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第3話 誇り高き一族 作:白金 将
― ― ― ― ― ― ―
葵 8000 手札1枚
男 8000 手札2枚
― ― ― ― ― ― ―
路地裏で葵は遊乃をかばいながらディスクを起動させていた。男の場には一枚の伏せカードと、裏側守備表示のモンスターカード、葵の場には〈冥帝エレボス〉がアドバンス召喚されていた。葵の陰で小さくなっている遊乃は、男の発する言いようのない不気味さと、葵の召喚したエレボスの巨体に圧倒されて何も出来ない。
「私は〈風帝家臣ガルーム〉の効果でデッキから〈天帝従騎イデア〉を手札に加える」
― ― ― ― ― ― ―
風帝家臣ガルーム
効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻 800/守1000
「風帝家臣ガルーム」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのアドバンス召喚されたモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。デッキから「風帝家臣ガルーム」以外の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を手札に加える。
― ― ― ― ― ― ―
「次に、〈冥帝エレボス〉の効果でデッキから〈汎神の帝王〉〈真源の帝王〉をリリースし、お前のバックをデッキに戻させてもらう!」
葵がそう宣言するとともに、エレボスが男の伏せカードを人睨みすると、伏せはすぐさまデッキへと戻っていく。その様子にまた遊乃は震えてしまっていた。
「バトルフェイズ! エレボスでその伏せモンスターを攻撃!」
「……ケッ」
伏せモンスターがリバースされる。それを見た時、遊乃の顔がサッと青ざめた。
「〈グレイドル・イーグル〉……!」
「俺は戦闘破壊された〈グレイドル・イーグル〉の効果を発動! お前の〈冥帝エレボス〉に装備し、コントロールを奪う!」
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・イーグル
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1500/守 500
(1):自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘またはモンスターの効果で破壊され墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてその相手モンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合、装備モンスターのコントロールを得る。このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは破壊される。
― ― ― ― ― ― ―
イーグルはエレボスの一撃を食らったかと思うと、突然身体をゼリー状に引き伸ばし、そのままエレボスに纏わりつき始めた。そしてエレボスは操り人形のように動かされ、葵の方に向く。正面から見たその姿のおぞましさに遊乃は腰を抜かしてしまう。
「あ、葵さん、これ、まずいんじゃ……」
「落ち着け。お前は私が守る」
「は、はい」
葵はそう言うとカードを一枚セットし、ターンを終了する。遊乃は葵を頼りにするしかなかった。援護しようにも、立ち上がる事さえままならない遊乃にはデュエルするだけの気力は残っていない。
「俺のターン。俺は〈手札抹殺〉を発動!」
葵は渋い顔をして、手札の〈天帝従騎イデア〉を墓地へと送り、1枚ドローする。そのカードは良いカードだったのか、少しばかり葵の心持ちは楽になった。一方、男は手札の2枚を墓地へ送って2ドローすると、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「更に、俺は手札から〈死者蘇生〉を発動! 先ほど墓地に送った〈グレイドル・スライム〉を表側守備表示で特殊召喚する!」
「チューナーモンスター……成程、さっきの〈手札抹殺〉はそういうことか」
「ひぃぃぃ」
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・スライム
チューナー・効果モンスター
星5/水属性/水族/攻 0/守2000
「グレイドル・スライム」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドの「グレイドル」カード2枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した時、自分の墓地の「グレイドル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
