の周辺をウロウロするのが好きでよく外に出ていたんですが、ある日、私が仕事から帰ってきても猫ちゃんがいなくて……」
「いつもは帰って来てるんですか?」
「はい」
涙目の女性の話を聞きながら、シロはぼんやりと猫について考える。ネコは気ままな生き物であるため、飼い主から離れてそこら辺をうろうろすることが多い。もっとも何も考えずに外に出るのではなく、ちゃんと夜になると飼い主の家に帰ってくる。
「特徴について教えてください」
「リードはついてないけれど首輪はしています。全身茶色の猫で黒の首輪に「にゃーちゃん」と白文字で書いてあるはずです」
「分かりました。こちらで調べてみます」
一見デュエルに関係ないような依頼でもここアルストロメリアはきちんと受ける。それがアルストロメリアの信頼獲得にも繋がっているのだ。だが、シロは何かを思い出す。
(ペット探しの依頼、ここ最近多いなぁ……)
遊乃が通っている高校は一般的な所と大差ない。だが、一つだけ違う所があるとするなら、学校に「カードゲーム同好会」と言う物があることだ。学校からお金は出ることはないが、校内でのデュエルが許可されており、大会への参加を理由に学校を休むことも許されている。それもこのフラワリングタウンならではであった。
そんな彼女は今は授業中であった。黒板に書き連なっている数式を見つめてぼんやりしていると、ふと頭に朝の会話が思い出された。
(猫探しか……後で友達に聞いてみようかなぁ)
自分がアルストロメリアに所属していることを遊乃はあまり公言していない。友達にも言っていない。情報収集のために仕事の話をするのは気が引けるが、猫を探すのであればそれは違う話になる。授業の終了を告げるチャイムが鳴った後、昼休みに入り、遊乃は早速猫の事を尋ねた。
「猫? 遊乃の家って猫飼ってたっけ?」
「あ……えーっと、ご近所さんが探してて……全身茶色で、黒の首輪に『にゃーちゃん』って書いてあるんだって」
「うーん、見たことないなぁ。ごめんね」
「そっか……」
十分後、お弁当を食べながら遊乃は考え事をしていた。猫の事はクラスメイトに聞いてみたが、特に有力な情報はない。むしろ「私の家の猫もいないの」という話が多く、いちいち相手にしている余裕もなかったため、学校での捜索は諦めていた。その代わりに考えていることは、以前葵に助けてもらった時に召喚されていた「帝」モンスターの事であった。
(いつかは大会で葵ちゃんと当たるんだろうなぁ……)
実の所、何度か遊乃は葵とフリーでデュエルを行っているが、葵が【帝】を使ってきたことは一度もない。環境の一角であるため葵が自制しているのだろうか、あの時の強大な力と全力でぶつかったことは一度もなかった。
葵とは仲が良いが、そこがまだ、葵との埋まっていない溝であった。いつかは葵と本気でデュエルしたいため、【帝】に対抗するためにたびたびデッキ構築を考えるのだ。
(なにも考えずに〈生贄封じの仮面〉を入れるのもなぁ……)
そんな事を考えていると昼休みも終わる。次の授業は体育であった。
一方、葵は自分の部屋で横になっていた。アルストロメリアに勤めてから、遊乃が高校に行っている時は葵は部屋に籠っていた。時折伽藍から簡単な仕事を任せられることもあるが、二人一組での仕事が基本となるここでは、遊乃がいない間葵は一人自由にしていた。
「こう時間があると何かしないといけないと思うんだが……」
そう言って葵は自分のデッキが置いてある机に目を向ける。デッキ構築に勤しもうかと思った時もあったが、今の自分に出来るだけのことをやりきってしまったため、もはや構築する部分も残っていない。
ふと、机の下にノートパソコンを置いていたことを思い出した。ここに来る際に伽藍から支給されたものである。一応インターネット環境も整っていたため、ネットでのデュエルや情報収集に使ってください、とのことであった。
「人脈は持っておいた方が良いか……」
デュエルとリアルファイト以外に取り柄がないと自分で思っている葵は、ベッドから起き上がると、机の下のノートパソコンを取り出し、早速起動させる。
「最近だとSNSで色々な人と繋がれるらしいが……情報収集にも役立つだろう」
一からアカウントを作った葵は、この後どうしようかと考え込む。とりあえずいろいろな場所から街の情報を得られるようにしたが、このアカウントが有用な物となるためには自分もいくらか影響力を持っていないといけない。
「ん、何だこれ」
そこにあったのはいかにもという怪しい内容が載っている所であった。よくインターネット上で見かける掲示板のまとめサイトの一種だ。書いてあったのは……
「『フラワリングタウンの裏に蔓延る悪の組織リスト』、か。知ってて損はないな」
真偽を見極めるため、他のサイトとも比較しながらそのリストを眺める。最初は顔色一つ変えることなく眺めていた葵であったが、ある一つの団体名を目に止めた瞬間、葵の口が開いた。
「この団体……どこかで聞いたことがある」
学校も終わり、遊乃はアルストロメリア本部に戻ってきていた。ベッドに倒れて体を休めていると、そこに伽藍がやって来た。シロは仕事中なのかそばには付いていない。
「おかえりなさい。どうだった?」
「数学がわかんなくて……猫の事もさっぱりでした」
「学校に行ってる時は仕事の事は考えなくていいのに」
