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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第1話 エクシーズモンスター

第1話 エクシーズモンスター 作:こんにゃく

「うぉぉぉ!」

もうスピードで道を駆け抜ける1人少年がいた。彼の名はユート、今年で11歳になる少年。
そんな彼は今学校に遅刻をしようとしていた、時計を見ると8時26分、学校は8時30分から開始であった。

「ハァここをハァ・・・こうやって抜ければショートカットだ」

ドンッと前方にあった壁をよじ登るそしてそのまま人の家の庭であろう場所を突っ切った。

・・・

キーンコーンカーンコーン

「はい、じゃあ授業を・・・」

ガラッ 先生がそう言いかけた時教室の後方から扉の開く音が聞こえた。

「お・・・お早うございます」
「ユート君また遅刻かね?何度目ですかまったく・・・そんなことばかりしていると今日の中等生とのデュエルは無しにしますよ?」
「そっそれだけは待ってください!」

ザワザワザワと周りの生徒達が笑いと話し声で溢れ変える。

「はーい、おまえら静かにぃ今日は・・・」

ギィと椅子を引きユートは自分の席に付きふと隣を見た。

「瑠璃お早う」

瑠璃と呼ばれた少女はお早うと軽く答えた後

「何遅刻してるの?今日はあんたが楽しみにしてたデュエルじゃない」
「ハハハ実はさ楽しみすぎてデッキを昨日の夜ずっと考えてたんだそしたら寝坊しちゃって・・・」
「・・・フフッユートらしいね・・・あっ」

そこで瑠璃はあることに気づいた

「それ・・・」
「あぁこれか?お前からもらったネクタイだ、着けてみたんだありがとうな瑠璃」
「うん///」
「ユート君聞いてますか?」

先生のこの一言で瑠璃に体を向けていたユートの体は先生に向いた。

「いいですか?ユート君今日君はこのクラスの代表としてこの後中等生とデュエルしてもらうのですよ?ちゃんと説明を聞くようにしてください」

そう先生が言うと、教室の一番前に座る1人の少年が立ち上がった

「先生いいんですか?ユートなんかであいつモンスターエクシーズもってないですよ?それに」

と間を置かずにそして自信満々に彼はこう続けた

「この僕、次元優越郎の方が強いですし何よりモンスターエクシーズを持っていますよ?」
「なんだと!」

ガタッと立ち上がり怒りを抑えられなくなったユートは大声をあげた

「本当のことではないですか、確かに君は強いですが僕に1度も勝ったことはない・・・ですよね?」
「っ・・・」

彼の言っていることは正しかったユートは彼に1度も勝ったことはない。だが

「だったら今すぐ俺とデュエルしろ!それで次元が勝ったら中等生とのデュエルはお前にくれてやる」
「ほう?」
「ちょっと、あんた達やめなさいよ!勝手なこといってないで」
「いいでしょう」

瑠璃が止めに入ろうとした時、ふいに先生がいった

「先生!?」

瑠璃が驚いていると

「1時間目の授業を変更しユート君対優越朗君のデュエルに変更します」
「えぇ~!?」

瑠璃の声が空しく響くのであった。

・・・

校庭に集まった生徒達の中に彼女はいた

「まったくユートのバカ・・・」

瑠璃はユートのすぐ頭に血が上る性格に呆れていた。

「ねぇユート君と次元君どっちが勝つと思う?」
「えぇ~?それは次元君でしょだってモンスターエクシーズももってるでしょ?」
「だよねぇ~」

瑠璃の周りの女子生徒達はどっちが勝つかを予想しているようだった。
瑠璃は確かにと、女子達の会話に賛同していた。

(確かにユートと次元だとユートは1度も勝ったことはないしモンスターエクシーズももってない・・・ユート・・・)

生徒達の視線を一気に受ける二人の生徒

「恨みっこなしの真剣勝負だ」
「えぇもちろんです」

二人の会話の終わりと同時に先生が告げた

「ライフは4000、先行ドローは無し。ソリッドビジョン展開!!」
「「デュエル!!」」

ユートと次元お互いの声が重なった。

「僕のターンからいかせてもらいますよ?」
「勝手にしろ」
「では、僕のターン!・・・うーんそうですねぇ・・・僕は
手札から『次元の尖兵』を召喚!」手札4

次元の尖兵 攻撃力500 レベル2

「じゃあ、僕はターンエンドさぁ君のターンだよ?ユート君」
「わかってるよ、俺のターンドロー!!俺は手札から『幻影騎士団ダスティ・ローブ』を召喚」手札5

ダスティ・ローブ 攻撃力800 レベル3

「ほう、尖兵より攻撃力の高いモンスターですか」
「やった!これでユートのモンスターで次元のモンスターを倒せるじゃない!」
「まだだ!俺は手札の『幻影騎士団サイレント・ブーツ』のモンスター効果発動!自
分フィールドに幻影騎士団モンスターが存在する時特殊召喚できる!」手札4

