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HOME > 遊戯王SS一覧 > 遊戯王グリードロード > 4:鉄の怪物

遊戯王グリードロード/4:鉄の怪物 作:ほーがん

遊戯王グリードロード第4話「鉄の怪物」



「僕はスケール2の《建設戦機グレートクレーン(☆4/地/機械/ペンデュラム/2000・1000)》とスケール7の《建設戦機ミキシングマスター(☆4/地/機械/ペンデュラム/2300・100)》でペンデュラムスケールをセッティング!!!」

リング上に浮かび上がるPENDULUMの文字。令のフィールドを挟むように光の柱が並んだ。

「まさか、これって・・・!!」

遊輝は思わずたじろぐ。

「はははっ!!これでレベル3から6までのモンスターが同時に召喚可能になった!!人に創られしもの達よ!!その強大なる破壊の前にひれ伏すが良い!!これが全てを砕き貫く螺旋の力!!ペンデュラム召喚!!」

欲望の象徴。令の前についにその姿を現す。

「現れろ!!《G・XVII(グリード・セブンティーン):殲滅戦機シールドパニッシャー(☆6/地/機械/ペンデュラム/2800・0)》!!!」

光の柱の中間から降り立ったそのモンスター。両腕に巨大なシールドドリルを備えた鉄の怪物は、怒号を上げフィールドを威圧した。



その頃、D・ムーブメント技術管制室。

「青葉主任!第1デュエルリングにて、強い召喚反応を確認しました!」

モニターの前でそう報告した部下に、その男、青葉は言う。

「召喚パターンは?」

その言葉を受け、部下の男は急いで解析結果を表示した。

「召喚パターン、”P”!ペンデュラムです!!」

表示された「P」の文字を見た青葉は、部下に背を向け歩き出した。

「・・・少し席を外す。何か変わった事があれば、私に逐一報告しろ。」

「了解しました!」


管制室を後にした青葉は呟いた。

「あの力を野放しにしておく訳には行かない・・・。」



そして、第1デュエルリング。

『ヒャーハッハ!!来たぜぇ!!Gのカードがよォ!!』

興奮した声でグリードが叫ぶ。遊輝は歯を食いしばった。

「マジかよ・・・!」

令は高笑いしながら言う。

「あははは!!これが僕の力だ!!凄い・・・凄いぞ!!これがペンデュラムの力・・・!!!」


突如として現れた未知の召喚法に、観衆がざわつく。

「な、なんだよこれ・・・。こんな召喚法があるのかよ・・・。」

驚きを隠せない陽介。藍梨はしゃがみ込んで震える。

「いや・・・たすけて・・・。」

鉄の怪物を従えた令は叫んだ。

「さぁ、覚悟しろ!!僕は《G・XVII:殲滅戦機シールドパニッシャー》の効果発動!!このカード1枚のみがペンデュラム召喚に成功した時、このカードの攻撃力は1200アップする!!」

「な、なんだって!?」

驚愕する遊輝。シールドパニッシャーは両腕のドリルを回転させ火花を散らしながら叫んだ。

「ふはは!!これでシールドパニッシャーの攻撃力は4000!!(ATK2800→4000)全てを蹴散らせ!!バトルだ!!」

鉄の怪物はドリルを構える。しかし、遊輝はすかさず声を上げた。

「バトル前に俺は永続罠カード、《吹雪の幻惑》を発動!」

遊輝の場に伏せられていたカードが開く。

「このカードは自分のライフポイントが1000以下の場合に発動できる!墓地から「ブリザード」モンスター1体を除外する事で、このターン相手はバトルフェイズを行えない!」

その言葉に令は苦い顔をする。

「ちっ、そんなカードを伏せていたのか・・・。」

墓地より迫り出したカードを、遊輝は令に見せた。

「俺は墓地の《ブリザード・ウィッチ》を除外!これで、このターンにバトルはできない!」

令は残念そうに言った。

「《G・XVII:殲滅戦機シールドパニッシャー》が存在する限り、僕は他のモンスターを召喚・特殊召喚できず、カードもセットできない。・・・なんとかこのターンは凌いだようだけど、もう君の墓地に「ブリザード」モンスターは居ない。次のターン、倒せるものなら倒してみてよ、このシールドパニッシャーをね!!僕はターンエンド!!」