不気味なスライムが相手フィールド上に特殊召喚されたことにより、遊乃の精神は限界を迎えてしまっていた。遊乃は葵の脚にぎゅっと抱き着いたまま硬直してしまう。葵も平気なそぶりを見せていたが、この不気味な状況に流石に冷や汗を流し始める。
「そして手札から〈グレイドル・コブラ〉を通常召喚!」
「来るな……」
「俺はレベル3の〈グレイドル・コブラ〉に、レベル5の〈グレイドル・スライム〉をチューニング!」
スライムとコブラの身体が崩れ出し、二つが一つに寄り集まると、それはおどろおどろしいドラゴンの姿へと形を変える。その首はワニを、尻尾にはコブラ、背中からは翼が生えたアンバランスな巨体が現れた。気持ち悪い。見る物全てにそう思わせる物だ。
「宇宙より飛来し異形の生物よ、姿形変え、進化の証をここに示さん! シンクロ召喚! 生成せよ、レベル8、〈グレイドル・ドラゴン〉!」
「いやああああ!」
「見るな!」
遊乃はもうドラゴンに背を向けてしまった。葵も喉に何か気持ち悪い物がこみあげてくるのを感じていた。だが、葵はここで引き下がるわけにはいかない。ここで下がれば遊乃の心に深い傷を残すことになってしまう。初対面の相手でもそれは避けなければ。
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/水属性/水族/攻3000/守2000
水族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「グレイドル・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時、そのS素材とした水属性モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
― ― ― ― ― ― ―
「〈グレイドル・ドラゴン〉の効果発動! このカードがシンクロ召喚に成功した時、その素材の数まで相手フィールド上のカードを破壊する!」
「手札から〈幽鬼うさぎ〉を発動! 〈グレイドル・ドラゴン〉の効果を無効化し、破壊する!」
葵の手札から現れたうさぎはドラゴンの前まで近づくと、今にも何かを吐き出そうとしていたドラゴンの口にお札を張った。すると、ドラゴンは突然硬直し、そのまま消えてしまう。うさぎもまたどこかへ帰っていった。
「〈グレイドル・ドラゴン〉の効果発動! このカードが破壊されて墓地へ送られた場合、墓地の水属性モンスター1体を特殊召喚する! 俺は〈グレイドル・スライム〉を特殊召喚する!」
「後続確保……ふむ」
宇宙人のようなスライムがぼとんと相手フィールド上に現れた。男がエレボスにまとわりついたグレイドルに合図をすると、エレボスが無理矢理に動かされ始める。
「バトルフェイズ! 俺は〈冥帝エレボス〉でダイレクトアタック!」
「墓地の〈超電磁タートル〉の効果発動! バトルフェイズを終了する!」
「……ターン終了だ」
凌ぎ切った。葵の額には汗が流れていた。遊乃はもう何も反応していない。だが、葵の口は笑っていた。デッキの上に手を置くと、葵は鬼のような形相に変わる。
「お前のデッキは確かに強い。それに非常に面白い……が、温い! ドロー!」
葵が伏せていたカード。それは、この状況を突破する切り札だった。スライムとエレボスの後ろに立っている男の様子が少し驚いているようにも見える。
「貴様に誇り高きデュエルと言う物を教えてやろう。罠発動、〈洗脳解除〉!」
「〈洗脳解除〉だと……!」
― ― ― ― ― ― ―
洗脳解除
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、自分と相手のフィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、元々の持ち主に戻る。
― ― ― ― ― ― ―
エレボスにかかっていた〈グレイドル・イーグル〉が一旦剥がれたかと思うと、エレボスは葵の方へ戻って来た。一方、取りつく対象を見失ったイーグルはそこら辺をドロドロのスライム上になって彷徨い始める。身体が凝ったのかエレボスは少し首をひねった。
一方、男の方は予想できていなかったようであった。それもそうだ。ピンポイントな罠カードをデッキに入れる人などまずいない。前もって相手のデッキを知っていない限り。
「聞いていたよ。街中の〈スターダスト・ドラゴン〉を買い占めたり奪い取ったりする連中がいるってな。そしてそいつらは【グレイドル】を使っていたらしいが、まさかデッキタイプを変えてないとは思ってなかったよ」
「こいつ……」
「おっと、まだ私のターンは終わらない。私は墓地から〈汎神の帝王〉を発動!」
葵の声とともにデッキから3枚のカードが選び出され、それが巨大なソリッドビジョンとなって葵のバックに立つ。
「〈真帝王領域〉〈真帝王領域〉〈真帝王領域〉……馬鹿にしてんのかてめぇは!」
「 さ っ さ と 選 び な 」
「し、〈真帝王領域〉一択だ!」
そういって葵は〈真帝王領域〉を手札に加える。が。
「私は手札から〈汎神の帝王〉を発動! 〈真帝王領域〉をコストに2枚ドローする!」