ソファに横になった遊乃を伽藍がそっと撫でる。シロをかわいがる時にも同じように撫でているのか、遊乃は徐々に眠くなってきてしまう。今日の学校での疲れがまだ抜けていないのだ。
「少し休んでいいですか?」
「大丈夫よ。それじゃ、おやすみなさ~い」
伽藍に頭を撫でられながら遊乃は眠りに落ちてしまった。
次の日、遊乃は学校に休みを取り、アルストロメリアの活動に参加していた。葵と二人で街を回り、依頼されていた猫を探しに行くのだ。伽藍と翌檜もペアを組んで街を探し回っているらしい。アルストロメリアの人を多く街に配備しているため、今回の猫探しはただの猫探しではなさそうだった。
「学校休まなくても良かったのにな」
「みんな頑張るんだから私だって頑張らなきゃ」
「ほう」
フラワリングタウンは景観保持のため、車の通行が原則認められていない。そのため道路と言う物は存在せず、レンガ造りの道と木の建物があちこちに建っていた。遊乃と葵はやや細めの道を歩きながら、依頼されていた猫が居そうなところを探し回る。
「猫が寄って来そうな物があったらよかったか」
「持ってきたよ」
「ん、何だ、遊乃?」
遊乃がポケットから取り出したのは……店でよく見るかつおぶしである。
「猫ちゃんにはこれだよ」
「そうなのか……?」
路地裏に入った所で猫が入っていきそうな穴を見つけると、遊乃はそこにかつおぶしをひとつまみ入れる。しばらくすると、穴の中から何やら音がした。
「本当にいたぞ……」
「やった! さあ、猫ちゃんこっちおいで……ふぇぇっ!?」
遊乃のかつおぶしに誘われて出てきたのは茶色の猫……ではなく、黒くて小太りした猫であった。遊乃は目を丸くしながら猫を抱きかかえている。ほほえましい光景を見ていた葵であったが、後ろからやってきた殺気に気が付くと首をほんの少し動かして後ろを睨む。
「……何か用か?」
そこにいたのは3、4人ほどの男女だった。犬と猫のかわいらしいマークがついた作業着を着ている。遊乃の抱いている猫を見つけると、遊乃と葵が逃げられない様に路地に少し広がった。そのうちの女性が遊乃に向かって呟く。
「その猫は私たちが保護します」
「えっ……」
「聞くな、遊乃」
葵が遊乃の前に立つ。遊乃はいまいち状況を飲み込めていないようだった。作業着を着た女性は葵を睨みつけると、腕にデュエルディスクを装着する。
「保護した後の猫はどうする?」
「あなたの知る事ではありません」
「飼い主に返すのか?」
「もちろんそうさせていただきたいと思います」
「……今までに届いたペット探しの依頼書の枚数を教えてやろうか?」
葵は吐き捨てるように言った後ディスクを装着する。
「シロに聞いたよ。20枚だ。いくら何でも多すぎるだろ」
― ― ― ― ― ― ―
葵 8000
女 8000
― ― ― ― ― ― ―
先行は葵だった。遊乃は猫を抱きかかえながら葵の背中を見守る。
「勝ったらてめぇらの後ろを全部洗ってやるから覚悟しとけよ」
「猫がかわいそうですから早く終わらせましょう」
「最初からそんなこと思ってない癖に……私は手札から〈天帝従騎イデア〉を通常召喚! そして効果発動! デッキから〈冥帝従騎エイドス〉を特殊召喚する!」
葵のフィールドに二体の家臣が召喚された。葵のデッキが【帝】だと知ってか相手側の女性も少し警戒をしている。葵は2枚のカードを伏せた後、続けざまにモンスターを召喚しにかかる。
「〈冥帝従騎エイドス〉の効果により、私はこのターンもう一度アドバンス召喚が出来る! 私は2体の家臣をリリース!」
イデアとエイドスが黄色と黒の光になって混ざり合うと、そこからまばゆいばかりの光が放たれる。そして、そこから神々しいばかりのオーラをまとった帝王が現れる。
「天上世界を支配する帝王よ、今ここに降臨し、反旗翻すものにその怒りを示さん! アドバンス召喚! レベル8、〈天帝アイテール〉!」
― ― ― ― ― ― ―
天帝アイテール
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地へ送り、デッキから攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
(2):このカードが手札にある場合、相手メインフェイズに自分の墓地の「帝王」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。このカードをアドバンス召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
「〈天帝アイテール〉の効果を発動! デッキから〈光帝クライス〉を特殊召喚する! そして、〈光帝クライス〉の効果を発動! 私の伏せているカード2枚を破壊し、デッキから2枚ドローする!」
「凄い……デッキがどんどん回ってる」
― ― ― ― ― ― ―
光帝クライス
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するカードを2枚まで破壊する事ができる。破壊されたカードのコントローラーは、破壊された数だけデッキからカードをドローする事ができる。このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃する事ができない。
― ― ― ― ― ― ―