遊輝は鉄の怪物を睨んだ。そして、がっくりと肩を落とし溜め息を付く。

「はぁ〜・・・。どうすんだよ、あれ。攻撃力4000って・・・。」

『へっ、この程度で音を上げんのか?やっぱりてめぇは雑魚だな!』

グリードの言葉に遊輝がぼやく。

「うるせぇ!だったらお前がやれっての。」

『だから、出来るならとっくにやってるつーの!!ったく、ほら勝つぞ!ドローしやがれ!』

その言葉に従い、遊輝はデッキに手を伸ばした。

「俺のターン、ドロー!」

ドローしたカードを確認して、遊輝は驚きの声を上げた。

「はぁ!?なんだこのカード!?」

横から覗いたグリードは笑った。

『ははぁ!!それもてめぇの欲望の一つってこったな!!さぁ、さっさとそいつを使いな!!いいか、セットすんじゃねぇぞ!?』

笑うグリードを横目で見ながら、遊輝は渋々そのカードをフィールドに出した。

「な、なんでだよ!?手札にある《ブリザード・ソルジャー》とか出せば良いだろ!?」

遊輝の訴えを気にも留めず、グリードは顎で指図する。

「わ、わーったよ・・・。お、俺は手札から《ブリザード・ヨージョ(☆1/水/天使/ペンデュラム/0・0)》を召喚・・・。」


フィールドに現れたのは左右に結った青い髪をなびかせ、ランドセルを背負った小柄な少女のモンスター。そのモンスターはフィールドに降り立つと、ニコッと笑って周りの人々に手を振った。