唖然とする男をよそに、葵はデッキから2枚ドローした。これが帝のドローパワーであった。これが帝を最強デッキの一角へと押し上げた要因の一つである。
引いたカードを見て葵の目の色が変わった。勝利の方程式が全て揃った。
「私は手札から〈死者蘇生〉を発動! 墓地の〈天帝従騎イデア〉を特殊召喚し、効果発動! デッキから〈風帝家臣ガルーム〉を特殊召喚する!」
「家臣が2体……まさか……!」
「私は2体のモンスターをリリース!」
声色の変わった葵に反応したのか遊乃がそっと顔を上げる。そこに先ほどまでの気持ち悪い光景はない。代わりにあったのは、堂々と立っている帝の後ろ姿だった。そして、そこに新たな帝が追加される。
「風を司りし帝王よ、今ここに降臨し、力無きものに裁きの嵐を吹かさん! アドバンス召喚! レベル8、烈風帝ライザー!」
― ― ― ― ― ― ―
烈風帝ライザー
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。
― ― ― ― ― ― ―
「リリースされた〈天帝従騎イデア〉の効果で、除外された〈汎神の帝王〉を手札に加える! 更に、〈風帝家臣ガルーム〉の効果で私はデッキから三枚目の〈天帝家臣イデア〉を手札に加える! そして、〈烈風帝ライザー〉の効果発動!」
男は聞いたことがあった。これが俗に言うソリティアであると。相手に一切の情けをかけることなく行われる虐殺への準備。初めは平静を装っていた男であったが、葵の威圧的な声に押されたのか、徐々にその静まりにほころびが生じてくる。
「私は、お前の場にある〈グレイドル・スライム〉と私の墓地にある〈真帝王領域〉をデッキトップに戻す!」
「で、デッキトップに戻すだと!? そんな馬鹿な!」
「バトルフェイズ! 私は〈冥帝エレボス〉と〈烈風帝ライザー〉でダイレクトアタック!」
「ぎゃああああ!」
― ― ― ― ― ― ―
男 8000→2400
葵 8000
― ― ― ― ― ― ―
「――ターンエンド。さて、次にお前に何が出来るかな?」
「っ!」
男の手札は0枚。そして、〈烈風帝ライザー〉の効果により、次に男が引くカードは〈グレイドル・スライム〉だ。スライムはレベル5のモンスターのため、裏側守備表示で壁にすることさえできない。
男は震える手でドローしたが、結果が変わることはなかった。
「た、ターン、エンド……」
「勝負はついたようだな。〈冥帝エレボス〉、こいつに止めを刺せ!」
冥帝は今までの借りを返すように肩をゆっくりと回した後、その拳を思い切り男に向かって振り下ろした。男は恐怖のため声を出す事も出来ず――
― ― ― ― ― ― ―
男 2400→0
葵 8000
― ― ― ― ― ― ―
遊乃は安心したのか、気を失ってしまった。
しばらく経って遊乃が正気を取り戻したころにはもう、男はアルストロメリアによって連行されてしまっていた。路地裏には葵の他に伽藍もいる。
「遊乃ちゃん、大丈夫だった?」
「う、うん……葵ちゃんが、助けてくれた……」
「葵『ちゃん』!?」
葵が恥ずかしそうに顔を赤くする。伽藍は葵の方をちらと見た後、しゅんと落ち込む。
「ごめんなさい。最初、あなたを疑って後をつけさせて」
「気にするな。それに、この件に首を突っ込んだのは私の意志だからな」
「葵ちゃん強かったね……」
「だから……全く、それでいいよ」
話の途中で、翌檜の姿がないことに気付いた遊乃が伽藍に聞く。
「翌檜さんは?」
「今頃は残党を仕留めにかかってる所よ。今回の事件は団体で引き起こしてたみたいね」
「良かったぁ……」
「葵さん」
伽藍は、朝に遊乃を見つけた時のような目になって言う。
「うちで働いてみませんか?」
「うちで働く……私に『アルストロメリア』に入れと?」
「ええ」
仕方なさそうな笑顔を浮かべる遊乃の横で、葵は特に考えることもなくOKを出した。
「構わん。私も暇だったからな」
「ありがとうございます! それじゃ、遊乃ちゃん、後輩の為に歓迎パーティーするわよ!」
「あ、ちょっと、伽藍さん……行っちゃった」
伽藍がいなくなった後、遊乃は葵の顔をもう一度見る。その凛々しさに遊乃は憧れを抱いていた。自分の彼女のように強くなりたい、と。そして、葵もまた、遊乃に奇妙な縁を感じていた。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
遊乃はまだ座ったままであった。葵は遊乃に手を取って立ち上がらせる、そのまま路地裏から二人で出て行った。まだお昼の事である。
葵 8000 手札1枚
男 8000 手札2枚
― ― ― ― ― ― ―
路地裏で葵は遊乃をかばいながらディスクを起動させていた。男の場には一枚の伏せカードと、裏側守備表示のモンスターカード、葵の場には〈冥帝エレボス〉がアドバンス召喚されていた。葵の陰で小さくなっている遊乃は、男の発する言いようのない不気味さと、葵の召喚したエレボスの巨体に圧倒されて何も出来ない。
「私は〈風帝家臣ガルーム〉の効果でデッキから〈天帝従騎イデア〉を手札に加える」