「さらに〈真帝王領域〉を発動。カードを2枚伏せ、ターンエンド。エンドフェイズ時にクライスは私の手札に戻る。」
「私のターン、ドロー!」
作業着を着た女性は不敵な笑みを浮かべる。若干葵の眉が上がった。【帝】相手に余裕の表情を見せていることに葵は少し動揺してしまう。遊乃もまた、帝の恐ろしさを一度目にしているため、相手の表情が読めなかった。
葵の場にはアイテールと〈真帝王領域〉、そして2枚の伏せカード。葵の手札は3枚。相手が動いた。
「私は手札から〈高等儀式術〉を発動!」
葵は額に嫌な汗を感じていた。〈真帝王領域〉の効果が適用されるのはエクストラデッキであるため、儀式召喚を軸としているデッキにはまずほとんど意味がない。そして、葵のデッキには儀式モンスターへの有効な対策となるカードは一枚も入っていない。
「デッキから〈甲虫装甲騎士〉〈ネオバグ〉を墓地へ送り、手札から儀式モンスターを召喚します!」
二体の昆虫族通常モンスターが地面に出来た魔方陣に吸い込まれていく。そして、魔法陣から黒い光が間欠泉のように吹き出してきた。その中から一体のモンスターが歩み出る。
「――光と闇が混ざりし時、世界は終わりへと近づき王が最後を見届ける! 儀式召喚! 現れなさい、レベル8、〈終焉の王デミス〉!」
「デミス……あ……っ!」
遊乃はどうやら相手のデッキを一瞬で見抜いたようだった。だが、葵は儀式召喚という物に慣れていないせいか、いつもの冷静さを崩してしまっているためそれに気づかない。
「私は〈終焉の王デミス〉の効果を発動! ライフポイントを2000払う事で、このカード以外の全てのフィールド上のカードを破壊する!」
「何だと!?」
デミスが持っている杖のような物を上に掲げると、そこから漏れだした黒い光が辺りを包み込んでしまう。そして、天地を揺るがすような轟音が響いたかと思えば、葵が召喚していたアイテールと〈真帝王領域〉、そして伏せの2枚は綺麗に消えてしまっていた。
(伏せは〈帝王の烈旋〉と〈真源の帝王〉だったからダメージは少ないが……完全に丸裸にされてしまった……!)
「あ、葵ちゃん、落ち着いて!」
遊乃の抱いている猫も轟音に震え上がってしまったのか、力ない声でニャーオと鳴いている。遊乃に落ち着いて、と言われた葵であったが、状況が状況であるためそう簡単に平静は取り戻せない。手札3枚を見ながら何か対策を考えているようではあったが。
「猫ちゃんを保護するためにこのターンで終わらせましょう……」
「このターンで……!?」
「後ろの小娘は黙っててください……さて」
作業着の女は葵を笑顔で睨む。作業着についているかわいい犬や猫のマークがもはや恐怖を与える物以外の何物でもない。葵の頭は徐々に混乱して来ていた。相手の女の目の焦点は合っていなく、口の端は常に上がったままになっている。
「待っててね猫ちゃん……今すぐ人間から自由にしてあげるから……」
彼女たちから感じられる物は狂気。20匹もの行方不明ペットを生み出した張本人らは、自分自身が狂っていることに気付いていない。気付くはずもない。彼女たちの「正義」が葵と遊乃を踏みにじろうとしていた。
― ― ― ― ― ― ―
葵 8000
女 8000 → 6000
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
高等儀式術
儀式魔法
手札の儀式モンスター1体を選択し、そのカードとレベルの合計が同じになるように自分のデッキから通常モンスターを選択して墓地に送る。選択した儀式モンスター1体を特殊召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
― ― ― ― ― ― ―
終焉の王デミス
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。フィールドか手札から、レベルの合計が8になるようカードを生け贄に捧げなければならない。2000ライフポイントを払う事で、このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。
― ― ― ― ― ― ―
「猫探し、ですか?」
「はい。私の猫は家の周辺をウロウロするのが好きでよく外に出ていたんですが、ある日、私が仕事から帰ってきても猫ちゃんがいなくて……」
「いつもは帰って来てるんですか?」
「はい」
涙目の女性の話を聞きながら、シロはぼんやりと猫について考える。ネコは気ままな生き物であるため、飼い主から離れてそこら辺をうろうろすることが多い。もっとも何も考えずに外に出るのではなく、ちゃんと夜になると飼い主の家に帰ってくる。
「特徴について教えてください」
「リードはついてないけれど首輪はしています。全身茶色の猫で黒の首輪に「にゃーちゃん」と白文字で書いてあるはずです」
「分かりました。こちらで調べてみます」
一見デュエルに関係ないような依頼でもここアルストロメリアはきちんと受ける。それがアルストロメリアの信頼獲得にも繋がっているのだ。だが、シロは何かを思い出す。
(ペット探しの依頼、ここ最近多いなぁ……)
遊乃が通っている高校は一般的な所と大差ない。だが、一つだけ違う所があるとするなら、学校に「カードゲーム同好会」と言う物があることだ。学校からお金は出ることはないが、校内でのデュエルが許可されており、大会への参加を理由に学校を休むことも許されている。それもこのフラワリングタウンならではであった。