サイレント・ブーツ 攻撃力200 レベル3

「ウヒヒ、なにをするかと思えば攻撃力200のモンスターねぇ、レベルは3同士
だからモンスターエクシーズさえもってればねぇw」
「っ!!・・・ダスティ・ローブのモンスター効果発動!このモンスターを守備
表示にすることで自分フィールドの幻影騎士団モンスターの攻撃力を800上げる!」

サイレント・ブーツ 攻撃力1000 ダスティ・ローブ 守備力1000

カン☆コーン
「バトルだ!サイレント・ブーツで次元の尖兵を攻撃!!」

サイレント・ブーツ攻撃力1000→次元の尖兵攻撃力500

「ッ」4000→3500

「よし!」
「やったぁ!ユートのモンスターが次元のモンスターを倒した!」

瑠璃とユートが喜んでいると次元は不適な笑みを溢した

「次元の尖兵のモンスター効果発動」
「!?なに!」
「次元の尖兵が戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキからこいつ
と同名カードを2体特殊召喚する」

次元の尖兵×2 攻撃力500

「僕がただ単にこいつを出すわけないだろ?ユート君?」
「・・・俺はカードを1枚伏せてターンエンドこの時、サイレント・ブーツの攻撃力はもとに戻る」

サイレント・ブーツ 攻撃力200


「それじゃ僕のターンだね?ドロー!僕はフィールド
次元の尖兵2体でオーバーレイ!!次元の裂け目より現れし手腕よ
その力を全てに注ぎ込め!エクシーズ召喚!ランク2『次元の巨腕』」手札5

次元の巨腕 ランク2 攻撃力1000

「モンスターエクシーズ・・・」
「次元の巨腕のモンスター効果!オーバーレイユニットを一つ使い手札のレベル5の次元モンスター1体をリリースなしで召喚できる、手札から『次元の巨人』を召喚!」手札4

次元の巨人 レベル5 攻撃力2500

「さらに手札から『次元出兵』を発動!このカードは自分フィールドに次元モンスターが存在する時手札を1枚墓地に送ることでこのターン2回の召喚を行えるそしてフィールドの次元の巨腕の効果により手札からレベル5の次元モンスターをリリースなしで召喚!」手札1

次元の巨人 レベル5 攻撃力2500

「嘘・・・これで次元のフィールドにはモンスターが3体それに上級モンスターまで・・・ユート!」
「くっ」

ユートに対し次元は嘲笑した

「ユート君これが君と僕との差、おとなしくサレンダーをして・・・」
「俺はまだあきらめない」

その言葉を聞き次元は無慈悲にも言葉を続けた

「そう・・・じゃあ僕は次元の巨人でサイレント・ブーツを攻撃!」

次元の巨人 攻撃力2500→サイレント・ブーツ 攻撃力200

「うぐぁぁぁ!!」ライフ4000→1700
「もう一度だ!もう1体の巨人でダスティ・ローブを攻撃!」

次元の巨人 攻撃力2500→ ダスティ・ローブ 守備力1000

「次元の巨人は守備表示モンスターを攻撃した時貫通ダメージを与える!」

ライフ1700→200

「これで終わりだ!ユート!!次元の巨腕でダイレクトアタック!」

スガァァン

ダイレクトアタックにより奮迅が上がる、ユートの姿は見えなくなった

「ユートォォ!」

瑠璃の叫び声が木霊する・・・その時

「なに!?」

煙の中に人影があった、その影は確かに二本の足で立っていた

「俺は罠カード『幻影再戦(ファントムリベンジ)』を発動していた。このカードはこのターンに破壊されたレベル3幻影騎士団モンスターを可能な限り特殊召喚する、そして特殊召喚されたモンスターはすべて4になる」
「くっ」
「そして幻影騎士団ダスティ・ローブ、サイレント・ブーツの守備力は次元の巨腕よりも高いよって戦闘で破壊されない」
「・・・僕はカードを1枚伏せてターンエンド・・・首の皮1枚ってところですねぇ、これからどうするつもりですか?」手札0

ユートは焦っていた、自分に勝ち目は有るのだろうか?しかしここであのカードを引けば・・・と

「俺のターン!ドロー!!!」手札4

!!来た!ユートが引いたカードそれは

(ダークリベリオンドラゴン・・・このモンスターをアドバイス召喚すれば勝てるかもしれない・・・!!)

しかしここで次元はニヤリとわらった

「罠カード発動『制限空間』、このカードは自分フィールドの次元モンスターのレベルよりも、高いモンスターを召喚することができない!よってレベル6以上のモンスターを召喚はできない!」
「な!?(ダークリベリオンドラゴンのレベルは・・・7)」

ユートは絶望した、まさかここまで読まれていたのか・・・と

「残念ですがあなたがモンスターエクシーズを持っていないのは知っていますからねぇ対策くらいはしていますよウヒヒw」

ユートは考えたしかし、自分の手札にあるカードでは何もできないことを知った。
このまま・・・このまま諦めてたまるか!!

キーン・・・

突如ユートのカードが光始めた、そのカードは『ダークリベリオンドラゴン』

fin





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