― ― ― ― ― ― ―
風帝家臣ガルーム
効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻 800/守1000
「風帝家臣ガルーム」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのアドバンス召喚されたモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードがアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。デッキから「風帝家臣ガルーム」以外の攻撃力800/守備力1000のモンスター1体を手札に加える。
― ― ― ― ― ― ―
「次に、〈冥帝エレボス〉の効果でデッキから〈汎神の帝王〉〈真源の帝王〉をリリースし、お前のバックをデッキに戻させてもらう!」
葵がそう宣言するとともに、エレボスが男の伏せカードを人睨みすると、伏せはすぐさまデッキへと戻っていく。その様子にまた遊乃は震えてしまっていた。
「バトルフェイズ! エレボスでその伏せモンスターを攻撃!」
「……ケッ」
伏せモンスターがリバースされる。それを見た時、遊乃の顔がサッと青ざめた。
「〈グレイドル・イーグル〉……!」
「俺は戦闘破壊された〈グレイドル・イーグル〉の効果を発動! お前の〈冥帝エレボス〉に装備し、コントロールを奪う!」
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・イーグル
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1500/守 500
(1):自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘またはモンスターの効果で破壊され墓地へ送られた場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてその相手モンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合、装備モンスターのコントロールを得る。このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは破壊される。
― ― ― ― ― ― ―
イーグルはエレボスの一撃を食らったかと思うと、突然身体をゼリー状に引き伸ばし、そのままエレボスに纏わりつき始めた。そしてエレボスは操り人形のように動かされ、葵の方に向く。正面から見たその姿のおぞましさに遊乃は腰を抜かしてしまう。
「あ、葵さん、これ、まずいんじゃ……」
「落ち着け。お前は私が守る」
「は、はい」
葵はそう言うとカードを一枚セットし、ターンを終了する。遊乃は葵を頼りにするしかなかった。援護しようにも、立ち上がる事さえままならない遊乃にはデュエルするだけの気力は残っていない。
「俺のターン。俺は〈手札抹殺〉を発動!」
葵は渋い顔をして、手札の〈天帝従騎イデア〉を墓地へと送り、1枚ドローする。そのカードは良いカードだったのか、少しばかり葵の心持ちは楽になった。一方、男は手札の2枚を墓地へ送って2ドローすると、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「更に、俺は手札から〈死者蘇生〉を発動! 先ほど墓地に送った〈グレイドル・スライム〉を表側守備表示で特殊召喚する!」
「チューナーモンスター……成程、さっきの〈手札抹殺〉はそういうことか」
「ひぃぃぃ」
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・スライム
チューナー・効果モンスター
星5/水属性/水族/攻 0/守2000
「グレイドル・スライム」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドの「グレイドル」カード2枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した時、自分の墓地の「グレイドル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
― ― ― ― ― ― ―
不気味なスライムが相手フィールド上に特殊召喚されたことにより、遊乃の精神は限界を迎えてしまっていた。遊乃は葵の脚にぎゅっと抱き着いたまま硬直してしまう。葵も平気なそぶりを見せていたが、この不気味な状況に流石に冷や汗を流し始める。
「そして手札から〈グレイドル・コブラ〉を通常召喚!」
「来るな……」
「俺はレベル3の〈グレイドル・コブラ〉に、レベル5の〈グレイドル・スライム〉をチューニング!」
スライムとコブラの身体が崩れ出し、二つが一つに寄り集まると、それはおどろおどろしいドラゴンの姿へと形を変える。その首はワニを、尻尾にはコブラ、背中からは翼が生えたアンバランスな巨体が現れた。気持ち悪い。見る物全てにそう思わせる物だ。