そんな彼女は今は授業中であった。黒板に書き連なっている数式を見つめてぼんやりしていると、ふと頭に朝の会話が思い出された。
(猫探しか……後で友達に聞いてみようかなぁ)
自分がアルストロメリアに所属していることを遊乃はあまり公言していない。友達にも言っていない。情報収集のために仕事の話をするのは気が引けるが、猫を探すのであればそれは違う話になる。授業の終了を告げるチャイムが鳴った後、昼休みに入り、遊乃は早速猫の事を尋ねた。
「猫? 遊乃の家って猫飼ってたっけ?」
「あ……えーっと、ご近所さんが探してて……全身茶色で、黒の首輪に『にゃーちゃん』って書いてあるんだって」
「うーん、見たことないなぁ。ごめんね」
「そっか……」
十分後、お弁当を食べながら遊乃は考え事をしていた。猫の事はクラスメイトに聞いてみたが、特に有力な情報はない。むしろ「私の家の猫もいないの」という話が多く、いちいち相手にしている余裕もなかったため、学校での捜索は諦めていた。その代わりに考えていることは、以前葵に助けてもらった時に召喚されていた「帝」モンスターの事であった。
(いつかは大会で葵ちゃんと当たるんだろうなぁ……)
実の所、何度か遊乃は葵とフリーでデュエルを行っているが、葵が【帝】を使ってきたことは一度もない。環境の一角であるため葵が自制しているのだろうか、あの時の強大な力と全力でぶつかったことは一度もなかった。
葵とは仲が良いが、そこがまだ、葵との埋まっていない溝であった。いつかは葵と本気でデュエルしたいため、【帝】に対抗するためにたびたびデッキ構築を考えるのだ。
(なにも考えずに〈生贄封じの仮面〉を入れるのもなぁ……)
そんな事を考えていると昼休みも終わる。次の授業は体育であった。
一方、葵は自分の部屋で横になっていた。アルストロメリアに勤めてから、遊乃が高校に行っている時は葵は部屋に籠っていた。時折伽藍から簡単な仕事を任せられることもあるが、二人一組での仕事が基本となるここでは、遊乃がいない間葵は一人自由にしていた。
「こう時間があると何かしないといけないと思うんだが……」
そう言って葵は自分のデッキが置いてある机に目を向ける。デッキ構築に勤しもうかと思った時もあったが、今の自分に出来るだけのことをやりきってしまったため、もはや構築する部分も残っていない。
ふと、机の下にノートパソコンを置いていたことを思い出した。ここに来る際に伽藍から支給されたものである。一応インターネット環境も整っていたため、ネットでのデュエルや情報収集に使ってください、とのことであった。
「人脈は持っておいた方が良いか……」
デュエルとリアルファイト以外に取り柄がないと自分で思っている葵は、ベッドから起き上がると、机の下のノートパソコンを取り出し、早速起動させる。
「最近だとSNSで色々な人と繋がれるらしいが……情報収集にも役立つだろう」
一からアカウントを作った葵は、この後どうしようかと考え込む。とりあえずいろいろな場所から街の情報を得られるようにしたが、このアカウントが有用な物となるためには自分もいくらか影響力を持っていないといけない。
「ん、何だこれ」
そこにあったのはいかにもという怪しい内容が載っている所であった。よくインターネット上で見かける掲示板のまとめサイトの一種だ。書いてあったのは……
「『フラワリングタウンの裏に蔓延る悪の組織リスト』、か。知ってて損はないな」
真偽を見極めるため、他のサイトとも比較しながらそのリストを眺める。最初は顔色一つ変えることなく眺めていた葵であったが、ある一つの団体名を目に止めた瞬間、葵の口が開いた。
「この団体……どこかで聞いたことがある」
学校も終わり、遊乃はアルストロメリア本部に戻ってきていた。ベッドに倒れて体を休めていると、そこに伽藍がやって来た。シロは仕事中なのかそばには付いていない。
「おかえりなさい。どうだった?」
「数学がわかんなくて……猫の事もさっぱりでした」
「学校に行ってる時は仕事の事は考えなくていいのに」
ソファに横になった遊乃を伽藍がそっと撫でる。シロをかわいがる時にも同じように撫でているのか、遊乃は徐々に眠くなってきてしまう。今日の学校での疲れがまだ抜けていないのだ。
「少し休んでいいですか?」
「大丈夫よ。それじゃ、おやすみなさ~い」
伽藍に頭を撫でられながら遊乃は眠りに落ちてしまった。
次の日、遊乃は学校に休みを取り、アルストロメリアの活動に参加していた。葵と二人で街を回り、依頼されていた猫を探しに行くのだ。伽藍と翌檜もペアを組んで街を探し回っているらしい。アルストロメリアの人を多く街に配備しているため、今回の猫探しはただの猫探しではなさそうだった。
「学校休まなくても良かったのにな」
「みんな頑張るんだから私だって頑張らなきゃ」
「ほう」
フラワリングタウンは景観保持のため、車の通行が原則認められていない。そのため道路と言う物は存在せず、レンガ造りの道と木の建物があちこちに建っていた。遊乃と葵はやや細めの道を歩きながら、依頼されていた猫が居そうなところを探し回る。
「猫が寄って来そうな物があったらよかったか」
「持ってきたよ」
「ん、何だ、遊乃?」
遊乃がポケットから取り出したのは……店でよく見るかつおぶしである。
