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装霊を生む霊機樹

ぎょくまるさん の作成したオリジナルカードです。


装霊を生む霊機樹
種類・種族 カテゴリー名
- 装霊(デバイス)
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
1000ライフポイントを払って発動できる。このカードの②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない。①:このカードはカードの効果では破壊されない。②:手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「装霊」モンスター1体を選択して手札に加える。③:メインフェイズに発動できる。自分または相手フィールド上に「霊素トークン」(天使族・光・星10・攻/守0)1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
作者 作成日時
ぎょくまるさん 2016/12/30 20:45



ぎょくまる
「デバイスのサポートカードです。
これ1枚でスヴァリン以外のデバイスの召喚サポートができます。元々このカードは作る計画外だったので噛み合わない部分が出てしまったのは残念。
また、当初はデバイスのストーリーなどは全く考えてもいなかったのですが、皆さんのテーマの素晴らしい世界観に触発されてつい私も作ってしまいました。非常に長くなっているので読み飛ばしてもらっても構いません。あまりに長かったのでコメント欄に分割して載せておきます。ストーリーの破綻などがあるかもしれませんが、興味のある方はどうぞご覧ください。」(2016-12-30 20:45)

ぎょくまる
「▼▼▼

時代は戦乱の中にあった。
人々は互いに争い、諍い、ついに殺し合いを始めるようになった。
ある者は富を求めて。ある者は名声を求めて。ある者は力を求めて。
人間たちは自らの求めるもののために他の人間を滅ぼしあっていた。そんな取るに足らない幾千幾万の人間の中に、ある男がいた。
男は時代の中で繰り返される戦争を何度も俯瞰し、経験し、熟考して気づいた。
「争うのは人間だが、実際に敵を殺すのは武器だ。しかしその武器で敵を全滅させることはできない。なぜならばそれまでに使い手である人間が敵の武器によって死ぬからだ。武器は使う人間がいなければ石ころと同じだ。だが人間はすぐに死んでしまう。ならば人間が武器を使って殺すのではなく、武器が人間のように意思を持って殺せばいずれ敵を全滅させることができるに違いない」と。」(2016-12-30 20:46)

ぎょくまる
「男は武器に人格を宿すことであらゆる戦争に必ず勝つことができると確信した。
そして男はまず武器に宿すための人格、「霊素」を作るために、北欧の神話を基にした機械仕掛けの大樹を作った。これが「霊機樹<オリジンデバイス>」である。
大樹は周囲の大地と大気のエネルギーを吸収することで、霊素を生み出すことに成功した。
しかしその肝心の霊素は触れることができず、いくつもの霊素がそのままどこかへ飛んでいってしまった。

霊機樹が生み出した霊素達は世界をさまよいつづけ、最後に一つの武器に宿った。
霊素が宿った武器は意思を持ち、本来の性能とは別に特殊な能力をも兼ね揃えていた。
これが「装霊<デバイス>」と呼ばれるものである。
しかし、男は間違っていた。
霊素を込めて意思の宿された武器であっても、それが自律して人間を殺すことはなかった。
当たり前だ。武器として生まれたのだから、人間のような欲望も悪意も大志もない。
ただ「使ってほしい」という意思に基いて、使う人間を最大限補佐するだけだった。
結局のところ、装霊さえも武器の一つでしかなく、人々は世界のあちこちに点在する装霊を使って戦争を始めた。」(2016-12-30 20:47)

ぎょくまる

装霊の威力は絶大で、人々の戦争の規模は熾烈を極めた。
特に、まるで神話のような威力を持つもののいくつかは、その伝説に因んで北欧神話の武器の名前を与えられた。
やがて激しい戦火のうちにいくつもの名もなき装霊が破壊されていき、戦争の規模は小さくなっていった。
大多数の死人を出して人々はようやく装霊の恐ろしさに気づき、それらを各地に放棄した。
だが放棄された装霊を拾って自らのものとする者もまだ存在しており、生き残った装霊は
各地を転々とした。
そして千年程が経った。」(2016-12-30 20:49)

ぎょくまる
「オカルトは信じられず、超科学のみが盲信される時代。発展した科学技術を用いて、
人々はまたもや数々の兵器を作成してしまった。世界は再び戦乱へと傾き、荒れ始めた。
そんな戦争を嫌い、恐怖し、ある国まで逃げてきた「あなた」。
「あなた」はその国のとある僻地で、巨大な樹を模した遺跡を発見した。
遺跡の中には六つの武器があった。緑色の簡素な槍、燃えるように赤い大剣、凄まじく巨大な槌、
青く透き通った盾、紫色の刀身だけの長剣、白銀に光る鋭利な片手剣。
その全ての武器が極上の芸術品を彷彿とさせるほど美しかった。
それぞれの武器は巨大な円形状の祭壇に飾られていて、その中央には巨大な柱がある。
そしてその柱の手前にある、他と比べて小さな祭壇に、黄金の腕輪があった。
「あなた」は自然と手を引かれ、その腕輪を自身の腕に装着した。
瞬間、遺跡が突如震動を始め、現地の言語の、無機的な音声が響いた。
『――――霊機樹<オリジンデバイス>、再起動しました。装霊<デバイス>の機能を解放します』
その音声の反響が終わると共に、更に周りから六つに重なった言葉――厳密には言葉はそれぞれ違ったが、
含まれた意思は全て同じだった――が響き渡った。
『あなたをマスターとして認識しました』