「宇宙より飛来し異形の生物よ、姿形変え、進化の証をここに示さん! シンクロ召喚! 生成せよ、レベル8、〈グレイドル・ドラゴン〉!」
「いやああああ!」
「見るな!」
遊乃はもうドラゴンに背を向けてしまった。葵も喉に何か気持ち悪い物がこみあげてくるのを感じていた。だが、葵はここで引き下がるわけにはいかない。ここで下がれば遊乃の心に深い傷を残すことになってしまう。初対面の相手でもそれは避けなければ。
― ― ― ― ― ― ―
グレイドル・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/水属性/水族/攻3000/守2000
水族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「グレイドル・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時、そのS素材とした水属性モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
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「〈グレイドル・ドラゴン〉の効果発動! このカードがシンクロ召喚に成功した時、その素材の数まで相手フィールド上のカードを破壊する!」
「手札から〈幽鬼うさぎ〉を発動! 〈グレイドル・ドラゴン〉の効果を無効化し、破壊する!」
葵の手札から現れたうさぎはドラゴンの前まで近づくと、今にも何かを吐き出そうとしていたドラゴンの口にお札を張った。すると、ドラゴンは突然硬直し、そのまま消えてしまう。うさぎもまたどこかへ帰っていった。
「〈グレイドル・ドラゴン〉の効果発動! このカードが破壊されて墓地へ送られた場合、墓地の水属性モンスター1体を特殊召喚する! 俺は〈グレイドル・スライム〉を特殊召喚する!」
「後続確保……ふむ」
宇宙人のようなスライムがぼとんと相手フィールド上に現れた。男がエレボスにまとわりついたグレイドルに合図をすると、エレボスが無理矢理に動かされ始める。
「バトルフェイズ! 俺は〈冥帝エレボス〉でダイレクトアタック!」
「墓地の〈超電磁タートル〉の効果発動! バトルフェイズを終了する!」
「……ターン終了だ」
凌ぎ切った。葵の額には汗が流れていた。遊乃はもう何も反応していない。だが、葵の口は笑っていた。デッキの上に手を置くと、葵は鬼のような形相に変わる。
「お前のデッキは確かに強い。それに非常に面白い……が、温い! ドロー!」
葵が伏せていたカード。それは、この状況を突破する切り札だった。スライムとエレボスの後ろに立っている男の様子が少し驚いているようにも見える。
「貴様に誇り高きデュエルと言う物を教えてやろう。罠発動、〈洗脳解除〉!」
「〈洗脳解除〉だと……!」
― ― ― ― ― ― ―
洗脳解除
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、自分と相手のフィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、元々の持ち主に戻る。
― ― ― ― ― ― ―
エレボスにかかっていた〈グレイドル・イーグル〉が一旦剥がれたかと思うと、エレボスは葵の方へ戻って来た。一方、取りつく対象を見失ったイーグルはそこら辺をドロドロのスライム上になって彷徨い始める。身体が凝ったのかエレボスは少し首をひねった。
一方、男の方は予想できていなかったようであった。それもそうだ。ピンポイントな罠カードをデッキに入れる人などまずいない。前もって相手のデッキを知っていない限り。
「聞いていたよ。街中の〈スターダスト・ドラゴン〉を買い占めたり奪い取ったりする連中がいるってな。そしてそいつらは【グレイドル】を使っていたらしいが、まさかデッキタイプを変えてないとは思ってなかったよ」
「こいつ……」
「おっと、まだ私のターンは終わらない。私は墓地から〈汎神の帝王〉を発動!」
葵の声とともにデッキから3枚のカードが選び出され、それが巨大なソリッドビジョンとなって葵のバックに立つ。
「〈真帝王領域〉〈真帝王領域〉〈真帝王領域〉……馬鹿にしてんのかてめぇは!」
「 さ っ さ と 選 び な 」
「し、〈真帝王領域〉一択だ!」
そういって葵は〈真帝王領域〉を手札に加える。が。
「私は手札から〈汎神の帝王〉を発動! 〈真帝王領域〉をコストに2枚ドローする!」
唖然とする男をよそに、葵はデッキから2枚ドローした。これが帝のドローパワーであった。これが帝を最強デッキの一角へと押し上げた要因の一つである。
引いたカードを見て葵の目の色が変わった。勝利の方程式が全て揃った。
「私は手札から〈死者蘇生〉を発動! 墓地の〈天帝従騎イデア〉を特殊召喚し、効果発動! デッキから〈風帝家臣ガルーム〉を特殊召喚する!」