「猫ちゃんにはこれだよ」
「そうなのか……?」
路地裏に入った所で猫が入っていきそうな穴を見つけると、遊乃はそこにかつおぶしをひとつまみ入れる。しばらくすると、穴の中から何やら音がした。
「本当にいたぞ……」
「やった! さあ、猫ちゃんこっちおいで……ふぇぇっ!?」
遊乃のかつおぶしに誘われて出てきたのは茶色の猫……ではなく、黒くて小太りした猫であった。遊乃は目を丸くしながら猫を抱きかかえている。ほほえましい光景を見ていた葵であったが、後ろからやってきた殺気に気が付くと首をほんの少し動かして後ろを睨む。
「……何か用か?」
そこにいたのは3、4人ほどの男女だった。犬と猫のかわいらしいマークがついた作業着を着ている。遊乃の抱いている猫を見つけると、遊乃と葵が逃げられない様に路地に少し広がった。そのうちの女性が遊乃に向かって呟く。
「その猫は私たちが保護します」
「えっ……」
「聞くな、遊乃」
葵が遊乃の前に立つ。遊乃はいまいち状況を飲み込めていないようだった。作業着を着た女性は葵を睨みつけると、腕にデュエルディスクを装着する。
「保護した後の猫はどうする?」
「あなたの知る事ではありません」
「飼い主に返すのか?」
「もちろんそうさせていただきたいと思います」
「……今までに届いたペット探しの依頼書の枚数を教えてやろうか?」
葵は吐き捨てるように言った後ディスクを装着する。
「シロに聞いたよ。20枚だ。いくら何でも多すぎるだろ」
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葵 8000
女 8000
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先行は葵だった。遊乃は猫を抱きかかえながら葵の背中を見守る。
「勝ったらてめぇらの後ろを全部洗ってやるから覚悟しとけよ」
「猫がかわいそうですから早く終わらせましょう」
「最初からそんなこと思ってない癖に……私は手札から〈天帝従騎イデア〉を通常召喚! そして効果発動! デッキから〈冥帝従騎エイドス〉を特殊召喚する!」
葵のフィールドに二体の家臣が召喚された。葵のデッキが【帝】だと知ってか相手側の女性も少し警戒をしている。葵は2枚のカードを伏せた後、続けざまにモンスターを召喚しにかかる。
「〈冥帝従騎エイドス〉の効果により、私はこのターンもう一度アドバンス召喚が出来る! 私は2体の家臣をリリース!」
イデアとエイドスが黄色と黒の光になって混ざり合うと、そこからまばゆいばかりの光が放たれる。そして、そこから神々しいばかりのオーラをまとった帝王が現れる。
「天上世界を支配する帝王よ、今ここに降臨し、反旗翻すものにその怒りを示さん! アドバンス召喚! レベル8、〈天帝アイテール〉!」
― ― ― ― ― ― ―
天帝アイテール
効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「帝王」魔法・罠カード2種類を墓地へ送り、デッキから攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
(2):このカードが手札にある場合、相手メインフェイズに自分の墓地の「帝王」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。このカードをアドバンス召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
「〈天帝アイテール〉の効果を発動! デッキから〈光帝クライス〉を特殊召喚する! そして、〈光帝クライス〉の効果を発動! 私の伏せているカード2枚を破壊し、デッキから2枚ドローする!」
「凄い……デッキがどんどん回ってる」
― ― ― ― ― ― ―
光帝クライス
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するカードを2枚まで破壊する事ができる。破壊されたカードのコントローラーは、破壊された数だけデッキからカードをドローする事ができる。このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃する事ができない。
― ― ― ― ― ― ―
「さらに〈真帝王領域〉を発動。カードを2枚伏せ、ターンエンド。エンドフェイズ時にクライスは私の手札に戻る。」
「私のターン、ドロー!」
作業着を着た女性は不敵な笑みを浮かべる。若干葵の眉が上がった。【帝】相手に余裕の表情を見せていることに葵は少し動揺してしまう。遊乃もまた、帝の恐ろしさを一度目にしているため、相手の表情が読めなかった。
葵の場にはアイテールと〈真帝王領域〉、そして2枚の伏せカード。葵の手札は3枚。相手が動いた。
「私は手札から〈高等儀式術〉を発動!」
葵は額に嫌な汗を感じていた。〈真帝王領域〉の効果が適用されるのはエクストラデッキであるため、儀式召喚を軸としているデッキにはまずほとんど意味がない。そして、葵のデッキには儀式モンスターへの有効な対策となるカードは一枚も入っていない。
「デッキから〈甲虫装甲騎士〉〈ネオバグ〉を墓地へ送り、手札から儀式モンスターを召喚します!」