「あなた」は戦乱の時代に、武器と、腕輪、そしてその母体を手に入れた。
これらをどのように使うかは、「あなた」次第である。

▲▲▲」(2016-12-30 20:50)


「初の装霊サポートカードで、第一弾はフィールド魔法。発動にライフコストが掛かるものの効果はどれも優秀。
①の破壊耐性で通常の除去だけでなく張り替えによる破壊も耐え抜き、②のサーチは言わずもがな強力で扱い辛い神殺しも対重量級の性能を遺憾なく発揮出来ますねぇ。
③の効果は一見神殺しと相性が良く見えますが、トークンに対してパンチしてもあまり意味が無いため、ミョルニールの数調整やグラムの展開に利用する形が理想かな。

設定はかなり細かく面白いですね。1度太古の大戦争を経た所謂古代超兵器であった装霊。このカテゴリを扱う者が「あなた」で、今後のカードによりその動向が判明するのかな?
何にしても黄金の腕輪は気になりますねぇ。」(2016-12-30 22:05)

ぎょくまる
「係さんコメントありがとうございます!
見返してみてもあまりに長く書きすぎたかなと思いすこし恐縮しました。
面白いと言っていただけてとても嬉しいです!「あなた」はこのカテゴリを扱う者、まさにその通りです。
実を言うと「あなた」のストーリーはありません。デバイスをどう使うのかは「あなた」次第なので、全てを手に入れたものとして自分を想像してみてください。人によってどうするかは全く異なると思います。
しかしこれでデバイスのストーリーが終わりというわけではありません。男は結局どうなったのか、それを最後に説明して終わりとなります。
次に投稿する黄金の腕輪の、その次のカードでデバイスシリーズは終了です。」(2016-12-30 22:28)

ター坊
「ストーリーの深さがスゴい!
…なんか自分の狂ったぶっ飛び武器カテゴリを思い出しますね。
サポートのフィールド魔法で、手札入れ替えやトークン生成など動きを滑らかにしてくれそうです。」(2016-12-30 23:42)

ぎょくまる
「ター坊さんコメントありがとうございます!
ちゃんとしたストーリーになってよかったです。こういった書き物をするのは初めてなので・・・
②のサーチ効果はもちろん、③のトークン生成もデバイス召喚に繋げられますし、1ターンに1度の壁としても機能するので結構便利です。」(2016-12-31 00:31)

ランペル
「装霊はある男の野望によって生まれたわけですか。武器が人を殺すが、その武器を使う人がすぐやられてしまう…なら武器に意志を持たせて戦わせれば最強!ということで武器へ宿す霊素を作り出すが、ふわぁ~と飛んで行った結果最終的に1つの武器に宿り装霊へとなりましたね。しかしながら、男が思っていたのとは違い武器として使ってほしいという意思を持った武器が生まれ、その武器は使用者を最大限にサポートするというものに。
その装霊は実際に使われ猛威を振るいそのうちの特にやばいのが神話レベルだ!ということで北欧神話の名をもらった装霊。その恐ろしさから手放すものがいるが、それを使うものもまだまだいるということで各地を転々としていて1000年。
そしてその装霊と出会ったあなたが、黄金の腕輪を身に着けその6つの神器とも呼べる装霊たちのマスターに認識されて、その武器をどのように使うかがそのあなたによって左右されるわけですね。
装霊を手に入れる時の盛り上がりがやばいですね!6体の武器も会話できそうな雰囲気なので楽しそうな会話しながら様々な戦いを使用者に繰り広げていただきたいですね。
それぞれが単品でも機能する装霊がサポートカードによって1人の使用者のもとに集まってくるとストーリーとカードの合わせ方が非常にうまいですね。まずは発動に1000コストがかかり、カード効果では破壊されない耐性があるので、ちょっとやそっとじゃ除去されませんね。効果は手札1枚をコストにデッキから装霊がサーチできると強力ですね。状況に合わせた装霊を呼べるのはやはり便利です。互いのメインフェイズには自分か相手のフィールドに霊素トークンを生成できるとこちらも強力ですね。ふわぁとノーコストで相手ターンにも使えるのでいざという時は壁になれるので便利ですね。
黄金の腕輪がどうなるのか気になりますね。みなさんホントにストーリーを作るのがうまいんですよね。話に引き込まれてしまいますw。」(2016-12-31 01:10)

ぎょくまる
「ランペルさんコメントありがとうございます!
ストーリーを細かく読み取っていただいて本当に嬉しいです。ありがとうございます。
装霊はいわゆる喋る武器です。生まれてから特殊な力を持った武器として戦場で得た経験や知識を持っており、それを生かして使用者をサポートします。
自我はもちろんあり、性格もそれぞれの装霊で異なります。しかしながら彼らに人間のような欲はなく、あくまで道具の域をでません。
でもランペルさんの言うような楽しげな会話はおそらくできると思います。想像するとなかなかににぎやかそうでワクワクしますね。」(2016-12-31 01:47)


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