「家臣が2体……まさか……!」
「私は2体のモンスターをリリース!」
声色の変わった葵に反応したのか遊乃がそっと顔を上げる。そこに先ほどまでの気持ち悪い光景はない。代わりにあったのは、堂々と立っている帝の後ろ姿だった。そして、そこに新たな帝が追加される。
「風を司りし帝王よ、今ここに降臨し、力無きものに裁きの嵐を吹かさん! アドバンス召喚! レベル8、烈風帝ライザー!」
― ― ― ― ― ― ―
烈風帝ライザー
効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2800/守1000
このカードはアドバンス召喚したモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚と自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動する。そのカードを好きな順番で持ち主のデッキの一番上に戻す。このカードが風属性モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した場合、その時の効果に以下の効果を加える。
●フィールドのカード1枚を対象として持ち主の手札に戻す事ができる。
― ― ― ― ― ― ―
「リリースされた〈天帝従騎イデア〉の効果で、除外された〈汎神の帝王〉を手札に加える! 更に、〈風帝家臣ガルーム〉の効果で私はデッキから三枚目の〈天帝家臣イデア〉を手札に加える! そして、〈烈風帝ライザー〉の効果発動!」
男は聞いたことがあった。これが俗に言うソリティアであると。相手に一切の情けをかけることなく行われる虐殺への準備。初めは平静を装っていた男であったが、葵の威圧的な声に押されたのか、徐々にその静まりにほころびが生じてくる。
「私は、お前の場にある〈グレイドル・スライム〉と私の墓地にある〈真帝王領域〉をデッキトップに戻す!」
「で、デッキトップに戻すだと!? そんな馬鹿な!」
「バトルフェイズ! 私は〈冥帝エレボス〉と〈烈風帝ライザー〉でダイレクトアタック!」
「ぎゃああああ!」
― ― ― ― ― ― ―
男 8000→2400
葵 8000
― ― ― ― ― ― ―
「――ターンエンド。さて、次にお前に何が出来るかな?」
「っ!」
男の手札は0枚。そして、〈烈風帝ライザー〉の効果により、次に男が引くカードは〈グレイドル・スライム〉だ。スライムはレベル5のモンスターのため、裏側守備表示で壁にすることさえできない。
男は震える手でドローしたが、結果が変わることはなかった。
「た、ターン、エンド……」
「勝負はついたようだな。〈冥帝エレボス〉、こいつに止めを刺せ!」
冥帝は今までの借りを返すように肩をゆっくりと回した後、その拳を思い切り男に向かって振り下ろした。男は恐怖のため声を出す事も出来ず――
― ― ― ― ― ― ―
男 2400→0
葵 8000
― ― ― ― ― ― ―
遊乃は安心したのか、気を失ってしまった。
しばらく経って遊乃が正気を取り戻したころにはもう、男はアルストロメリアによって連行されてしまっていた。路地裏には葵の他に伽藍もいる。
「遊乃ちゃん、大丈夫だった?」
「う、うん……葵ちゃんが、助けてくれた……」
「葵『ちゃん』!?」
葵が恥ずかしそうに顔を赤くする。伽藍は葵の方をちらと見た後、しゅんと落ち込む。
「ごめんなさい。最初、あなたを疑って後をつけさせて」
「気にするな。それに、この件に首を突っ込んだのは私の意志だからな」
「葵ちゃん強かったね……」
「だから……全く、それでいいよ」
話の途中で、翌檜の姿がないことに気付いた遊乃が伽藍に聞く。
「翌檜さんは?」
「今頃は残党を仕留めにかかってる所よ。今回の事件は団体で引き起こしてたみたいね」
「良かったぁ……」
「葵さん」
伽藍は、朝に遊乃を見つけた時のような目になって言う。
「うちで働いてみませんか?」
「うちで働く……私に『アルストロメリア』に入れと?」
「ええ」
仕方なさそうな笑顔を浮かべる遊乃の横で、葵は特に考えることもなくOKを出した。
「構わん。私も暇だったからな」
「ありがとうございます! それじゃ、遊乃ちゃん、後輩の為に歓迎パーティーするわよ!」
「あ、ちょっと、伽藍さん……行っちゃった」
伽藍がいなくなった後、遊乃は葵の顔をもう一度見る。その凛々しさに遊乃は憧れを抱いていた。自分の彼女のように強くなりたい、と。そして、葵もまた、遊乃に奇妙な縁を感じていた。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
遊乃はまだ座ったままであった。葵は遊乃に手を取って立ち上がらせる、そのまま路地裏から二人で出て行った。まだお昼の事である。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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69 | 伝言板・修正履歴(3/30) | 1121 | 0 | 2016-01-19 | - | |