二体の昆虫族通常モンスターが地面に出来た魔方陣に吸い込まれていく。そして、魔法陣から黒い光が間欠泉のように吹き出してきた。その中から一体のモンスターが歩み出る。
「――光と闇が混ざりし時、世界は終わりへと近づき王が最後を見届ける! 儀式召喚! 現れなさい、レベル8、〈終焉の王デミス〉!」
「デミス……あ……っ!」
遊乃はどうやら相手のデッキを一瞬で見抜いたようだった。だが、葵は儀式召喚という物に慣れていないせいか、いつもの冷静さを崩してしまっているためそれに気づかない。
「私は〈終焉の王デミス〉の効果を発動! ライフポイントを2000払う事で、このカード以外の全てのフィールド上のカードを破壊する!」
「何だと!?」
デミスが持っている杖のような物を上に掲げると、そこから漏れだした黒い光が辺りを包み込んでしまう。そして、天地を揺るがすような轟音が響いたかと思えば、葵が召喚していたアイテールと〈真帝王領域〉、そして伏せの2枚は綺麗に消えてしまっていた。
(伏せは〈帝王の烈旋〉と〈真源の帝王〉だったからダメージは少ないが……完全に丸裸にされてしまった……!)
「あ、葵ちゃん、落ち着いて!」
遊乃の抱いている猫も轟音に震え上がってしまったのか、力ない声でニャーオと鳴いている。遊乃に落ち着いて、と言われた葵であったが、状況が状況であるためそう簡単に平静は取り戻せない。手札3枚を見ながら何か対策を考えているようではあったが。
「猫ちゃんを保護するためにこのターンで終わらせましょう……」
「このターンで……!?」
「後ろの小娘は黙っててください……さて」
作業着の女は葵を笑顔で睨む。作業着についているかわいい犬や猫のマークがもはや恐怖を与える物以外の何物でもない。葵の頭は徐々に混乱して来ていた。相手の女の目の焦点は合っていなく、口の端は常に上がったままになっている。
「待っててね猫ちゃん……今すぐ人間から自由にしてあげるから……」
彼女たちから感じられる物は狂気。20匹もの行方不明ペットを生み出した張本人らは、自分自身が狂っていることに気付いていない。気付くはずもない。彼女たちの「正義」が葵と遊乃を踏みにじろうとしていた。
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葵 8000
女 8000 → 6000
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高等儀式術
儀式魔法
手札の儀式モンスター1体を選択し、そのカードとレベルの合計が同じになるように自分のデッキから通常モンスターを選択して墓地に送る。選択した儀式モンスター1体を特殊召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
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終焉の王デミス
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。フィールドか手札から、レベルの合計が8になるようカードを生け贄に捧げなければならない。2000ライフポイントを払う事で、このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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71 | 伝言板・修正履歴(3/30) | 1126 | 0 | 2016-01-19 | - | |
91 | 第1話 その少女、黄金の龍と共に有り | 1493 | 5 | 2016-01-19 | - | |
79 | 第2話 スターダスト・ドラゴン消失事件 | 1279 | 6 | 2016-01-23 | - | |
76 | 第3話 誇り高き一族 | 1370 | 7 | 2016-01-27 | - | |
76 | 第4話 勝利は一から積み上げる | 1189 | 6 | 2016-01-30 | - | |
73 | 第5話 絶対支配領域 | 1090 | 6 | 2016-01-31 | - | |
75 | 閑話休題:キャラクター紹介 | 1284 | 0 | 2016-01-31 | - | |
54 | 第6話 溶けていく手札 | 1013 | 8 | 2016-02-05 | - | |
58 | 第7話 手札一枚の戦争 | 1172 | 8 | 2016-02-07 | - | |
137 | 第8話 ネコチャン!? | 1110 | 8 | 2016-02-13 | - | |
138 | 第9話 「帝王」の影 | 1116 | 6 | 2016-02-19 | - | |
128 | 第10話 息の合った二人 | 1096 | 4 | 2016-02-21 | - | |
107 | 第11話 たまにはみんなで温泉旅行! | 1116 | 4 | 2016-02-23 | - | |
135 | 第12話 シロちゃんは二度挟まれる | 1043 | 6 | 2016-02-28 | - | |
147 | 第13話 アルストロメリアの門番 | 1155 | 4 | 2016-03-05 | - | |