そのモンスターを見た陽介は怪訝な顔で呟く。

「ゆ、遊輝・・・。ああいうのが趣味だったのか・・・。」

その声を耳にした遊輝はリングの下の陽介に向かって叫ぶ。

「だっ、ちげーよ!!その、色々事情があんだよ!!」

そのモンスターを見た令は、怒りの声を上げた。

「じ、自分の趣味でデッキに入れた弱小モンスターを場に出すとは・・・。僕を馬鹿にしてるのか!!!」

「だから、違うっての!!はぁ・・・こんな所、藍梨の奴に見られたりしたら・・・」

恐る恐る、遊輝は藍梨に目を向けた。しかし、そこには遊輝の予想とは違う姿の藍梨が居た。

「・・・こわい・・・こわいよ・・・。」

「あ、藍梨・・・。一体、どうして・・・。」

藍梨の視線の先。そこには、鉄の怪物シールドパニッシャーが佇んでいた。

「・・・なんか、分かんねぇけどさ。」

『ん、なんだよ?』

シールドパニッシャーを見上げ、遊輝は静かに、しかし力強く言った。

「あいつ見てると、すげぇムカついて来た。」

『へっ、素直じゃねぇな・・・。まぁ、いい。これで準備は整った。後は奴がうまく乗っかるのを待つだけだ。』

グリードが呟く。その思惑を感じ取ったかのように遊輝は笑うと、令に向かって告げた。

「俺はこれでターンエンドだ!」


令は額に青筋を浮かべて叫ぶ。

「この、この僕を馬鹿にするとは・・・許さない!!許さないぞ、氷河優輝!!叩き潰してくれる!!僕の、ペンデュラムの力で!!!僕のターン!!!」

勢いよくドローする令。そして、その直後に言い放った。

「このターンのスタンバイフェイズに《G・XVII:殲滅戦機シールドパニッシャー》の効果発動!!お互いの魔法・罠ゾーンのカードを全て破壊する!!」

高速回転するシールドドリルによる風圧が、遊輝の罠カードを吹き飛ばす。

「そして、この効果で破壊したカード1枚につき、《G・XVII:殲滅戦機シールドパニッシャー》の攻撃力は500アップする!!(ATK4000→4500)」

令は遊輝のフィールドに立つ青髪の少女を指差し、叫んだ。

「これでもう、君を守るカードは無くなった!!バトル!!シールドパニッシャーよ、そのふざけたモンスターを消し飛ばせ!!!」

進撃する鉄の怪物。しかし、それを待っていたかのように青髪の少女は不敵に笑った。

『待ってぜ・・・その攻撃を!!』

グリードの言葉に合わせるように、遊輝は言った。

「この瞬間、《ブリザード・ヨージョ》の効果発動!!攻撃表示のこのカードが相手モンスターから攻撃を受けた時、その戦闘で発生する自分へのダメージは0になる!!」

令は構わずに攻撃を続ける。

「だが、破壊までは防げまい!!消えろ!!」

迫るシールドドリルは少女の身体を弾き飛ばした。

「くっ、《ブリザード・ヨージョ》の効果はまだ続く!!そのバトルの終了時に、このモンスターを破壊した相手モンスター以下の攻撃力を持つ、「ブリザード」と名の付くペンデュラムモンスター1体をデッキから手札に加える!!」

「何っ!?」

デッキから迫り出したカード。遊輝はそれを令に見せつけた。

「俺がデッキから手札に加えるのは・・・《G・XXVIII:ブリザード・クルセイダー》!!」

そのカードを見た令は驚愕する。

「な、なんだと!!それは、Gのカード!!!」

遊輝は笑って言う。

「確か、シールドパニッシャーが居る限り、お前はカードのセットもモンスターの召喚もできないんだよな?」

令は苦い顔をした。

「ぐっ・・・。僕はこれでターンエンドだ・・・。」



第1デュエルリングに近づく、一人の男。その男、式上青葉は鋭い目でフィールドを見つめた。

「あれが召喚反応の正体か・・・。」



遊輝はデッキに手を伸ばした。

「待ってろよ、藍梨。今、あの木偶の坊をぶっ倒してやるから・・・!俺のターン、ドロー!!」

グリードは高笑いしながら叫ぶ。

『さぁ、ショータイムと行こうぜェ!!』

手札から2枚のカードを取り出した遊輝は、それを掲げて言った。

「俺はスケール1の《ブリザード・ソルジャー(☆4/水/戦士/ペンデュラム/1800・1400)》とスケール8の《ブリザード・ソードマン(☆3/水/戦士/ペンデュラム/1600・200)》で、ペンデュラムスケールをセッティング!!」

PENDULUMの文字が浮かび上がる。2体の氷の戦士は光の柱となり、フィールドを挟み込んだ。

『これでレベル2から7までのモンスターが同時に召喚可能となった!!!』

「吹雪纏いし凍てつく騎士よ!!十字の剣をその身に背負い、我が勝利への道筋となれ!!ペンデュラム召喚!!」

柱の中間から、閃光と共に現れるのは、吹雪の剣聖。


「現れ出でよ!!《G・XXVIII(グリード・トゥエンティエイト):ブリザード・クルセイダー(☆7/水/戦士/ペンデュラム/2500・2000)》!!!」

十字架を象った剣を背負い、氷の騎士は冷気を振り撒きながら遊輝の前に出現する。

焦る表情をしながらも、令は笑い、汗を拭った。

「ふっ、Gのカードというから何が来るかと思えば攻撃力2500か・・・僕のシールドパニッシャーの敵じゃない!」

しかし、遊輝は得意げに言った。

「それはどうかな?俺は《G・XXVIII:ブリザード・クルセイダー》の効果発動!このカードのペンデュラム召喚に成功した時、デッキから1枚ドローする!」

ドローしたカードを確認した遊輝は、”またか”と言う表情した。

「また俺の知らないカードかよ!」

『おっ、いいのを引いたな!!ぶちかましてやれよ!!』

グリードの言葉通り、遊輝はそのカードをフィールドに出した。

「へっ、分かってるっての!俺は魔法カード《グリード・シフトアップ》を発動!このカードは自分フィールドの「G(グリード)」と名の付くペンデュラムモンスター1体をデッキに戻して発動できる!俺は《G・XXVIII:ブリザード・クルセイダー》を戻す!」