88 | 第1話 その少女、黄金の龍と共に有り | 1483 | 5 | 2016-01-19 | - | |
77 | 第2話 スターダスト・ドラゴン消失事件 | 1273 | 6 | 2016-01-23 | - | |
75 | 第3話 誇り高き一族 | 1364 | 7 | 2016-01-27 | - | |
72 | 第4話 勝利は一から積み上げる | 1178 | 6 | 2016-01-30 | - | |
71 | 第5話 絶対支配領域 | 1077 | 6 | 2016-01-31 | - | |
72 | 閑話休題:キャラクター紹介 | 1274 | 0 | 2016-01-31 | - | |
52 | 第6話 溶けていく手札 | 1002 | 8 | 2016-02-05 | - | |
57 | 第7話 手札一枚の戦争 | 1158 | 8 | 2016-02-07 | - | |
137 | 第8話 ネコチャン!? | 1106 | 8 | 2016-02-13 | - | |
135 | 第9話 「帝王」の影 | 1105 | 6 | 2016-02-19 | - | |
126 | 第10話 息の合った二人 | 1086 | 4 | 2016-02-21 | - | |
103 | 第11話 たまにはみんなで温泉旅行! | 1101 | 4 | 2016-02-23 | - | |
133 | 第12話 シロちゃんは二度挟まれる | 1036 | 6 | 2016-02-28 | - | |
146 | 第13話 アルストロメリアの門番 | 1148 | 4 | 2016-03-05 | - | |
108 | 第14話 王者の資格 | 1073 | 6 | 2016-03-09 | - | |
102 | 第15話 Execution | 1106 | 6 | 2016-03-13 | - | |
78 | 第16話 ワン・ナイト・カーニバル | 928 | 6 | 2016-03-17 | - | |
128 | 第17話 キャット・アンド・ドッグ | 1044 | 4 | 2016-03-25 | - | |
52 | 第18話 積み込み・スリ替え・橙一色 | 953 | 6 | 2016-04-02 | - | |
85 | 第19話 孤独への恐怖 | 928 | 2 | 2016-04-10 | - | |
67 | 閑話休題:キャラクター紹介 雑談枠 | 1027 | 4 | 2016-04-19 | - | |
98 | 第20話 アルストロメリアの休日 | 982 | 6 | 2016-04-29 | - | |
124 | 第21話 「ふつうの女性」になりたくて | 1043 | 4 | 2016-05-01 | - | |
69 | 第22話 翌檜の恋心 | 917 | 4 | 2016-05-03 | - | |
66 | 第23話 シロちゃんぐるぐるハンマー伽藍 | 956 | 4 | 2016-06-06 | - | |
87 | 第24話 ボクっ娘決闘者、リンちゃん | 935 | 2 | 2016-07-03 | - | |
66 | 第25話 政治部の苦悩 | 877 | 4 | 2016-07-09 | - | |
98 | 第26話 モノクローム・プライド | 963 | 4 | 2016-07-20 | - | |
58 | 第27話 あなたのそばで | 1042 | 4 | 2016-07-28 | - | |
53 | 第28話 嫉妬 | 955 | 2 | 2016-08-31 | - | |
94 | 第29話 分かり合いたくて | 975 | 0 | 2016-09-15 | - | |
132 | 第30話 Dランド:遊乃&葵√その1 | 941 | 2 | 2016-10-06 | - | |
115 | 第31話 Dランド:遊乃&葵√その2 | 1043 | 2 | 2016-10-09 | - | |
66 | 第32話 Dランド:遊乃&葵√その3 | 968 | 2 | 2016-11-03 | - | |
69 | 第33話 Dランド:遊乃&葵√その4 | 1005 | 4 | 2016-11-08 | - | |
66 | 第34話 Dランド:伽藍&シロ√その1 | 879 | 2 | 2016-11-25 | - | |
104 | 第35話 Dランド:伽藍&シロ√その2 | 894 | 2 | 2016-12-06 | - | |
63 | 第36話 Dランド:伽藍&シロ√その3 | 936 | 2 | 2016-12-14 | - | |
78 | 第37話 Dランド:翌檜√その1 | 799 | 2 | 2016-12-25 | - | |
120 | 第38話 Dランド:翌檜√その2 | 833 | 2 | 2017-01-12 | - | |