109 | 第14話 王者の資格 | 1083 | 6 | 2016-03-09 | - | |
104 | 第15話 Execution | 1113 | 6 | 2016-03-13 | - | |
80 | 第16話 ワン・ナイト・カーニバル | 937 | 6 | 2016-03-17 | - | |
129 | 第17話 キャット・アンド・ドッグ | 1050 | 4 | 2016-03-25 | - | |
54 | 第18話 積み込み・スリ替え・橙一色 | 960 | 6 | 2016-04-02 | - | |
86 | 第19話 孤独への恐怖 | 933 | 2 | 2016-04-10 | - | |
70 | 閑話休題:キャラクター紹介 雑談枠 | 1037 | 4 | 2016-04-19 | - | |
101 | 第20話 アルストロメリアの休日 | 995 | 6 | 2016-04-29 | - | |
128 | 第21話 「ふつうの女性」になりたくて | 1064 | 4 | 2016-05-01 | - | |
71 | 第22話 翌檜の恋心 | 924 | 4 | 2016-05-03 | - | |
68 | 第23話 シロちゃんぐるぐるハンマー伽藍 | 965 | 4 | 2016-06-06 | - | |
91 | 第24話 ボクっ娘決闘者、リンちゃん | 947 | 2 | 2016-07-03 | - | |
67 | 第25話 政治部の苦悩 | 881 | 4 | 2016-07-09 | - | |
99 | 第26話 モノクローム・プライド | 970 | 4 | 2016-07-20 | - | |
61 | 第27話 あなたのそばで | 1054 | 4 | 2016-07-28 | - | |
54 | 第28話 嫉妬 | 958 | 2 | 2016-08-31 | - | |
95 | 第29話 分かり合いたくて | 981 | 0 | 2016-09-15 | - | |
134 | 第30話 Dランド:遊乃&葵√その1 | 946 | 2 | 2016-10-06 | - | |
117 | 第31話 Dランド:遊乃&葵√その2 | 1064 | 2 | 2016-10-09 | - | |
70 | 第32話 Dランド:遊乃&葵√その3 | 982 | 2 | 2016-11-03 | - | |
69 | 第33話 Dランド:遊乃&葵√その4 | 1010 | 4 | 2016-11-08 | - | |
67 | 第34話 Dランド:伽藍&シロ√その1 | 888 | 2 | 2016-11-25 | - | |
106 | 第35話 Dランド:伽藍&シロ√その2 | 901 | 2 | 2016-12-06 | - | |
66 | 第36話 Dランド:伽藍&シロ√その3 | 947 | 2 | 2016-12-14 | - | |
80 | 第37話 Dランド:翌檜√その1 | 808 | 2 | 2016-12-25 | - | |
121 | 第38話 Dランド:翌檜√その2 | 837 | 2 | 2017-01-12 | - | |
76 | フラワリングタウン広報「アイリス」春号 | 983 | 0 | 2017-01-12 | - | |
130 | 第39話 フンキー フンキー フンキー | 1168 | 3 | 2017-01-18 | - | |
109 | 第40話 もりのようかん | 929 | 2 | 2017-01-25 | - | |
115 | 第41話 狂植物の叛乱 | 864 | 4 | 2017-02-05 | - | |
117 | 第42話 桜姫降臨 | 960 | 2 | 2017-02-13 | - | |
110 | リンク召喚について ※SSは書き続けます | 1029 | 5 | 2017-02-18 | - | |
138 | 第43話 Dragula | 1007 | 2 | 2017-02-19 | - | |
106 | 閑話休題:キャラクター紹介3 | 1002 | 0 | 2017-02-23 | - | |
118 | 第44話 不穏 | 777 | 4 | 2017-03-19 | - | |
121 | 第45話 BREAK DOWN | 957 | 2 | 2017-03-21 | - | |
121 | 第46話 その少女、黒紫の竜と共に有り | 947 | 2 | 2017-03-23 | - | |
90 | 第47話 おかえり | 927 | 4 | 2017-03-26 | - | |
120 | 第48話 大切な人 | 924 | 3 | 2017-03-29 | - | |
101 | 第49話 炎 | 755 | 4 | 2017-04-28 | - | |
106 | 第50話 Find Your Way | 875 | 2 | 2017-05-17 | - | |
99 | 第51話 Force Your Way | 953 | 4 | 2017-06-17 | - | |
113 | 第52話 四人目の姫 | 1027 | 2 | 2017-07-22 | - | |