フィールドから氷の騎士が消える。遊輝は言葉を続けた。

「そして、戻したモンスターよりレベルの1つ高い「G」をデッキから特殊召喚する!!来い、俺の新たな力!!」

令は困惑した。

「な、なんだ!?何が来る!?」

デッキから迫り出したカードを、遊輝は勢い良くセットした。

「出でよ!《G・XXXV(グリード・サーティーシックス):シザーハンド・ソルジャー(☆8/闇/戦士/ペンデュラム/3000・1000)》!!」

指先に鋭い刃を携えた戦士は、フィールドを踏み砕くように躍り出た。

「新たなGのカードだって・・・!!な、なんなんだ君は!!」

「さぁな!俺は《G・XXXV:シザーハンド・ソルジャー》の効果発動!!1ターンに1度、このカード以外のフィールドのレベル8以下のモンスターを全て破壊できる!!」

その言葉に令は驚愕する。

「そ、そんな!!」

「砕けろ!!『ナイトメア・フルエッジ』!!」

振りかざされる刃。そこから発生した斬撃の波はフィールド全体に広がり、鉄の怪物を吹き飛ばした。

「ぼ、僕のシールドパニッシャーが・・・!!!」

動揺する令。遊輝はお構いなしに令を指差した。

『へっ、決まったな。』

「バトルだ!!《G・XXXV:シザーハンド・ソルジャー》でダイレクトアタック!!」

罪深き刃持つ戦士は、その手を構える。

「ああ・・・!!そんな、この僕が・・・!!鹿島令であるこの僕が・・・!!!」


「スクリュー・シザー・ブレイク!!!」

高速回転する刃は、巨大な竜巻となって令のフィールドを突き抜けた。


「うわあああっ!!!(LP3000→0)」



『勝者:氷河優輝』



倒れ込む令。すかさずグリードは手をかざし、Gのカードを回収した。

『これで3枚目か・・・!!面白くなって来たぜ!!』

ゆっくりと身体を起こした令は不思議そうに呟く。

「あれ・・・僕は、負けた・・・のか・・?」


デュエルの終わりを見届けた青葉は、胸ポケットから取り出した端末で部下に連絡を取った。

「今のデュエルで勝利した少年の会員データを寄越せ。」


しゃがみ込んでいた藍梨は我に返ったように立ち上がった。

「あれ・・・?私・・・一体何が・・・?」

その様子を見た陽介は心配そうに声を掛ける。

「藍梨、もう平気なのか?」

「?う、うん、大丈夫。そっか、遊輝がデュエルしてて・・・それで勝ったの?」

陽介は驚きを隠せないといった顔で言う。

「ああ、遊輝が勝ったぜ。しっかし、なんだったんだ?Gのカードとか、ペンデュラムとか・・・。」

デュエルリングから降りた遊輝は二人の元へ近づいた。

「大丈夫か、藍梨!?」

焦るように駆け寄った遊輝を見て、藍梨はやや困惑した様に言う。

「うん、大丈夫だけど・・・。」

「そっか・・・。」

安堵する遊輝。その時、ハッとした顔で陽介が言った。

「そうだ、おい遊輝!なんだよあのモンスターは!」

その言葉に遊輝が焦る。

「え、あ、いや、なんの事だが・・・。」

「とぼけんなよ!あの《ブリザード・ヨージョ》とか言うモンスター、あんなん持ってたか?」

陽介の指摘に藍梨が反応する。

「え、幼女?」

バツの悪そうな顔をした遊輝は、急いで背を向けると出口に向かって走り出した。

「じゃ、じゃあ、またな!」

「ちょっと、遊輝!」

「お、おい!待てよ遊輝!」

後を追いかける陽介と藍梨。

「(俺の欲望だって・・・?あんなカードが出てくるような欲望なんて俺には・・・。)」

その時、遊輝は思い出す。あのモンスターに似た少女を。



”遊輝!早くしないとおいてっちゃうよ!”

赤いランドセルに、左右に結った青い髪。そんな姿をしていた少女など、遊輝の周りには一人しか居ない。



「・・・・っ!!」

遊輝は思わず顔を赤くした。


3人がD・ムーブメントを去った後、青葉は部下から届いた会員データを見つめていた。

「氷河遊輝・・・M・Sの生徒か。目を付けておく必要があるな。」



次回第5話「グリードって誰?」
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ター坊
そう言えば主人公がアイドルカード使っても誰もしらけないですね。不思議です。
欲望(というか、趣味?)全開のモンスターが出されるのも考えものだなぁ。 (2015-12-23 10:14)
ギガプラント
ヨージョとかいうまっすぐすぎる名前…嫌いじゃないぜ!
ストーリーやキャラクターに関連のあるカードってちょっと素敵ですよね。 (2015-12-23 17:00)

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