74 | フラワリングタウン広報「アイリス」春号 | 973 | 0 | 2017-01-12 | - | |
127 | 第39話 フンキー フンキー フンキー | 1158 | 3 | 2017-01-18 | - | |
107 | 第40話 もりのようかん | 919 | 2 | 2017-01-25 | - | |
112 | 第41話 狂植物の叛乱 | 853 | 4 | 2017-02-05 | - | |
116 | 第42話 桜姫降臨 | 954 | 2 | 2017-02-13 | - | |
108 | リンク召喚について ※SSは書き続けます | 1024 | 5 | 2017-02-18 | - | |
137 | 第43話 Dragula | 1001 | 2 | 2017-02-19 | - | |
104 | 閑話休題:キャラクター紹介3 | 993 | 0 | 2017-02-23 | - | |
112 | 第44話 不穏 | 763 | 4 | 2017-03-19 | - | |
119 | 第45話 BREAK DOWN | 939 | 2 | 2017-03-21 | - | |
120 | 第46話 その少女、黒紫の竜と共に有り | 941 | 2 | 2017-03-23 | - | |
88 | 第47話 おかえり | 916 | 4 | 2017-03-26 | - | |
115 | 第48話 大切な人 | 907 | 3 | 2017-03-29 | - | |
99 | 第49話 炎 | 743 | 4 | 2017-04-28 | - | |
105 | 第50話 Find Your Way | 869 | 2 | 2017-05-17 | - | |
96 | 第51話 Force Your Way | 939 | 4 | 2017-06-17 | - | |
113 | 第52話 四人目の姫 | 1023 | 2 | 2017-07-22 | - | |
119 | 第53話 一寸先は闇 | 914 | 4 | 2017-07-25 | - | |
104 | 第54話 月夜に咲く姫 | 826 | 4 | 2017-08-22 | - | |
139 | 第55話 OVERLAP | 954 | 0 | 2017-09-16 | - | |
123 | 第56話 幽雅に咲かせ、紫毒の華 | 781 | 5 | 2017-09-21 | - | |
102 | 第57話 帰る場所 | 874 | 4 | 2017-10-01 | - | |
134 | 閑話休題:キャラクター紹介4&作者の呟き | 980 | 0 | 2017-10-01 | - | |
120 | 第58話 前哨戦(△) | 846 | 5 | 2017-11-09 | - | |
126 | 第59話 混沌を制す者(△) | 1039 | 2 | 2017-11-12 | - | |
52 | 第60話 侵略者の領域 | 903 | 4 | 2018-02-20 | - | |
107 | 【報告】現状と暗い見通し【更新できねぇ】 | 1129 | 0 | 2018-05-31 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
そして帝の圧倒的ソリティア・・・次元帝の頃に戻りたい...(涙目)
そして葵さんが仲間に! 次回の活躍も見逃せないですね~ (2016-01-27 18:07)
私もあのキモさは好きなんですけど……ソリッドビジョンで目の前に現れるとしたらねぇ。
帝は変わってしまったんや……もうあの頃の帝はいないんや……
葵さんは頼りになりますからこの後が楽しみですなぁ(`・ω・´) (2016-01-27 18:16)
ソリッドビジョンシステムは…女性モンスターのガールズバー出来ないかな…? (2016-01-27 19:08)
わずかに残っているかもしれない可能性を叩き潰す絶望……忘れて頃にやって来るライザーさんは本当に鬼畜そのものですなぁ。葵さんはパワーで相手を押さえつける型なのでそうとも取れるかもしれませんな。
ソリッドビジョンシステムが実装化されたら……わっちは荒野の女戦士さんにいいことしてもらいたいですなぁ。ムーンライト・パンサー・ダンサーさんもいいですなぁ(鼻血
(2016-01-27 19:35)
あぁ、ソリットビジョンで質量をもったワームと戯れt(ry (2016-01-27 22:25)
最初に当たった時に私は荒野の女戦士さんを寝取られました ほんとひで(´・ω・`)
ワーム……ニードルワームかな?(メタモルポット1ターンキル感)
(爬虫類ワームって実はあんまり触ったことないからよくわからない……) (2016-01-27 22:39)
一ヶ所ミスが見つかりました
すぐには直せないので午後には直す予定ですが、それまで間違い探しでもやってみてください (2016-01-28 07:42)