120 | 第53話 一寸先は闇 | 919 | 4 | 2017-07-25 | - | |
107 | 第54話 月夜に咲く姫 | 837 | 4 | 2017-08-22 | - | |
140 | 第55話 OVERLAP | 959 | 0 | 2017-09-16 | - | |
124 | 第56話 幽雅に咲かせ、紫毒の華 | 786 | 5 | 2017-09-21 | - | |
103 | 第57話 帰る場所 | 880 | 4 | 2017-10-01 | - | |
136 | 閑話休題:キャラクター紹介4&作者の呟き | 991 | 0 | 2017-10-01 | - | |
121 | 第58話 前哨戦(△) | 853 | 5 | 2017-11-09 | - | |
126 | 第59話 混沌を制す者(△) | 1044 | 2 | 2017-11-12 | - | |
54 | 第60話 侵略者の領域 | 919 | 4 | 2018-02-20 | - | |
110 | 【報告】現状と暗い見通し【更新できねぇ】 | 1144 | 0 | 2018-05-31 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
- 04/25 05:42 評価 10点 《苦渋の選択》「1:5交換とかいう謎ムーブを見せてくれるカード …
- 04/25 05:37 デッキ ハンフリー
- 04/25 05:04 評価 10点 《儀式魔人リリーサー》「正直、他の召喚法に比べコスパが悪い儀…
- 04/25 02:00 評価 8点 《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》「総合評価:送りつけてデ…
- 04/25 02:00 SS Report#59「蝕みの鱗粉」
- 04/25 01:29 評価 3点 《絵画に潜む者》「地属性、悪魔族、通常モンスターと言えば、所属…
- 04/25 01:23 評価 8点 《青眼の混沌龍》「進化系が出た後に進化前が登場した珍しいパター…
- 04/25 01:16 評価 10点 《獣装合体 ライオ・ホープレイ》「ホープデッキの脳筋だけじゃな…
- 04/25 01:12 評価 8点 《フォーチュンレディ・エヴァリー》「《フォーチュンレディ》のエ…
- 04/25 01:01 評価 5点 《グランドタスク・ドラゴン》「最強パックPOTEの中では数少ない微…
- 04/25 01:00 評価 7点 《CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ》「かつて…
- 04/25 00:00 コンプリート評価 ねこーらさん ⭐STARTER DECK(2013)⭐
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- 04/24 23:25 評価 6点 《ガガガキッド》「総合評価:特殊召喚のみで素材にするのが良い。 …
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ですがデミスの全ブッパやドーザーの打点は油断できないものです。
なのに、なんで誰も使わなくなったのか? (2016-02-13 08:08)
全ブッパというと裁きの龍が浮かびがちですが、高等儀式術とか、今は下準備があるから使いやすくなったなぁ。
あと、猫ちゃんが可愛い(猫派 (2016-02-13 08:55)
そ、そうだよまだ8000もあるんだから(´・ω・`)
あれ、でも残りライフ8000を一撃で三人分溶かしたキャラがいたような…… (2016-02-13 10:19)
<<ター坊 さん
おそらく安定性の問題じゃないでしょうかね
一応陰で組んでは見ましたがやっぱり安定性に欠けますな
そこさえなくなれば現環境でも通用すると思うんですけどね……(´・ω・`)
しかも今は通告三枚入れられますし (2016-02-13 10:41)
下準備で救われたのは儀式彼岸だけじゃないんやで(`・ω・´)
裁きの龍もこっちもいきなり出てきてブッパしていきますから脅威ですよな
猫ちゃんかわいいけどわっちは実は猫アレルギー……今は少しマシになったかなぁ (2016-02-13 10:52)
強盗退治の次はペット捜索、というのがなんか街の自警団っぽくてほっこりする任務だな、と思いきやまたしてもきな臭い話に。デミスドーザーはもはや過去の産物と言ってもいいデッキですが油断すると普通にワンショットキルを決めるだけの力があるデッキなので遊乃の言う通り葵には冷静に対処してほしいですね。 (2016-02-13 23:14)
実際〈ワンチャン!?〉自体が結構ユーモアあるカードですぞ(`・ω・´)
センス褒められるの初めてでどんな反応したらよいかわからないのでとりあえず歌いました()
最初はなんにもないほのぼの調で終わる予定だったんですが……
おかしいですねぇ。なんで私が書くとこう社会の薄汚れた姿が出ちゃうんでしょう(´・ω・`)
【デミスドーザー】は普通にワンショット決めるパワーを持ってますから警戒ですな。 (2016-02-14 02:08)