第21話　ラグラロクVS熱血　作：風鼠

ウルフ場：戦火を喰らう神竜　手札1　LP650
降山　場永続フューチャー・グロウ(800)　手札1（念導回路融合）LP1400

翔「うう‥勝てるかなぁ～」

大和「…翔」

翔「ん？なに番長？」

大和「…修造に電話して…来てくれるように頼めるか?」

翔「？どうして修造おじちゃん呼ぶの？」

大和「…降山が勝った時…アイツに暴れられたらさずかに降山一人じゃきついからね…」

翔「うん分かった♪電話してくる～♪」

大和(…【少佐】の話じゃ…ウルフの体には発火装置はないっと言っていたが…)

翔「(でね～♪番長が来てほしいんだって～♪え、番長？番長は番長だよ～)」

大和「(万が一あれを見せたら…トラウマになるかもしれないからな。)」


降山「…俺のターンドロー」手札1→2

ウルフ「…」

降山「…俺は…手札の「回路強化融合」を墓地に捨て…手札の「アンカーパワーフュージョン」発動。俺の墓地の「念導傀儡」モンスター3体をゲームから除外して、融合召喚を行う。俺は…「念導傀儡イント」と「念導傀儡サイコンタクトウルフ」を除外!現れよ!「念導傀儡師　ワールド・マクスウェル」」

念導傀儡師　ワールド・マクスウェル
レベル12属性地
攻撃力4000

大和(これが逆転の一手になってくれればいいが…)

降山「…そして、永続魔法「フューチャー・グロウ」の効果適応で…800ポイントアップ。それに‥「アンカーブラットフュージョン」の効果で800ポイントアップ」

念導傀儡師　ワールド・マクスウェル
攻撃力4000→4800→5600

翔「これでヤトの攻撃力大きく上回った」

大和「いや…まだ自身の効果で上がるぞ…」

降山「さらに…自身の効果で墓地の魔法カードの数×300アップする。…俺の墓地には「死者蘇生」と「回路強化融合」、「アンカーブラットフュージョン」の3枚。…900ポイントのアップだ」

攻撃力5600→6500

降山「…これで終わりだ…「マクスウェル」で…「ヤト」を攻撃。」

大和(…頼む…通ってくれ)

ウルフ「…無駄だ。」
降山＆大和「！」

ウルフ「…手札から「神竜の騎龍」を墓地に送って発動する。その攻撃を無効化する。」
降山「…くそ」

大和(想定内と言う事か。勝てるチャンスが…だがマクスウェルがいる限り、ウルフも手が出せないはず。)

ウルフ「…そして…相手フィールド上1枚を…ゲームから除外する。…俺はマクスウェルをゲームから除外する。」

大和「!」

ウルフ「…これでお前の負けだ。」

ターンプレイヤー降山→ウルフ

ウルフ「…俺のターンドロー」手札0→1

降山「…」

ウルフ「…俺は、魔法カード「神竜に捧げし供物」を発動…。俺のデッキから5体まで「神竜」モンスターを墓地に送る。…俺は2体の「神竜の騎士」、「炎葬の神龍」3体を墓地に送る‥」

ウルフ「…そして…「戦火を喰らう神竜ヤト」の隠された効果を発動!自分の墓地のドラゴン族モンスター5体をゲームから除外して…相手フィールド上、手札、デッキ、エキストラデッキのすべてのモンスターを全て墓地に送る。」

降山「なん‥だと」

ウルフ「…終れ「命断ツ黄泉之劫火」」

降山「…」

ウルフ「…止めだ。「戦火を喰らう神竜　ヤト」で直接攻撃！」

降山「ぐああ」LP650→0

大和(これが…3龍の力…神竜の力‥なのか。)

修造「はぁ‥はぁ‥大和、待たせた」

大和「…修造、すまないね。応援に来てもらって…」

修造「相手は赤い竜だと聞いている。降山くんがデュエルしていると聞いたが」

大和「ああ…だが…結果は…」

降山「・・・・くそ…」LP０

ウルフ「…次はお前の番だ…霊川大和…」

大和「…いいだろう。…」

修造「いや…俺が相手だ!」

修造が俺の前に立ち、ラグラロクの青年に指を刺し、大声で叫ぶ。

大和「修造…」

修造「…お前は働き過ぎだ。たまには休め。」

ウルフ「…」

修造「友と降山君の為、俺の血潮が！魂が!君を倒せと真っ赤に燃える!」

ウルフ「デュエル」

修造「うぉおお～!!熱血だ！俺～！」

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遊矢「あれは…デュエルじゃ…」

俺は、トバルカインとのデュエルを終え、デュエル内容やトバルカインさんが残した言葉を振り返りつつ塾に向かい歩いていた。

権現坂「遊矢!大変だ！」

遊矢「権現坂?!」

権現坂が、下駄の音を鳴り響かせ俺に近づいてくる

遊矢「ど、どうかしたのか?!権現坂」

権現坂「あぁ、先ほど塾に念導学塾がラグラロクの主力が1名来ているとの連絡が入ったのだ。」

遊矢「なんだって?!だれがデュエルを」

権現坂「ああ。連絡が入った時点では降山がデュエルしているらしいが…」

遊矢「(もし降山が勝ったら…その人が…)」

博士「燃えて消えてしまうかもしれない…」

遊矢＆権現坂「!」

俺の背後にいつの間にか軍服の初老の人が立っていた

遊矢「…!まさか、ラグラロクの!」

権現坂「…なんだと?!」

博士「ふふ…その通り…察しが早くていいですな」

権現坂「遊矢、さきに念導学塾に行け!ここは俺がとめておく！」

遊矢「あ、ああ分かった‥！」

権現坂にその場を託し、念導学塾へと向かう

博士「…良い友情ですな…だからこそ壊したくなる」

権現坂「壊させはせぬ。男権現坂、この絆守り通させてもらう！」

博士＆権現坂「デュエル!」



アンカーブラットフュージョン
通常魔法カード
「アンカーパワーフュージョン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):手札の「融合」魔法カード1枚を墓地に送り発動できる。融合モンスター1体を選択し、選択したモンスターの「念導傀儡」モンスターを自分のデッキ又は手札、墓地をゲームから除外する事で、融合召喚扱いで選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は800ポイントアップする。