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グレファーの通勤 作:フッキー

満員電車に揺られ俺は会社に向かう。
かつては何かドラゴンと心を通わせたり色々あったが
今はしがないサラリーマンである。

次の駅へ発車する時に電車が強く揺れることを俺は知っていた。
近くのつり革を探し「ギュッ」と握る。

(…柔らかい?)
そこにはプラスティックではない温かい感触があった…。


俺が握ったのは人の手だった。
忘れるはずもない思い焦がれた人……。


「異次元の女戦士さんっ!!」


車内全部に響き渡るような大声で俺は叫んでいた。

彼女は頭を上げる俺の存在に気づく。
そして、小さくため息をついたあとに
ぷいっとそっぽを向いた。

いや向いたのは男の方だ。
やけに密着している。親密な男性のようだ。
その密着している男はつぶやく。

「僕の彼女に何かようかい?」

彼女……?

頭の中でそれを理解した時。
俺は泣いていた。

ルックスも攻撃力も効果も全て負けている。
『異次元の生還者』……。勝てるわけはない。
というか既に負けていた。


今日は働く気も失せた。
電車のドアが開くと同時に俺は外に出た。

その瞬間聞こえたのだ。

「俺と組まないか?」

レスキューでラビットな野郎がそこにはいた!
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テストフッキー
コメントしてみるよ!
(2012-12-16 00:50)
フッキー
マイポストにもコメント届くぜよ! (2012-12-16 00:50)
リッチ
オチでクッソワロタw (2012-12-20 00:37)
(2015-09-11 21:22)

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